日本の高度成長期に販売された日本車の中で、何台か私の脳裏に焼付いている車のカラーがあります。
「車とボディ色がとセットになって記憶されている」という感じでしょうか
古い話で恐縮ですが、思いつくまま書いてみます。
日産シルビア初代(発売:1965年)→エメラルド・グリーン
販売価格が120万円。 当時の大卒の初任給が約2万円の時代だったので、100万超の車はもの凄い衝撃でした。(しかも二人乗り)
雑誌・カレンダー等に登場していたカラーは全てこれだった記憶があります。
クリスプカットと呼ばれた美しいデザインでした。
ホンダ・S800(発売:1966年)→赤
通称「S8(エスハチ)」、縦置水冷直列4気筒DOHC・後輪独立懸架! この時代でこれだけで十分凄い事かと。
これも赤以外のイメージは全くありません。
日産ブルーバード510(発売:1967年)→オレンジ
確か国産車では初めて三角窓を廃止した車だったと記憶しています。
この時代には先進的な四輪独立懸架で、ぶっ太いタイヤを履いてハの字にしている車カッコ良かったです。
トヨタ2000GT(発売:1967年)→白

007のボンドカー(007は二度死ぬ)でも有名な名車。
今見てもカッコいいですよね。 幼き頃にプラモ(白しかなかった)買いました。
ホンダN360(発売:1967年)→赤
それまで、軽自動車と言えばスバル360位しか認知されていなかった時代。
スバル360は名車ではありましたが、お世辞にも「カッコイイ」とは言えず、若々しいスタイルと赤のボディのN360は地元でも良く見かけたものです。
日産スカイラインGT-R初代(発売:1969年)→シルバー
言わずと知れた名車。 私の脳内ではこの車はシルバーです。
一度、知り合いに助手席に乗せてもらった事がありますが、そのポテンシャルは強烈でした。
それ以上に驚いたのは、ラジオ・ヒーターが付いていなかったこと。(オプション)
他のドライバーもそうしていたように、知り合いも後席に毛布を積んでいました。
三菱ギャランGTO(発売:1970年)→オリンパスオレンジ
新色であるこの色は鮮烈でした。
「オリンパスオレンジ」だったと記憶しているんですが、ググっても出てきませんね~。(間違い?)
キャッチコピーである「ヒップアップクーペ」のスタイルに夢中になった記憶があります。
マークⅡ、スカイライン、ローレル(発売:1970年~80年代頃)→白


何故時期が曖昧かというと、この時代はハードトップ車の全盛で、色はモデルにまたがって白ばかり。
今でも「無難な色」と言う事でで白の下取り価格は良いようですが、当時「塗り変えが容易なので業者も高く買ってくれる」と聞き、すっかり信じてましたが、真実は如何に?
マークⅡグランデ、ケンとメリーのスカイライン、ローレルメダリストは若者がこぞって中古車を買い、乗ってました。
竹槍マフラー付けて、ホリデーオート「OH!MY!街道レーサー」出たりw。
マツダサバンナRX-7初代(発売:1978年)→グリーン
スーパーカーブームのさなかに発売されたこの車は、当時私の中では「最も運転したい車」でした。
雑誌などで紹介されていた写真は殆どがこの色でした。
日産シルビア5代目(発売:1988年)→ライムグリーンメタリック
いや~カッコ良かったですね~、私も新車でQ'sを買いました。 シルバーですけど(笑)。
目立つ色なのでこの色にする勇気がありませんでした。
あら?この写真プラモ?w
ホンダNSX(発売:1989年)→赤

バブル景気絶頂期に発表され、1台1台の手作業製造の上、人気が集中した赤の納車待ち期間はえらい事になっていました。
以上ですが、こうやって列挙してみるとメーカーがイメージカラーとしていたものがそのまま記憶にすりこまれているケースが多いですね。
Posted at 2016/06/10 17:52:33 | |
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