謎の電源OFF
納車時から、ずっと、気になっていた事の一つでもありました。
TX20は、エンジン停止後、車両を降りて、ドアロックしても、すぐ、
電源がOFFにならない事が、ずっと気になっていました。
取り扱い説明書を読んでも、詳細説明がなく、わからずじまいの部分が、多数
ありました。
S212に乗っていた時も、似たような事がありましたので、輸入車の場合、
日本車と、作動状況が、違うのだろうとは、思いました。
しかし、どうしても、馴染まないのが、電源OFFの方法でした。
ネットで検索してみると、G01型のTX20以外にも、F型、E型の
オーナーからも、類似の疑問、類似の作動状況に、迷って、悩んでいる情報が
多数、出てきました。
電源OFFに時間がかかる
TX20に限らず、どうやら、BMW車は、走行後、エンジン停止して、一般
的な車の「エンジンキーOFF」と違い、オーディオ類の電源が、すぐ、
OFFにならない車種が多いようです。
その点、不安・不満を持っているオーナーが多い事を知りました。
自分も、同感です。
エンジン停止、OFF後、運転席のドアを開けると、オーディオ類が、停止
するのですが、それでも、まだ、電源ONで作動している機能が残り過ぎて
いる印象があります。
自分の場合、駐車場の関係で、車を降りる時に、助手席側ドアから降りる事が
多いのですが、運転席ドアを一度開けないと、オーディオ類の電源がOFFに
ならない点は、不満でした。
(車内インパネ側のボリュームつまみを長押しすると、オーディオ類を強制
停止は、可能です)
その他、電源ON、電源OFFの作動については、あまりにも、国産車や、
他車と違い過ぎて、使いにくいと感じています。
そして、ついに、驚きのメッセージが表示されました。
驚きのメッセージ
今回、8月4日(日)、車中泊2日目の朝、エラーメッセージが表示され、
ビックリしました。
「バッテリーが大幅に消耗しています」と言うメッセージが表示されました。
なぜ、「バッテリーが大幅に消耗しています」と言うメッセージが出たのか?
予想は、できました。
車中泊、自分がやっているアウトドアの趣味での利用においては、荷物の積み
下ろしなどで、頻繁に、ドアの開け閉めを行います。
TX20の場合(と言うのか、他のBMW車の多くも同じかもしれませんが)
ドアを閉めて、しばらくすると、オーディオ類、室内照明類、ACコンセント
類の電源が落ちます。
ネットで調べてみると、どうやら、8分程すると、全ての電源が落ちるよう
です。
しかし、荷物の積み下ろしの為に、ドアを開け閉めする度に、電源が立ち
上がります。
そして、電源が完全に落ちるまで、また、8分程、かかるようです。
つまり、ドア開閉の都度、電源が立ち上がり、8分程、スタンバイの状態に
なり、8分後、電源が落ちるという事のようです。
これを、何度も繰り返すために、「バッテリーが大幅に消耗しています」と
言うメッセージが出るようになったようです。
※今回、車中泊のため、現地到着後、ACコンセント
(以前のシガーライター)に接続している「ドライブ・レコーダー」の電源と、
OBDⅡに接続している、「レーダー探知機」の電源を抜きました。
ドア、リヤ・ハッチ・ゲートの開閉のたびに、これらの電装品が立ち上がり、
更に、電源OFFまで、約8分程、動き続ける事を回避するため、
バッテリー上がり防止の意味で、電源を抜いておきました。
それでも、「バッテリーが大幅に消耗しています」と言うメッセージが出たの
です。
ドアとリヤ・ハッチ・ゲート
これまで、あまり乗っていないので、認識が間違っている点があるかもしれ
ませんが、自分なりに、感じた事があります。
電源OFF状態(ドア・ロックは、していない)で、フロント・ドア、
リヤ・ドアのどれかを開けると、作動スタンバイ状態になるようです。
作動スタンバイ状態とは、一般的で言う所の「ACC(アクセサリーキー)」に
近い状態だと思います。
しかし、TX20の場合は、ドアを開けるだけで、メーターパネル類の表示も
立ち上がります。
そして、ACコンセント(以前のシガーライター)に接続している機器の電源も
立ち上がります。
自分の場合、ACコンセント(シガーライター)には、
