
アルミというと、軽量パーツ素材の代名詞、
みたいな感じですが、
コイツ、結構クセモノなんですよ。
ワタシは専門家では無いので、ようわからんのですが、
まず、たくさん種類があります。合金の種類で、
A1000番台は純度の高いアルミで、
A2000番台は銅との合金、
A5000番台はマグネシウム、
A6000番台はマグネシウムと珪素、
A7000番台は亜鉛とマグネシウム、
キャスト用アルミは別物で、ADC12とかです。
ドレがドコに使われてるのか、ようわからんのですが、
合金の種類によって、強度、耐腐食性、溶接性なんかが違うみたいですね。
さらに成型加工、熱処理、表面処理によって、特性ががらっと変わります。
シロート的には高純度の方がよさげですが、
A1050みたいな純アルミは、曲げるとフニャフニャです。
合金系は試したことありませんが、少なくとも純アルミは、
300℃くらいに加熱してから冷ますと、焼きなましの効果と思いますが、
さらにフニャフニャで柔らかくなります。
使う場所を間違えると、大変な事になりますね。
アルミって、錆びないイメージがありますが、
塩水に浸しとくと・・・すげー錆びます!
普段見かける屋外用アルミは、錆びない処理をしてあるんですね。
また、「アルミのバネ」って見たこと無いと思いますが、
鉄と違って、曲げたら元に戻る特性に乏しいので、
バネみたいな用途には向きません。
高強度のアルミ合金を使ったところで、素材の本質的に、
ナットやネジにはあまり向いてないと思うんですが、
アフターパーツではよく見かけますねぇ。
アルミを使って困ることの一つ、それは、異種金属接合部分の腐食です。
電位差の大きい異種金属を接合すると、ソコから腐食しやすいのは常識ですね。
で、Mクーペのマフラーで実験してみました。
別に実験したかったわけではないのですが、
とある場所に入るには、アフターファイヤ防止のため、
マフラーに金網をつけねばなりません。
で、マフラーはたぶんステンレスなので、
アルミとの接合部が錆びるわけです。
月一ほど外しますが、それ以外は付けっぱなし、
屋外駐車で2年くらい経つと・・・
じゃーん。

白くなってます。拭いてもとれません。
ステンレスよりアルミの方が先に錆びるはずなので、
アルミの酸化物が付着してるんですね、たぶん。
確かに腐食するけど、思ったほどじゃない?
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Posted at
2012/08/11 13:25:10