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妥協のない匠の職人技でツルッツルになりました。


全体写真だとよくわかりませんが、


例えばココは、


こうなって、


ここも、


こんなになりました(^^



ガレージ保管車両とはいえども前オーナーはかなりズボラだったようで、今回1週間とことん磨く職人芸を持ってしても蓄積汚れはキレイに除去できたものの10年という歳月をかけて塗膜に深く浸透した花粉の陥没痕やシミ等は完全には除去でませんでした。磨き過ぎによる塗膜のヤセを考慮しながら全体を流石のバランスでまとめ上げ、必殺のダイヤモンドコートで「ほぼ新車」とも言える状態にまで仕上げていただきました。めでたしめでたしw

現状渡しの保証無しという条件で購入したE46M3。ジブンとしては「お得感」満載のお宝物件のつもりがいきなり名刺代わりにパンチの効いた請求書を頂いてしまったワケですが、16日に及ぶ入院治療のおかげでそれなりに健康体になって戻って来てくれました。おかげさまで退院から2週間で1,000kmあまりを走破し、早くも前オーナー最後の年間走行距離を突破してしまいましたw

とは言ってもそこは10年選手の46M3、あちらこちらに気になる部分が出てまいります。テキトーな整備記録は2億パーセント信用出来ないことが判明したので、信頼できる筋のプロにも見立ててもらって確認したのが以下の点です。

（1）ボディの艶は年式を考えると大変良い状態。フツーの写真ではコーティング施工前にもかかわらず艶が出まくりの状態。しかし、うっすらとした線キズや洗車による微細なスクラッチ・雨ジミが随所にあり、モールや外板の継ぎ目などには蓄積したワックス汚れ等がこびり付いている。



（2）左ドアとモールに3カ所のやや深い線傷がある。右ドアはクオーターパネルにかけて再塗装されている。ただし、仕上げはまずまず丁寧。
（3）サイドエンブレムやワイパー取り付け部カバー、サイドウィンカーや燃料タンクキャップといった樹脂製パーツが黄ばんだり白濁したりしている。



（4）レザーインテリアはスレもなく良好な状態。スカッフプレートや電動シートのスイッチカバーには靴によるこすり傷がある。また、ウッドトリムは小傷が数カ所ついており、シフトゲートのチタン風パネル部分は浮きがある。シフトノブ自体も中央部分のクリア層が浮いている。その他センターコンソールなどプロテイン塗装部分はお約束のベタつきと掻き傷が多数ある。
（5）ダッシュボードにレーダー探知機を取り外したノリ跡があり、Aピラーは両サイドともに脱着の際にできるシワがある。



（6）純正18インチアルミは左フロントと左リアに塗装の剥がれがある。特に左フロントは広範囲にわたって塗装が剥げている。ガリ傷はないが、全体的にブレーキダストの固着が見られ、ボディ等とはかけ離れて保存状態が良くない。装着されていたタイヤは9部山のトーヨープロクセスC1S。リアのみ本来の255/40-18から245/40-18に変更されている。



（7）低速旋回時にデフから引き摺り音が盛大に発生。
（8）車体後端チャコールキャニスターカバーに擦り跡があり、マフラー遮熱板を取り付けるネジ穴1箇所が完全に割れている。



（9）サスペンションはボルト類を確認する限り交換した形跡はないが、トランクの内張りは剥がして戻した形跡がある。また、トリムを固定するクリップが一部紛失している。



（10）車載工具の一部とオーナーズマニュアル・ナビの取説が紛失している。

これらはほぼそのまま「何とか処置しないとイケないリスト」になるわけですが、なかなかに気の遠くなりそうな長い道のりとなりそうです（汗