
立春を過ぎると辛い季節となるのが花粉症アレルギーな方々。会社的には決算前&来期事業計画&人事評価&人事異動と多忙な時期に集中力を惑わせる鼻水季節の到来であります。昨年と比較するとスギ花粉は4倍飛翔するとも予想されており、1月中旬からアレジオンを内服しているcloud5であります💦
さて、先般点検から帰還したM5でありましたが、何故かまたまた代車生活を強いられております(/ω\)。

今回の代車はF82M4。言わずと知れた92M3の後継であり、直6-S55Bエンジンブロックの3Lツウィン・ターボから431PS/56.1kgのトルクを叩き出す’Mモデル’の象徴とも言えるモデル。代車は走行2,000km弱の本来であれば慣らし中の個体。

残念ながらMアダプティブサスでもなく、コンペティション・PKGでもない普通のM-DCT。それでも素のM4の感触を味わうには全く問題のないコンディションである。
前提としてF10M5目線からの印象なので、視点が諸兄と異なる点はご容赦願いたい。
先ず、当たり前なのだろうが2ドアが故に乗り込むにしてもドアが長くてシートに座り込むにも4ドアモデルに慣れているとちょっと面倒。ましてや降車時にはついついドアの内側にシューズの爪先を当てて汚してしまったりもする。そんな些細な事はさておき、シートに身を沈めたポジションはどうか。
2014年にデビューした際も試乗はしていたが、今回は動力性能だけでなくコンフォート性も意識してみると細かい点も目に入ってくる。
座った瞬間に感じるのは6シリ同様、アイポイントが3、5と比べると若干低い点だ。ここは走っている時にシャシーとの一体感を感じられるはずであるので○。しかし座面のクッションはラグジュアリーセダンの5シリと比べるとやや薄く、サイドサポートも含めて包まれ感は劣るものがある。シートの上下前後及びサイドサポート&ランバーサポート調整の次にドライバーがセットするのはステアリングの位置合わせであるが、上下は出来ても前後調整は出来ない。ステアリング上部に両腕を合わせるとアクセル&ブレーキペダルが近く、両足の膝裏が浮いてしまう。逆に両足にシートを合わせるとステアリング上部まで腕が届かない。因みにバックシートの角度は90度近く起こして乗るタイプであるので、決して踏ん反り反っているわけではない事は付け加えておく。

さて乗り出しはどうなのか?
POWERこそM5に比べて129PSほど劣ってしまうが、車重はマイナス340kg!パワー・ウェイト・レシオは遜色なく、ノーズが軽い分だけアクセルをほんの僅か踏んだだけでスッと前に出る。
先ずはComfortモードで市街地を走ってみるとそのトルク特性はM5以上。M5も1,500rpmくらいから70kg近いトルクを過給機によって叩き出していたが、ここまでターボ車特有のトルク特性を感じなかった。NAの46、92のM3乗りの方なら尚更M4は別次元のクルマに感じるのであろうと思う。まるでM5がNAであったかのように感じるのであった。
次に首都高に入ってからSportモードにしてみる。アクセル・レスポンスがクイックになると同時にバルブ開閉付きのリアマフラーの弁がOPENになる。ドア・スピーカーから出るサウンド・コントロールとも相まって純正にして94dbを超えているだろうと思われるエグゾースト・ノートを奏でるのがちょっと気持ちいい。同乗者がいなければウィンドウをちょっと下げてエンジン回転数に呼応したサウンドをもっと楽しめたのであるが、今日のところはお預けであった。
それよりちょっと気になったのはV8ターボと比べるとアクセル戻した時にエンジン回転数がスパッと落ちないことだ。V型エンジンよりも直列エンジンの方がアクセル・レスポンスがいいと思っていたのであるが、ターボのせいなのか?....直6NAの46M3はもっと小気味良かったような気がするのであるが...。
そんなこともあってか、シフトダウンのブリッピングがSportモードであっても’バァン~ッ!’という気持ちいいサウンドを奏でてくれない。
音質はともかく、一たびアクセルを踏み込めば低回転からでもトルクでガンガン加速してくれる。
5,000rpmくらいまでの踏み込みであったのであるが、そのレスポンスは高速巡行に全く不満を感じるものではなかった。高速での車線変更もノーズが軽い分だけスッと頭が入ってくれるのでいい感じでもあった。

この日のドライブ目的は家族サービスのランチ。
天気も良かったので海辺で富士山を眺めながらまったりとした一時を過ごす。

ドライバー目線の動力性能的にはまずまずのM4ではあったが、ステアリングを握らすことのない我が家の女性陣の評価は辛辣。普段家族乗車時はM5はComfortオンリーであるが故、アダプティブ・サスでなかったM4の乗り心地はゴツゴツと突き上げ感が酷く、首都高の継ぎ目で跳ねるのでゆっくり寝て居られないそうだ(^^;。それはそれで困ったものである(^^;。
Posted at 2017/02/14 00:37:59 | |
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