
いつかはその時が来ると、わかっていたのだ。
その兆候は、実は感じていた。
何とかしなければ、とも思っていた。
その瞬間は、突然に訪れた。
何時ものように、エンジンをかけ、
最近快調なエンジンの振動に心躍らせつつ、
車を降り、その美しい姿を振り返ると、
ぎゃぁぁぁぁ゙ぁ゙ぁ゙っ!
エンブレムが無いぃぃぃぃぃぃ~!
前からピキピキとクラックが入ってて、
覚悟はしていたのだが、
BMW印は、どこに行ったんだぁぁぁぁ~
単に、もう一個買って、つければいいんですが、
長年乗ったクルマって、ずっとピカピカではあり得ず、
だんだん劣化してきます。
ジーンズが色褪せていくように、
革に油が染み込んでいくように、
人が顔に皺を刻んでいくように。
例えば、Z3のドアのゴムパッキン。
地底から掘り出した原油を、
巨大プラントでクラッキングして、重合させて生ゴムにして、
ガスを燃やして作ったカーボンブラックを加え、
その他いろいろ足して混練して、
職人が作った金型と成型機で成型され、
ドアにはめられ、米国でアセンブリされて車になり、
海を渡って日本中を10年以上走り回って9万キロ。
割れてパリパリになってますが、
その生涯を想像してみると、
機能と美観に支障ない限り、
いや、見苦しいという方の方が多いですが、
ワタシはあまり気にしないので、
なかなか、ポイっとして取り替える気分にならないのです。
エンブレムも、ポイするのは、なんだか寂しいので、
磨いてピカピカにしてみようかな(笑)
いや、やっぱりポイして付け替えるか。
しょせんモノだし(爆)
ホイールの傷は、気になるんですけどねぇ。
アレは経年劣化じゃなくて、自分がぶつけた証なので、
ヒトに例えると、額から血を流して歩いてるみたいな。
すみません、
考え方が間違ってるような気もしますが、
人それぞれという事で。
Posted at 2013/11/26 21:34:26 | |
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