ユニバーサルジョイント交換 その2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
その1の続きです。
ミッション側のユニバーサルジョイントはスナップリングでの固定ではなくて、内部に樹脂が注入されています。
Y字の腕の横に小さな穴があり、カセットボンベ式のバーナーで炙ってやると、溶けて膨張し、そこからニョロニョロ出てきます。
火力が弱いのか、遠慮がちに炙ってるせいなのか、イマイチ排出が少ないですね。
2
左右両側を炙ってニョロニョロ出した後に、またシャコ万でユニバーサルジョイントをグイグイ押し出します。
デフ側よりも硬いですねっ
樹脂が完全に出切ってないからだと思います。
グイグイ締め上げ、ハンマーでY字の付け根辺りをゴンゴン叩いてたら、これまたバチコーーンって外れました。
ここのユニバーサルジョイントはデフ側よりキャップ径が少し小さいです。28mmくらいだったかな?
3
スリーブヨークとドライブシャフトが切り離せたので、ヨークに残ったジョイントを同じ要領で外します。
またバーナーでジョイントのキャップ付近を炙るんですが、ヨーク内側の防振用のゴムかな?これが勢いよく炙ると焦げちゃいます。
なので、また遠慮がちに炙りましたが、今度はニョロニョロたくさん出てきました。
ゴムがひび割れてるのは元々の経年劣化なんですが、ちょっと焦げました(´ω`)
4
ヨーク側のユニバーサルジョイントも無事動きました。動いてくれれば外れたも同然です。ですが、やっぱりプライヤーではキャップが外せなかったので、ソケットを被せてゴンゴン叩いて抜きます。
キャップに溝が切れてますね。
ここに樹脂が充填されてるわけですね。
5
こちらはユニバーサルジョイントの外れたドライブシャフト側ですが、キャップ同様に溝が切れ込んであります。
また炙って、完全に除去してしまっても良いと思いますが、必要以上に火を入れたくなかったのでそのままです。ただ、新品のユニバーサルジョイントが入りやすいよう、出っ張らない程度にヤスリを入れてみました。
6
まずドライブシャフトに新品のユニバーサルジョイントを入れました。
ミッション側は内側スナップリングでの固定です。
気持ち慣れてきたのでキャップをハンマーで叩き入れようとしたら、キャップ内のニードルが倒れちゃいました。
キャップが奥まで入らないと思ったら、まずニードルが倒れてますので、無理に押し込まず一旦外して確認しましょう。
ハンマーで入れるなら、ニードルが倒れないようにキャップにユニバーサルジョイントの軸をしっかりと入れて、片側づつ叩き入れれば良いですかね。
7
スリーブヨークもドッキングです。
デフ側はハンマーで緩みを入れても、ジョイントの動きに若干の重たさを感じましたが、ミッション側はスコスコです。
デフ側のスナップリングの厚みが…1.4mmくらいあったかな?
この厚みが1.2mmとか1.0mmとか選択できるなら、もっとスコスコ動きそうなのにと思ってました。
それでも指で動かせる程度なので、問題なしということにしてます。
8
最後にニップルからグリスを注入しておきました。
書き忘れてましたが、デフ側のピニオンフランジとドライブシャフトに合いマークを入れるように、スリーブヨークとドライブシャフトにも合いマークを入れてます。
スリーブヨークに浅い丸い穴があるんですけど、これってウェイト調整されてるのかなって思います。
なので、組み立てる時も元位置戻しです。
そして、車体に取り付けて試走〜…
はいはい分かってましたよ。異音はそのままですよね。分かってますって(´ω`)
まぁ、ユニバーサルジョイントのキャップの中身、ニードルベアリングの状態を見たかったので丁度良い機会ではありました。
そんなに悪いことにはなってなかったですが、新品に交換して尚良しってことにします。
じゃあ、異音の元凶はどこにいるかな?
まさかミッションじゃないよね(´ω`)💦
なんて思いつつ、次第に音量が目立つようになってきてることもあり、、
…そうかあそこかー。
って、やっと思えるようになりました。
あまり触りたくないところだったんですが、また部品を調達して開けてみることにします(・`ω・)
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