ドライブ・レコーダーを 接続しています。
そして、OBDⅡ接続口には、レーダー探知機を接続しています。
ドアを開けるたびに、電源OFFされていた、これらが、全て、動き始めます。
オーディオは、立ち上がりません。
ただ、iDriveのダイヤルに手や物が当たってしまうと、すぐ、
オーディオが動き始めます。
オーディオを強制OFFするには、インパネ側のボリュームダイヤルの
スィッチを長押しすると、OFF出来ますが、いちいち、その操作を行うのも
面倒です。
また、助手席に置いているカバンなどの荷物を、取り出そうとするだけで、
すぐ、iDriveのダイヤルに触れてしまい、すぐ、オーディオが立ち
上がる事も多く、電源ON/OFFの動作については、大きな不満を感じて
います。
前後ドアは閉じたまま、リヤ・ハッチ・ゲートのみを開けた場合は、
車内照明などが立ち上がるものの、メーターパネルの電源立ち上がりは、
ありません。
ACコンセント(シガーライター)に接続している電装品(自分の場合は、
ドライブ・レコーダー)と、OBDⅡに接続しているレーダー探知機の電源も
立ち上がりません。
それでも、何かが立ち上がり、オールOFFになるには、しばらく時間が
かかるようです。
このように、何をやるにも、一度、ドア、又は、リヤ・ハッチゲートを開ける
たびに、システムが立ち上がってしまい、それらが、再度、オールOFFに
なるには、8分程の時間がかかる状態を、延々と繰り返すようです。
自分のように、アウトドアの趣味、車中泊に伴う、色々な食事の準備などを
行うと、頻繁に、車から、色々な小物を出して、収納して・・・を繰り返し
ます。
その都度、システム立ち上げ⇒OFFに8分・・・・を繰り返すと、
「バッテリーが大幅に消耗しています」の警告が出るのだと思います。
このメッセージは、車中泊の2度目の朝(8月4日・日曜日の朝)に、表示
されました。驚いて、あわてて、3分程、アイドリングしました。
作動状況整理
TX20の取り扱い説明書の表現と、一般的な車両の説明書で、
「表現が違う」部分がありますが、わかりやすいように、整理してみました。
ただ、これらの作動条件は、国産車、輸入車間で、車種によって
若干違う部分もあると思います。
また、車種によっては、更に、オーナーの好みによって、
若干、カスタマイズ(個別設定)が出来る車種もありますので、
これらが全てではありません。あくまで、わかりやすく、整理してみました。
一般国産車
ACC(アクセサリー・キー)=ONで作動する機能
オーディオ=ON
メーター類=起動しない(OFF)
ACコンセント(以前のシガーライター電源口)=起動しない(OFF)
パワー・ウィンドウ類=起動しない(OFF)
OBD2電源=起動しない(OFF)
ワイパー類=作動しない(OFF)
エンジンキー=ONで作動する機能
メーター類=起動(ON)
ACコンセント(以前のシガーライター電源口)=起動(ON)
パワー・ウィンドウ類=起動(ON)
OBD2電源=起動(ON)
ワイパー類=作動可能(ON)
になります。
TX20
ACC(アクセサリー・キー)=ONで作動する機能。
(※ACC=「作動スタンバイ」と取り扱い説明書で表現されている)
オーディオ=ON(ただし、iDriveのコマンドなどに触れないと作動
しない)
メーター類=起動(ON)
ACコンセント(以前のシガーライター電源口)=起動(ON)
パワー・ウィンドウ類=起動(ON)
OBD2電源=起動(ON)
ワイパー類=作動(ON)
デイライト類=起動(ON)
です。
この時点で、一般国産車の「エンジンキーON」と、ほぼ、同等の電装品が、
一気に立ち上がります。
エンジンキー=ONで作動する機能
(※エンジンキー=「走行スタンバイ」と取り扱い説明書で表現されている)
オーディオ=ON
メーター類=起動(ON)
ACコンセント(以前のシガーライター電源口)=起動(ON)
パワー・ウィンドウ類=起動(ON)
OBD2電源=起動(ON)
ワイパー類=作動可能(ON)
デイライト類=起動(ON)
と、TX20の場合は、アクセサリーキーONと、エンジンキーONの違いが
ほとんどなく、電装品は、アクセサリーキーONの状態で、
