ヒーターから温風を。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
冬も間近。本格的に寒くなる前にヒーターから温風が出るか確認したところ、ぬるい風しか出てきませんでした。
またヒーターコアにゴミが詰まってしまったかな?
ホースを触ると熱いんですけど、イン・アウトに温度差があるような無いような。
まぁヒーターコアも小さなラジエーターみたいなもので、ブロワーの風に当たれば少しは冷やされてしまうかも。
でもゴミ詰まりで流量が少なくなってることも考えられるので、とりあえずヒーターコアに水道水を流して洗浄してみることにしました。
2
イン・アウト交互に水道水を流して、捕獲できたゴミはこれくらい。
あるっちゃあるけど思っていたよりは少ないです。
ヒーターがぬるい原因は他にもありそう。
3
車内に入って、お釜のすぐ右隣にあるのがブレンドドアのアクチュエーターです。
エアコンの通り道にある仕切り板を動かし、温風と冷風をブレンドして温度調整をしています。
これの動作が以前から怪しいとは思ってました。
温度調整のノブを回してみても動いてない様子。
アクチュエーターのコネクターには3本の配線が繋がっていて、茶色+12v、水色Signal、黒Ground、となっています。
ここの数値に異常があれば、断線もしくはコントローラーの不具合が考えられます。
テスターを片手に電圧はOK。
Signalの規定値は0〜10kΩの範囲で温度調整ノブの動きに連動します。
測定値は0〜11kΩだったのでOKでしょう。
ということで、配線やコントローラーは問題なしとして、ブレンドドアアクチュエーターを交換することにしました。
4
こちらが後日取り外した純正のアクチュエーターです。
本体固定用のタブが3個あるんですが、内1つにはピンが差さるだけなので2点の六角ビスで固定されます。
この六角ビスのサイズが小さめでソケットサイズは5.5mm。
そんなサイズは持っていなかったので新たに買い足しました。
そしてこのアクチュエーター。
部品がひとつ無くなっています。
5
本体を取り外す際、軸の金具が置いてけぼりになってしまった。
軸には滑り止めのローレット加工(平目)がしてあり、本体に差さってるだけのようです。
6
本体のカバーを開けて中身を確認。
軸の差さるギヤが割れてます。
これがアクチュエーターの動かなかった原因かな?
モーターがギヤを回しても、割れているので軸が滑り空回りしていた?
取り外す時に割れてしまったのかも知れませんが、これが原因ってことにしてしまおう。
7
こちらは社外品の新品です。
軸の部分が樹脂製になっていて安っぽいなって思ってたんですけど、割れてしまったギヤを見ると、金属製の軸と樹脂製のギヤっていうのも相性が悪そうだなんて思ったり。
軸とギヤが一体化、もしくは接着してあれば尚良しなんですが、これの中身は確認していません。
8
取り付けて動作確認。
温度調整ノブをグリグリ動かすと、アクチュエーターも連動して動いてくれています。
温風もしっかりと出ていますよ〜♪
毎度思うんですが、DIYで修理や整備をしていると、この当たり前なことが嬉しく思えます。
これで今年の冬は安泰かな?
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