
結局のところEVってどうよ、
という複雑すぎてサクっと答えづらい疑問。
①EVはなぜ高い?
電池が高い。とにかく高い。
2024年頃のエンジン車とEVのコスト内訳比較です↓
↑これによると電池の仕入れ値は8000ドル=120万円。(今はもっと下がってるはず)
実際はその価格を払えば買えるわけではなく、車メーカーがバッテリーメーカーに頭下げて
「工場立てて装置も買ってあげる、年間XX万台分買うからバッテリー作って」
と出資して供給契約しないと必要量のバッテリーを売ってくれないのです。
しかも複数のEVを主力車種として売り出すには数千億円では済まず数兆円。
その設備投資はEVを売って回収せねばなりません。EVで勝ちに行くなら死ぬ気で賭けないとダメなんです。
一方で、原動機や補器類、ドライブトレーンはEVの方が安いんですね~。変速機いらないし。
②なんで充電する場所が増えない?
充電スポット作っても儲かりません。大赤字です。
設置費用の大半が助成金だったりしますが、それでも回転率が超高いスポット以外は赤字です。
税金がじゃぶじゃぶと入ってくる東京都のマンションなんかは国+都から助成金がたっぷり出るから、
売り文句になるし充電器作っとこうか、というノリでしょうが地方ではそうはいきません。
大型ショッピングモールだと客寄せや環境意識高めアピールが主目的なのでしょう。
③EVはホントにエコなのか?
バッテリー製造と廃棄を含めたらかえってガソリン車よりCO2発生量が多いのでは?
という疑問をよく聞きますが、化石燃料依存国であってもほぼほぼEVの方がCO2発生量が少ないようです。
CO2排出の内訳は2023年の
これが参考になるでしょう。
燃料燃やして熱をばらまいて走る純ガソリン車って非効率なんですね~。
エネルギー効率20-30%ぐらい。冬は廃熱で暖かいけど。
発電所も石炭やLNGをガンガン燃やしてますが、効率35~60%ぐらいでガソリンエンジンより効率いいのがミソです。
④走行エネルギーのコストはホントにEVが安いのか
ココのデータを円/kmに換算してみましたが
どの国においてもEVの電気代がガソリン車のガソリン代より安い。
だがしかし!
ガソリンには高い税金が上乗せされている事を忘れてはいけないのです。
2023年7月時点の電気とガソリンの税抜き価格で主要4か国を比較してみると、
衝撃の事実が!

)
税抜き価格で比較するとEVの優位性は下がり、
ドイツではガソリンよりEVの方が高コストじゃないか!
と揚げ足をとりたくなりますが、一般的に再エネの発電コストはそこそこ安く、
長期的に電源構成が再エネにシフトしていく事を考えるとCO2排出とコストの両面でEVが有利で、
過渡期にはハイブリッドの方が合理的な気もしますが、
もっと先を考えればEVシフトは必然的な流れなのです。
(続く)
Posted at 2026/02/19 22:11:50 | |
トラックバック(0) |
クルマ話 | クルマ