クイックジャッキのオイル漏れ修復
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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クルマDIYでは何かと便利なクイックジャッキ
楽にクルマを上げられてウマより安心感も大きく、クルマ下にも躊躇なく潜れます(最初は緊張したけど)
しかしこれアメリカ製なんで細かい部分が雑に出来てます(;゜∇゜)
安全性は十分なんですけど各パーツの耐久性とかかなり怪しいんですよね
今回壊れたのはオイルタンク、プラ製のペコペコした素材で出来てます
ジャッキを油圧で上げるわけですが、その際タンク内のATFオイルがホースを通して流れます
それに従ってタンク内の油量が減るので当然負圧になります、そのためにタンク内に空気を入れるバルブが付いてます
でもそのバルブは普段は締め込んで空気が入らない様にしてるのです
で。。。
締めたままジャッキを上げるとどうなるか・・・
プラ製のタンクは見事なまでにボッコりと凹んでしまうんですよ(;´Д`)
結果、ゴムのようには柔らかくはないプラなので亀裂が入ります
ゆえにオイルが漏れまくりになってしまい、非常に不愉快っす( ゚曲゚)
オイル漏れは今回で2回目
ついバルブを開けるの忘れてしまうのですよね
何かと欠点の多い商品ですが使えばこよなく便利なので今後も使っていきます
なのでガッツリ直しましょう|゚Д゚)ノ
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問題のプラ製タンクです
この写真からでも角っこが怪しいのが分かりますよね
凹んで変形した際に亀裂が入ってます(゚ω゚;)
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タンクはホースバンドとボルト4個で止まってるのですぐに外せます
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タンク内に懐中電灯入れてみました、穴の状態が良く分かりますね
よく見るとこの角の部分、プラ成型が悪いらしくすごく薄くなってます
だから凹むとここに変形が集中するみたいっす
日本なら欠陥部品ってことで対策品が出そうなとこですよね
海外じゃ~まず無理だなぁ(´Д`;)
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他にも2ヵ所、穴が開いてました
小さい穴ですがオイルが漏れるには十分な大きさです
なんとか塞ぎましょう
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今回はシリコンのシーラントでやってみます
前回はプラリペアで埋めてみたんですが、リペアはカチカチに固くなるので素材が再度変形すると、その形に付いていけず割れるか剥がれてしまいます
それを反省点として固まっても柔らかさが残るシリコン充填剤を選んでみますた
ただそのシリコンも長期間もたないとか隙間が出てきてしまうとか不安な部分もあるんですよねぇ(汗
まぁ要はタンクを凹ませなければいいのですが( ̄▽ ̄:)
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シリコン材の食いつきを良くするために足付けします
100番ペーパーでゴシゴシ、溝のとこもしっかり磨きます
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そしてシリコン材を塗ります、塗るというより盛り付けるって感じでしょうかw
ぶ厚くコッテリとドロッとするように塗ります
最初、穴の部分には指でしごいて押し付けるように密着させておきます、そこが要点ですからね
後は下回りを中心にこれでもかってくらいに塗り盛ります
ケーキの生クリームのようですね、イチゴの模型でもくっ付ければよかったかな(゚∀。)
奥のジョッキには抜いたATFオイルが入ってます
エンジンミッション内と違いクイックジャッキでは熱が入らないので品質は悪くはならないようです、なので再使用ですよ(・∀・)ノ
ホコリ入らないようにラップ被しておきませう
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さて、タンク外した本体の方を見てみましょう
こちらは不具合は出てないようなので簡単な洗浄だけの処理です
中央の丸い部分がタンクとの接合部分、Oリングが付いてます
オイルを吸い取る部分にクルマと同じようなストレーナーが付いてるんですね
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ストレーナーの口は茶こし状になってました、このへんはクルマからヒントを得て作られてる感ありますね
で、シリコン材が固まるのに1日置きましょう
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次の日です(・∀・)ノ
しっかり固まってます
固まっているといってもシリコン材そのものは柔らかい状態、これなら変形にも食いついてくれると思います
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タンクを本体に戻して、再利用のATFオイルを注入
このタンクから抜いたオイルなんで、多くて溢れることはないので安心して入れられますよ
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壁の台に固定して作業完了
こう見るとシリコン材は黒にするのが正解でしたね、でも白の方がオイル漏れを見つけやすいのですよ
見た目より実用主義です
動作テストしてみましたがオイル漏れは直りました
でもまたバルブを締めたまま動作させたら、またタンクが割れる可能性あるので・・・
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自己への注意書き|゚Д゚)ノ
ヘタクソな字ですがイヤでも目に入るようにデカく書いておきます
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タンクにも書いておきます(;´Д`)
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そして最終確認の操作盤にも書いておきます(;゜∇。)
これなら多分大丈夫。。。大丈夫
いやでも、やっぱりいつかやってしまうんだろうなぁ(滝汗
そのリスクが少しでも減りますように(;´Д`)
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これで一応、クイックジャッキのオイル漏れ修理が終わりました
たとえ対策品が出てても入手が難しい海外品はトラブった時に困りますね
なんとか自力で対応しないといけないってことです
もう壊れないで((((´=д=`)))))
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追加でもひとつ
オイルを戻す時にバルブから溢れることがあります
その対策としてバルブにアルミパイプを付けてチューブと繋げておきます
これで溢れた分はチューブ通して貯められるのでGOODです
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