2014年06月24日
交通事故で、
保険会社の対応に関するブログを読んで、
長いコメント書いてたら、
遠い昔の記憶がよみがえってきたので、
紹介しましょう。
昼間、右折用に緑矢印信号のある交差点にて、
自車は右折、相手は対抗車線を直進、
ワタシの記憶が確かなら、交差点に入ったとき、
ちょうど緑矢印の後の黄色信号で、
「おっ、グッドタイミング」と思って右折したら、
対抗直進車が、自車の左後方にヒットし、
自車は横向きにくるくるっとスピンしました。
ぶつかるまで、対向車には気づいてませんでした。
お互い怪我は無し。
相手の方は、特別悪いヒトではありません。
警察を呼び、事情聴取を受け、お互い保険会社に連絡しました。
その後、ワタシは保険会社に状況を説明し、保険会社同士で交渉した結果、
7:3だか8:2だか、覚えてませんが、やや相手の方が悪かったと記憶しています。
もちろん、私にも過失はありますので、
「なんで対向車見てないんだヴォケ」
「黄色でグッドタイミングってこのアホんだら」
と自分にセルフ突っ込みしまくりです。
相手が納得してない、という話を保険会社から聞きましたが、
実は、過失割合というものは、過去の判例にならって、
提示案される案は、ほぼ自動的に決まってしまいます。
後は、本人と保険会社が譲歩するかどうかの問題。
よく参考にされている本があって、確か、
「別冊判例タイムズ 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
だったと思います。人身事故の場合は、たぶんコレ。
「日弁連交通事故センター東京支部 民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」
「日弁連交通事故相談センター本部 交通事故損害額算定基準」
ちなみに、過失割合に納得いかない、とかいう主張を時々目にして、
賛同コメントが多数ついてたりするのですが、
「それはアンタが強欲すぎるわ」
というケースが多々ありますので、ぜひ類似の判例を探してみてください。
んで、それを買って勉強し、過失割合が妥当であることを確認して、
私:「それではこちらが納得できません」
保険会社:「そうですよね~、でも相手が」
みたいな感じで交渉継続してもらいましたが、交渉決裂。
しばらく経って、裁判所から民事調停の出頭命令が来ました。
当然、
面白いので、受けて立ちます(笑)
なぜなら、人生で大変重要なスキルが身に付くからです。
民事調停は、簡易裁判所で行われます。相手方は一人。
おそらくこういう場合、保険会社はサポートしないんでしょう。
こちらは私+保険会社の交渉担当者。
このヒトがですねぇ、
見るからに敵に回したくない感じで、
裁判所に通いなれてるらしく、
「あっ先生、お世話になってます、ひひひっ」
みたいな、典型的な悪役の会話(爆)
当時と今で、同じかどうか知りませんが、
民事調停というのは、数百円で発動できる、とても簡単な揉め事解決システムで、
誤解を恐れず言うと、
それなりの役職をリタイアしたような、
必ずしも法律を熟知してないシニアな方が、お互いの主張を聞いて、
「まあまあ、こんなもんでどうですか」
「これで納得してもらえないと、後は裁判ですかね~」
みたいに、
テキトーに折り合いをつけさせようとするシステムでございます。
で、悪役商会、いや保険会社の方がまた凄くて、
相手のクルマの破損状況を撮った写真を調停員に見せて、
タワーバーとかでエンジンルームがカラフルなのですが、
「これ見てください、違法改造車ですよ」
「お前何を根拠に言ってんねん」
というツッコミを押し殺し、
結果、勝利!
相手の方も納得し、円満解決したのでした。
ところで、調停案に強制力はありませんので、
相手が解決を望んでない場合は効果が薄いです。
ヤクザな方が使う必勝法も教えてもらいましたが、
公開は控えさせていただきます(爆)
Posted at 2014/06/24 21:04:05 | |
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2014年06月21日
Posted at 2014/06/21 08:23:14 | |
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