2014年08月26日
「子供が乗ってます」
「Baby in Car」
みたいなステッカーを付けてるクルマをよく見ます。
他人の趣味にケチをつけるつもりは無いですし、
「なんで二人しか乗れないの」
「なんでオートマじゃないの」
とか、ワタシのクルマもツッコミどころ満載なので、
ステッカーぐらい自由に貼ったらいいとは思うのですが、
個人的に、
「子供が乗ってます」の意味がわからんのです・・・
たぶん「ゆっくり走るけど許して」
って意味かと思いますが、
それなら、
「お先にどうぞ」
の方がしっくりきます。
新生児は別として、
きちんとチャイルドシートに固定していれば、
特にコドモを乗せてるから運転に差が出るとは思えませんし、
「お客さん乗ってます」
「同乗者が寝てます」
「家内はクルマ酔いします」
とかいちいちステッカー貼るか?
と思うのです。
事故救出の際、コドモは小さくて見逃す事があるから、
という米国由来の説を長らく信じてたのですが、
実は都市伝説という話もあり、
確かにそのような実例は聞いた事がありません。
さらに言えば、そういう目的なら、
両サイドに貼った方が効果的で、
後続車に主張する意味はあんまりありません。
シートベルトすらさせずに、
「子供が乗ってます」
ってのを見ると、
「コドモに免じて大目にみてくれるでしょ?」
っていう、深層心理に存在する甘えが、ちと気に障るんですよね~・・・
ステッカー貼ってる方、
お気を悪くされたらすみません・・・
Posted at 2014/08/26 22:36:58 | |
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2014年08月02日
昨日の続き、
軽規格の功罪について。
軽自動車にお乗りの方、
気分を害したらすみません。
反論も歓迎いたします。
例えば、クルマにあまり興味ないヒトに、
「クルマ欲しいんですけど、何がいいですかね~」
って聞かれたら、ワタシなら、
「お金貯めたいなら軽」
と答えます。
自動車税も重量税も安いから。
1Lくらいのクルマと比べて、
1/3くらいですかね~?
軽自動車の技術、
あのサイズに4人フツーに乗れて、
ストレス無く走れる、ってのは、
軽規格の存在によって育まれた、
すごい技術だと思います。
じゃあ、海外でもバカ売れしそうなもんですね。
実際、軽ベースのクルマは、インドで大人気です。
でも、エンジンは1Lくらいのが乗ってます。
660ccエンジンからパワーを搾り出すのは、
きっとコスト的に合理性が無いのですね。
その他の国で人気かと言うと・・・
米国やヨーロッパ、アジア諸国で、
日本の軽ベースのクルマって、ほとんど見た記憶がありません。
似たようなミニカーって言うと、
キアやヒュンダイのちっちゃいクルマが目立ちます。
軽サイズに4人フツーに乗れて、
ストレス無く走れる、ってのは、
確かにすごい技術なんですが、
660ccのエンジン、あのサイズ、
に、少しは必然性があるのでしょうか?
海外では、全く理解不能みたいです。
「日本のミニカーって、なんであんなカクカクしてるの?」
「税金安いから」
「何で税金安いの?」
「小さいから」
「あの排気量とサイズって、どういうメリットがあるの?」
「・・・」
「例えば、トーキョーは狭いから、ミニカーを奨励して、
あのサイズぴったりのインフラを整備して、駐車場の台数を確保してるとか」
「・・・」
日本で走るなら、軽規格のメリットがあるかと言うと、
軽マークの狭い駐車スペースに停められるとか、
すれ違いがラクとか、立体駐車場に入れやすいとか、
小さいメリットを挙げる方が多いと思いますが、
仮に幅5cm、長さ20cmくらいデカかったとしても、
道や駐車場は普通車サイズにできてますから、
コンパクトさのメリットは、ほとんど失われないような気がします。
さて、仮に軽自動車の優遇税制が無くなり、
燃費や重量、排気量相応に課税されたら、
軽自動車は売れるのでしょうか?
軽自動車とは、
優遇税制という生命維持装置をいきなり外したら、
瞬時に瀕死状態に陥る、
コンパクトカーと比較して、
競争力の無い存在なのでは無いでしょうか?
話は変わりますが、
発泡酒とか、第三のビール、
税率の高いビールの定義から逃れるため、
酒造メーカーは、ものすごいリソースを投入して、
ワタシにはビールと違いのわからない飲み物を開発しました。
素直に、その技術力すごいな、と思いますが、
国家レベルで考えたら、全くのムダと思いません?
ビールほど美味くない酒を作るのに、ムダに労力を使った結果、
税収を減らしてるだけです。
税金って、元はみんなのお金ですから、
結局は借金が増えるか、ケチるか、他からとるか、だけの話です。
酒造メーカーが悪いわけではありません。
発泡酒を買うヒトが悪いわけでもありません。
理不尽に高いビールの税率、歪んだ税制度が問題なのです。
あるべき姿に近づけるため、
税率を調整して方向付けをするのが、政治の役割なのです。
で、軽自動車の話に戻って、
徐々に優遇税制を燃費や重量、排気量相応に改正し、
代わりにコンパクトカーやエコカー全般の税率を下げ、
排気量やサイズの自由度を与えたら、
日本の軽メーカーは、世界に通用する、
素晴らしいエコなミニカーを作れるんじゃないでしょうか?
日本のクルマ市場って、
台数ベースで世界の6%くらい、
比率はさらに減っていくと思います。
海の外には、10倍以上の市場が広がってるのです。
国税vs地方税とか、生活の足を奪うなとか、
事情があるのは承知しておりますが、
将来あるべき方向を掲げ、軽メーカーを導き、公正な競争を促し、
本質的に競争力の無い、価値を生み出せない業界、企業があるとしたら、
思い切って生命維持装置を外す、
それが政治の役割じゃないでしょうか?
Posted at 2014/08/02 10:01:52 | |
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