一般国産車で言う所の、エンジンキーON状態になります。
リヤ・ハッチ・ゲートのみオープンの場合
ただし、TX20の場合、リヤ・ハッチゲートのみをオープンした場合は、
若干、電装品の立ち上がり状況が違います。
オーディオ=OFF
メーター類=起動しない(OFF)
ACコンセント(以前のシガーライター電源口)=起動しない(OFF)
パワー・ウィンドウ類=不明)
OBD2電源=起動しない(OFF)
ワイパー類=不明
と言う感じです。(多少、記憶違い、勘違いがあるかもしれない)
ドアのみオープンの場合
TX20の場合、「ACC=ON(作動スタンバイ)」のボタンを押さず、
前後のドアを開けただけで、ACC=ONの状態になるようです。
ただ、ドアを開けただけでは、デイライトについては、ONにならない
ようです。(作動の再確認をしていない為、この時点では、不明)
車中泊の車内で
TX20の電源OFFがどうなっているのか?これを、室内側で確認しました。
車中泊する時は、自分が車の中にいる状態で、車内側から、ドアロックを行い
ます。
リモコン・キーでドアロックすると、車内で、人間が動くたびに、その振動を、「盗難で、車体が揺さぶられた」と、盗難防止装置が誤動作してしまう
可能性があるため、行いませんでした。
車内側の運転席ドアにある「車内からドアロックするボタン」を押して、
ドア・ロックしました。
そして、ドア・ロック後、車両が、どうなるのか?寝転がって確認しました。
時間は計測していないので、全く、わかりません。
まず、ドア・ロックすると、車内照明が消えます。
でも、まだ、車内側のシステムが、作動しているようで、ドア付近から、
「ジーーーーッ」と言う、何かが作動しているような音が聞こえ続けました。
車内のLED照明が消えても、LED照明横にある豆電球のようなオレンジ色が
点灯しています。
そして、数分すると、「ジーーーーーッ」と言う何かの大きな作動音が
消えました。
それでも、まだ、小さく、別の何かの作動音が残っています。
LED室内照明横の豆電球のようなオレンジ色の照明も、まだ、点灯したまま
です。
そのまま、しばらく待っていると、小さくなった作動音も、やっと、消え
ました。
それに伴い、LED照明横の小さいオレンジ色の豆電球も、消えました。
これで、おそらく、全てのシステムがOFFになったのだと思います。
どちらにしても、TX20に関しては、電源OFFになるまで、かなりの
時間がかかる事が、わかりました。
車内側からドアロック後
今回、車中泊の時に暑かったので、車内側からドア・ロックした後、
パワーウィンドウの窓を開けようと、窓のボタンを操作した所、
窓の開閉は可能でした。
通常なら、ドア・ロック後に、パワー・ウィンドウの窓を開けたい場合、
一旦、エンジンキーONにしないと、パワーウィンドウは、作動しませんが、
TX20の場合、車内側でドア・ロック後、パワーウィンドウは、
エンジンキー、ACCキーをONにしなくても、作動しました。
ただ、それは、8分間のシステムがオールOFFされる前のタイミングです。
システムが、オールOFFされた後に、パワーウィンドウボタンを押して、
作動するのか?は、不明です。
アウトドアに向いていない
TX20については、ドア、リヤ・ハッチゲートを頻繁に開閉するような
アウトドアの趣味に使うには、「向いていない」と言う事が、わかりました。
取り扱い説明書
納車後から感じていましたが、日本語の詳細説明が、いま一つ、足りません。
輸入車は全体的に、同じなのかもしれませんが、電源ON/OFFについて、
何度も取り扱い説明書を読んだのですが、いま一つ、理解出来ません。
裏コマンドでもあるのかもしれませんが、現状、自分の理解している範囲での
判断としては、TX20と言うのは、電源ON/OFFがわかりにくく、
無駄にバッテリーを消耗しやすい車種だと思いました。
平均燃費ダウン
~3分間アイドリング~
「バッテリーが大幅に消耗しています」のメッセージの為、一応、怖くなって
日曜日の朝、3分程、アイドリングしておきました。
そのせいで、せっかく、車載燃費計の平均燃費が、15.5km/ℓだった
のに、3分のアイドリングのせいで、15.2km/ℓに減ってしまいました。