さてさて、車も10万キロ台になると
色んな音を出してきます。
ギシギシ
ガタガタ
カチャカチャ…
些細な音なら我慢も出来ますが、
今回ばかりはちょっと気になりすぎたんで
やっつけます。
2,3ヵ月ほど前から
運転していると何やらリア周りから異音が。
コトッ コトコトッ …カコカコッ という異音。
常に鳴っているわけではなく、発進時や
路面の細かな凹凸を乗り越えたとき。
あとはコーナリング中。
速度的には ~30km/hくらいの時が顕著。
車高調も入ってるし、それからくる足回り周辺の音かな~。
だとしたらやっかいだな…。などともんもんとしながら
運転していたら、音の出る頻度が上がってきました。
いい加減無視しきれなくなってきたので、
重い腰を上げ調査開始。
まずは足回り説。
停車状態でトランクを開け、開口部フチに乗っかりゆっさゆっさ。
右側だけに乗りゆっさゆっさ。左側だけに乗りゆっさゆっさ…。
なーんも音しない┐(´д`)┌
勢いをつけてそうとうストロークさせましたが、一切音がしない。
う~ん、違うかも。

で、なにか手の入らない隙間に異物でも入って、
それが遊んで音出してんのかなと思い、トランク内の内張を剥がして確認…
特に問題となりそうな異物無し。
うーん…わがんね┐(´д`)┌
でも間違いなく音はしている…。
そこで荒業。
走行中にトランク内に潜り込み、音の発生源を探る!
(私有地内ですヨ)
知人に運転してもらいトランク内で各部に聞き耳を立て、
触って確認していると…むむ??

なんか… この辺から音しない???
カコッ カコッ て。
ここだ!!!
このあたり…触ってると音の振動が感じられる!!!
見た目では分からないけどこのブラケット、
走行中にかなり動いていて、どうやらフレームの鉄板と
面と面が引っ掛かりながら擦れるようにして音が出ているっぽい。
しかもそれは右側だけ。

左側は音は出ておらず、
触っていてもブラケットが動いてしまっている感じはしません。
正直トランク内にいると、四方八方から音がして
確信は持てませんでしたが…
おそらくここのボルトが緩んでブラケットが微妙に遊ぶようになり、
フレームのたわみ大きい時に弾くように擦れて
カコッ コトッ という音を立てている! と推測しました。
ささ、原因の推測が立てられたところでアクションです。
おそらくこのブラケットを固定しているボルトが微妙に
緩んでいるはずなので…リアシートを外します。
(ボルトの頭はシート側に向いているし、いったんこのサブフレームも
外してみたかったのでね)

まずは座面を外します。
座面外すのには工具はいりません。

ここの留め具(2カ所)のレバーをひっぱりシートを上に持ち上げ、
シート中央のフック1カ所を外すだけで座面は取り外せます。

意外とフニャンフニャンとしてます。

シート裏側。
スポンジーですね~。
次はバックレスト。

バックレストは下部4ヶ所のボルトを外し、
持ち上げるようにして裏側2カ所のフックを外すと
取り外せます。
これは座面より大変(;´Д`)
なんせ重たいもんで。
できれば二人作業でやったほうがよいです。

外したバックレスト。
おもてーおもてぇ。
で、やっと問題のサブフレームにアクセスできるわけです。
それにしても…
普段見ることができないこういう愛車の姿って、
なんか新鮮でまじまじと観察しちゃいます。
というわけで問題の核心部分に手をつけます。
まずはサブフレームを固定している計6本のボルトを
手で回そうとする。
うん、手では外せない。
次にソケットで外そうとする。
すると…
するんっ…(@_@)
うっわー やっぱゆるんゆるん(;´Д`)
上部4ヶ所はどれも緩み気味でしたが、
やはり音が出ていた右側はもはや閉まっていないも同然。
こりゃいかんわ。

こちら外したサブフレーム。
で、問題の箇所。
フレームと接していた面を見てみると…
きっちり擦れた跡があります。
まさにボルトが一番ゆるんでいた場所です。
隣の穴はあまり擦れは出ていないですね。

