
他の方の、自動車保険の金額を聞いて、
「ええええっ!」
と驚く事が多々あります。
保険の金額は年齢とか等級、団体割引の有無、車の料率クラスで大きく変わってきますが、
私の場合、団体保険の恩恵もありますが、
5年落ちのゴルフで年間5万円くらい。
どこをどう削ると、金額がどうなるのか、
今日は、
アメリカンホームダイレクトのウェブで、
インタラクティブな見積もりができるので、遊んでみましょう。
まずは自分の条件を入れ、いじってみます。
保険屋さんデフォルトで契約してる方は、こんな感じかな。
①家族外運転者特約:あり
②対人賠償保険:無制限
③対物賠償保険:無制限
④搭乗者傷害保険:1000万円
⑤人身傷害補償特約:5000万円
⑥無保険車傷害保険:2億円
⑦自損事故保険:1500万円
⑧車両保険:一般車両ワイド
⑨車両保険金額:140万円
⑩車両保険免責金額: 5万円-10万円
⑪車対車免ゼロ特約:あり
⑫代車費用日額:3000円
⑬身の回り品補償特約:20万円
⑭弁護士費用補償特約:あり(300万円)
⑮生活賠償責任補償特約:5000万円
あれ?車両免責ゼロは設定できないの?
計算してみると、ちんちろりーん。
72,620円
フツーの保険会社と比べると、ちょっと安いかも。
さて、特約をいじくる前に、まずは損害保険の目的を考えてみます。
人身や対物事故で、損害請求ウン千万。仮にそんな事態が起こると、
超リッチな方以外は、人生設計が狂っちゃいますね。破産するかもしれません。
一方、車が壊れたら、修理するか買い替えが必要です。
でも自分の車が壊れたとしても、カーライフ設計が狂うだけで、
ボロ車でガマンすれば人生は維持できますから、車両保険には入らない、
という考え方もあります。
その他、代車費用、免責、身の回り品補償などなど。ホントに必要かな?
次に、保険の仕組み。
みんなからお金を集めて、損害に対して支払う。すばらしい仕組みです。
でも、集めた金額を全額分配したら赤字ですね。
資料によると、還元率は60~70%程度みたいです。でも、ぼろ儲けしてるわけではありません。
保険会社の人達のお給料とか、建物とか、経費とか、利益とか必要ですから。
ちなみに、ギャンブルの還元率は、パチンコ80%、競馬75%、宝くじ40%くらい。
もひとつ、事故率について。
ソースを忘れましたが、事故件数をドライバーの数で割ると、
平均して10年に一度くらい事故に遭う計算になります。
では始めましょう。
こんな特約無くても、路頭に迷う事はなかろう、
と思われるやつを削ってみます。
72,620円からスタート。
⑮生活賠償責任補償特約:なし
71,300円
安い特約なので、もし役立つならどうぞ。
⑭弁護士費用補償特約:なし
68,580円
実は、100:0の人身事故で被害を被ったときしか、
実質的に使えないというウワサです。
ホントかどうかは、各自でご確認を。
⑬身の回り品補償特約:なし
67,820円
いいよ、積載物の損害まで払ってもらわなくても。
でも、ゴルフセットや高級バッグもろ見えの状態で、
治安の悪い場所に停める方は必須です。
⑪車対車免ゼロ特約:なし
64,820円
3000円も安くなるのねぇ。5万や10万の免責で、人生破綻しませんから。
⑧車両保険:一般車両
⑫代車費用日額:なし
59,430円
事故に伴う代車、搬送費、交通費、臨時宿泊費などが支払われないみたいですが、
VWなら、3年以内はエマージェンシーアシスタンスが無料ですよね?
メーカー、ディーラーのサービスとダブってないか確認しましょう。私のはもう切れてるはずですが。
レッカーとか、ボロ車の代車とか、そこで修理するならタダにしてくれる事もよくあります。
ダメなら、それくらい自分で払うわ。
⑩車両保険免責金額: 10万円-10万円
54,480円
車両保険のうち、初回事故の自己負担が5万円だったのを10万円に。
自分の過失なんだから、むしろ10万円くらい払って頭を冷やします。
ここまでで25%安くなりました。
①家族外運転者特約:なし
52,150円
私の場合は、家族以外に運転してもらう機会が無いので。
でも、そうでない方は、万一の事を考えると、これは削らないことをお勧めします。
さて、私のゴルフの保険は↑だいたいこんな感じです。
それでも高い、という方は、
⑧車両保険:車対車+限定A
43,300円
当て逃げ、自損事故が対象外になります。
でも天災、いたずら、盗難、対車の事故はちゃんとカバーされますよ。
さらに割り切って、
⑧車両保険:なし
28,020円
いざとなったらタダ同然の車に乗ればいいや、どーせ自分の過失だし。
と割り切れるなら、人生が破綻するリスクを回避しつつ、ここまでカットできます。
料率クラスが最高位のMクーペは、こんな設定。それでも5万円(泣)。
一方、私のセンスでは、対人や対物は削りません。大して安くならないし、
お医者さんやベントレーが相手だったりすると、破産しかねません。
52,150円スタートで、
②対人賠償保険:5000万円 に減らすと
51,780円
③さらに対物賠償保険:2000万円 に減らすと
51,260円
ほら、ほとんど減らないでしょ?
以上、私なりの保険の考え方を書いてみましたが、決してこれが正しいわけではありません。
真似して痛い目に遭っても関知しませんので、自己責任で。
こういう組み方をすると、保険更新の時には変人扱いされます。
「それ要りません」
「えっ、特約要らないんですか、お得ですよ」
「車両の免責10万で」
「えぇっ、大して安くなりませんよ」
「とりあえず計算してもらえます?」
「・・・あ、意外と安くなりましたね」
「・・・」
いいかげん面倒なので、最近は
「去年の内容とまったく同じでお願いします」
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クルマ話 | クルマ
Posted at
2011/05/28 20:21:20