
ガラスにこびりついた、ウロコ状の水垢、
水道水で濡れた状態で自然乾燥、放置した時に、
水に溶けてたカルシウムイオンと、
空気中の二酸化炭素が徐々に反応して、
水に溶けない炭酸カルシウムになったものです(たぶん)。
炭酸カルシウムのモース硬度は3。ガラスは5。
硬いから、簡単には落ちないんです。
クルマじゃなくて風呂場の鏡ですが、
除去してみる事にしました。
まずは正攻法で、
クルマ用のウォータースポット除去剤と、
ウロコ取りクリーム。
どちらも研磨剤が入ってて、
後者はさらに酸性タイプ。
安物ガラスポリッシャーを使って、
グアァァァァ~ン
グアァァァァ~ン
グアァァァァ~ン
・・・
歯が立たず(泣)
少しは落ちますが、厚い水垢はとれません。
では、化学のチカラなら、どうでしょう。
炭酸カルシウムを溶かして、ガラスを溶かさないのは、
「酸」
でも、さっき使ったウロコ取り、酸性だけど効かなかったぞ~
サンポールみたいな強い酸にしばらく漬けておけば、たぶん溶けると思うのですが、
周囲の金属を侵すので、あまり使いたくありません。やめときましょう。
ちなみに、台所周りの油汚れは、アルカリ性洗剤に漬けとくと溶けますよ~
でも、ガンコな油汚れが溶けるくらいですから、皮膚や角膜も溶けます。
注意書きをよーく読んで、絶対に目に入らないようご注意ください。
で、最後の手段、
サンドペーパー研磨。
2000番の、かなり目の細かい耐水ペーパー。
ホームセンターや模型屋さんで買えます。
耐水ペーパーを適当なサイズにちぎって、水につけて、
あ、紙やすりはハサミで切ったらだめですよ。刃が痛むから。
何も考えずにゴシゴシ擦ると・・・ガラスがキズついた(笑)
角材に巻いて、平らな面で軽くなでるように、
ウロコだけを削るかのように、優し~く磨きます。
磨く感触で、ウロコが削れていくのがわかります。
BEFORE
AFTER
おお~、ウロコとれた!
ピカピカすぎて、鏡にピントが合わないぜっ!
使用上の注意
①カドでゴシゴシやると、激しくキズつきます、マジで。 優しく磨いても多少キズつきますので、自己責任で。ガラス研磨剤で除去できなくて、少々キズついてもいいや、って時の最終手段です。 まずはガラスの端っこで試してみましょう。
②サンドペーパーは、番数が小さくなるほど荒くなります。800番とか目が荒いの使ったら、一発でキズつきますよ~
③小キズでギラつく恐れ大なので、クルマのガラスにはお勧めしません。キズつけちゃった方、たくさんいるようです。
⑤金属の蛇口の水アカは、鏡ほどキズを気にしないなら、簡単に落とせますよ~
⑥プラスチックの風呂桶とか、水垢よりも柔らかいから、うまく磨かないと水垢の凸凹が残りがちです。また、キズついたり、プラスチックのピカピカの光沢が鈍くなっちゃう事も。
みんから会員以外の方は、ご質問、ご意見などありましたら、
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Posted at
2013/09/21 19:58:51