音が出ていなかった側は両穴とも健全ですね。
かなり簡単にボルトは外れましたが、
完全にトルクが抜けている感じもしなかったので、
動いて擦れてしまうようなことはなかったのでしょう。

こちらサブフレームも外した状態。
がらんがらん。

例の場所はかなり擦れた跡が付いています。
反対側は問題なしですね。
こちらトランク側からの光景。
広大なスペースじゃw
で、一通り観察も終わったのでサブフレームを改めて取り付けます。
普通ならボルトの締め付け直しで良いことなのですが…
該当部は構造上フレームがたわんだ時に必ず擦れる部分ではあるので
今回は接触面にパウダー潤滑剤を塗布してから組付けることにしました。

湿体のグリスなどと違い高温で溶けたりせず
また匂いも無いパウダー潤滑剤。べたつきも皆無。
安くはないですが色んな場面で活躍するナイスなヤツです。

で、取り付け完了。
ボルトはオーバートルクでガッチガチに締めこんでやりました(・∀・)ニヤニヤ
もうゆるんで音するとか勘弁だかんね。

で、最後は全部元通りにするわけですが
最初にトランク内左右の内張を取り付けたほうが良いです。
写真2カ所のクリップはバックレストを取り付けると
むっちゃくちゃアクセスしにくくなるので(汗
こんな感じですね。
で、バックレストを取り付けるのですが、
写真のベロ、矢印んとこにマジックテープがついています。

んでベロはこうやって上にあげてマジックテープで固定できるんですね。
こうしておくと車体に乗せやすいのです。
つーか…
このマジックテープ、こういう活用方法しか無いような…(汗
(それとも何かのオプション用かなぁ)
それに写真のところってプラの当て板を縫い付けてあったり
ゴムひもが付けられていたり…妙にコストがかかってるw
というわけで、
ちゃきちゃきと部品を取り付けていけば…
すっかり元通りでございます((´∀`))
そして恐る恐る運転してみたら…
音、
完全に消えてるヾ(*´∀`*)ノ
よかったわー。
こんだけいろいろやってだめでしたーっつうとショックですからね。
異音てまずは原因の特定が難しくて、
ディーラーに持ち込んでもようわからんで終わってしまうことも
しばしばですからね。
セルフで解決できたのは素直にうれしいです(´∀`*)
ちなみにこのサブフレーム、おそらくBMレガシィに
共通した部品だと思うので、
BM乗りの方で同じような異音に遭遇された場合は一度
確認してみることをお勧めいたしまする。
おまけ
この車所有して初めてスペアタイヤ外しました。
ブリヂストン製の 「 TORACOMPA 2 」 というタイヤ。
初耳だわw
でもモノは良さそうですね。
これだけでも結構高いものなんだろうな~
製造年月日は…0914 2014年の9週目。
車が14年式なのでタイヤも当時モノですね。

バリ山
使用歴は無さそうです。
面白いのがヒゲ。
ヒゲがキレイにカットされてるんすよね。
スペアタイヤってそういうもんなんだろうか。
ちなみにスペアとはいえスリップサインもしっかり施されています。

なんだか…
ブリヂストンのロゴが見慣れない書体です。ロゴもおもしろい。
最初見たときはすぐにBSだとは気づきませんでした。
ちょっと調べてみたらこのロゴ、「キーストンマーク」というロゴだそうで、
ブリヂストンがタイヤの製造を開始した当時、設定されたロゴなのだそうです。
(1931年~1981年の50年間使用されたもよう)
昔のロゴが今もスペアタイヤで使われているって…
なんだか粋な感じですね♪

指定圧は60PSI
測定結果。61.9PSI
異常無しでよかよか。
てゆーかこれって当時からノーメンテ?
だとしたらすごい。
でもやっぱ車検時とかに補充してくれてんのかな~。
メモ
作業日 2020年5月15日
作業時走行距離 118,970
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異音対策 | クルマ
Posted at
2020/05/16 12:15:55