GVBから乗り換えです。
正直GVBの方が楽しいし乗り換えもしたくはありませんでしたが、登録より10年経過し距離も10万キロ手前という事で丁度節目。
趣味もキャンプを本格的にやるようになり、より過酷な悪路をそうはする為にはどうしても車高がネックになりました。
コロナの影響で中古車の需要が高まり、生産終了して1年経ったEJ20の価値も少々上がってきたという事もあって思い切って乗り換えです。
正直走っていて楽しいのはGVBではあります。
当たり前ですし比較対象にならないというのもわかります。
スバル最高峰のエンジンを積んだフラグシップモデルですから可能であればもっともっと乗り続けていたかったと乗り換えた今でも思います。
勿体ないと言う意見が多数あるのも重々承知で、自分自身もそう思います。
が!
GVBと別れ、人生初のCVT車という事もあり不安しかありませんでしたが、乗って数分後にはこいつの素晴らしさを理解しました。
なんだかんだでかなり落ち着いた色を選び、元々のデザインも落ち着いたSUVという見た目からは想像も出来ない280馬力という化け物じみたパワー。
アイドリングからの0-100ならGVBと同等なのではないだろうか。
この巨体が凄まじい加速をする。ある意味WRXより恐ろしい。
それでいて広々と快適で215/45R17のサイズのタイヤを12本載せられてしまう実用性。
安全装備は贅沢すぎるくらい充実し、要らないとは思うのだが程よく支援してくれてしまうのだから楽と言わざるをえない。
正に、安心と楽しさを上手く両立させた一台であり、実用的で楽なやつである。
このモデルにMTの設定が無いのは大変残念であり、もはや犯罪なのでは?と思ってしまうくらい惜しい。
MTから乗り換えたという事もあり、安全装置の無い銃を手にしたような感覚で少々怖いのだが、だからといってCVTがダメかと言うとそうでもない。
MTの方が操る楽しさは確実にあるのだが、流石リニアトロニック。
CVTの違和感をほとんど感じさせる事なくMT程ではないものの楽しく運転できてしまう。むしろマニュアルモードの方が違和感があるくらいで、優秀なCVTである事が分かる。
又、MTに乗っていたからこそ分かるのだが、CVTの有効性が大変よく分かる。
無段変速機。これはどの速度域でもギアが合わないなんて事がない。
レスポンスの良いリニアトロニックだからこそもうCVTの欠点なんてほとんど無いように思えてくる。
そしてもう一つ高いポイントとして挙げられるのは燃費である。
街乗り燃費はWRXより少し良いくらいだが、中速〜高速域ではリッター12以上は望める。
自分の乗り方でWRXでは航続距離400キロ前後がSJGでは航続距離600キロを越す。
リッター3〜4キロの差が出ている事になる。
280馬力というハイパワーを持たせながらこの燃費性能は大変素晴らしい物だと思う。
これはEJより新しいFAエンジンが良くなっていると言う事でもあるだろうし、高速巡航でも低回転を維持出来るCVTのおかげだろう。
高速巡航だけで見れば、リッター15以上という記事も散見されるぐらいだ。素晴らしい。
欠点はあるが、上記のとおり素晴らしい車である事には間違いないから欠点は全て可愛く見えてくる。
WRXから乗り換えても、納得できる1台。
純正のバランスを崩さない程度にカスタムし、長く乗ろうと思う。