
昨日の続きです。
電力単価って国によって20倍以上違う(驚)
なんでやねん!
(↑2023年7月の価格、日本のガソリン代が207円/Lなのは補助金適用前の金額なのでしょう)
その理由を考えてみましょう。
ガソリンの原価は国別の差が小さく、
大ざっぱには国際市場で一本化された原油価格+輸送費+精製費で決まります。
米国は国産シェールオイルから作るので安い。ドイツや日本は高い。
上乗せされる税額は国によって違います。
電気は原油みたいに船で運べず、
電力の価格は各国のエネルギー源、発電・送電コストと市場価格の形成方法によります。
日本は化石燃料が65%で主にLNGと石炭。再生可能エネルギーは主に太陽光と水力。
一方ドイツは再エネが6割、主力は風力と太陽光。化石燃料はガス。
風力と太陽光はコストはそこそこ安いのですが、
風が吹いてる時と日が照ってる時しか発電せず、その時間帯に電気が余るw
ので、電気の市場価格は再エネがサボってる時にがんばってくれる
ガス発電のコストで決まってしまうのだwww
そしてウクライナ戦争のせいでガスが高い。
で、中国は市場価格ではなく政策価格なので、
産業振興したければ政治的に安く値付けして、赤字が出ても国が補填するんです。
さらに石炭発電が主力で環境規制も緩いのでコストも安い。
他にはフランスは原子力依存だから電気代が安いとか、
産油国は原油と一緒に捨てるほど湧いてくるLNGで発電してるから爆安とか。
んで、税抜き価格で2023年時点のガソリンと電気を比べてみると、
ドイツではEVよりガソリン車の方が走行エネルギーコストが安かったようなのですが、
それなのになぜEUの車メーカーは時期尚早なEVシフトで
自業自得に撃沈しつつあるんでしょうか?
中国は政治の力で自国市場を低コストEVで制覇して海外進出、
日本はエンジン技術大国、加えてハイブリッドもプリウス無敵、
EUの車メーカーはエンジン車を作り続けてたら縮小していずれ消滅します。
じゃあEVシフトして勝てるのかは怪しいが、ガソリン心中よりはマシで雇用創出もできる。
ドイツとか国によっては電力コストが不利ですが、
自動車産業が死ぬのと比べたらそんなのいいんです。
これを日本メーカーから見たら
「中国もEUも政治の力を使って日本メーカーをいじめやがって、お前らいい加減にせえよ」なわけですよ。
EV作る作る、明日作る、絶対作ると言いながら様子見するのが吉なのです。
で、自分がEV買うかどうか、となると、
〇 航続距離の短さ
〇 充電の利便性
〇 電力コスト
〇 元がとれない高いクルマに見合ううれしさがあるか
という観点になってくるのですが、
〇 航続距離の短さ→マイカー3号車だからよかろう
〇 充電の利便性→ガレージに設置した充電器をもっと使いたい
〇 電力コスト→太陽光なので売電価格17円/kWh(購入電力の約半額)、
FIT期間が終わると8円ぐらい
〇 元はとれない高い値段に見合ううれしさがあるか→
太陽光で充電して走れるって、例えると無料のキャンプ場でいつでも泊まり放題とか、
自転車で近所の海に行ったら大きな魚が釣れて刺身で食えるとか、
庭を掘ったら温泉湧いて毎日かけ流し、みたいな、
ランニングコストがゼロ円かつ化石燃料を使わないという、健全なうれしさなのですよw
とか考えてた時に、4割引で売られてたコイツと目があってしまったのですwww

Posted at 2026/02/20 18:56:17 | |
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