
ついに音響測定用にマイク、DAYTONAUDIO iMM-6を手に入れたので、マイクをiPhoneに接続するために、手持ちのライトニング-3.5mm4極ジャックの変換アダプタを試したところ認識してくれました。
ヤタ───ヽ(・∀・)ノ───!!
次はiPhoneのアプリで使いたいなと、昔から使っているETANI RTAという有名なアプリで試そうとしたところiPhone11では固まって良く落ちる。有償版でないとマイクの校正データが使えないと表示が出るし使えない。
「分かったよ、ここまで来たら買ってやるよ。数百円だろ。(´д`)」
で、App Store行ったんですよ、そしたらETANI RTAが無い!(゚Д゚)
なぜ?撤退??iOSのアップデートについて行けなくなった???
オーディオ初心者が興味を持つために良いアプリだったのに。ちなみに有償版のproはお値段¥6,500だったらしいです。理由は分かりませんが、無いものを追いかけてもしょうがないので、代わりのアプリを探しました。
先に書いちゃうと、Sound Six DigitalのSoundToolsに含まれるRTAがベストでした。いや、ちょっと何言ってるか分かんないですよね、はっきりAppの名前を教えろよ!(゚Д゚)、ですよね。アプリ名は"SoundTools”です。このアプリはいろんなツールがバンドルされていて、一部のツールが無償で使え、RTAも含まれます。ちなみにRTA単体だと¥610です。経緯が気になるラインアップです。
関連URLに公式サイト貼っておきます、詳しく説明されてて良いです。
■iPhone11 iOS15.1
・SoundTools ←BEST!素晴らしい
○マイクの校正データがちゃんとあてれます。
○max/minのピークホールドできます。
○グラフ減衰で減衰速度を選べます。
○データの再現性が高くちゃんと測定できている安心感があります。
○カーソルをあてるとバンドごとの周波数、音圧レベル(min, max, 現在値)が表示できる
△1/3オクターブ表示できてグラフ表示も好きなレンジで変えられ、固定もできます。
△見た目は地味でラボっぽいです。
アイコンなんてドット絵なので、最初見たときはどこかの個人が趣味で作った使えないアプリだと思いました。
サイン波、ホワイトノイズ、ピンクノイズを出すジェネレーターが付いてます。
・Sonic Tools
×マイクの校正データを反映できません。
○maxのピークホールドあり。
○減衰速度は選べませんが十分に速いです。
○データの再現性良いです。
△バンドごとの周波数と音圧レベル(現在値のみ)表示できます。
○1/3、1/6、1/12オクターブ表示できます。
○見た目はバンドごとの音圧レベルでグラデーション表示されます。
・ミミガーRTA
△マイクのプロファイルでLow,Mid,Highで調整可能。
×ピークホールドできません。
○減衰速度は選べます。
×データの再現性はピークホールドがないので分かりません。
△1/3オクターブ表示までできます。
・iAnalyzer Lite
×マイク校正できません。
×ピークホールドできません。
×減衰速度選べません。
×データの再現性はピークホールドがないので分かりません。
×棒グラフが3Dで表示されます。基本的に周波数表示はラインのみ。
×棒グラフは1/1オクターブ表示のみ。
○見た目はスペクトル、スコープが同時表示できます。
・Spectrum
△マイクのプロファイルでイコライジングできますが、dBの絶対値で指定できないです。
周波数も30,60,125,250,500,1k,2k,4kHzと細かくないです。
○maxのピークホールドあり。
○減衰速度はFFT SIZEを適切に選ぶことで早くできます。
×データの再現性は良いですが、何か関数が入っているのか1.6kHz以上の周波数で音圧が下がってしまいます。
○バンドごとの周波数と音圧レベル(max,現在値)表示できます。
○1/3、1/6オクターブ表示できます。
○見た目は背景黒、グラフ赤、カーソル黄色で凄く視認性が良いです。
・dB Meter
画面を横に向けるとSpectrumとほぼ一緒ですが無償版の制限がよりきついです。
・ETANI RTA
時々固まって落ちます。app storeで見つけられず、アップデート無いです。
■iPad A1416 iOS9.3.5
App storeの購入済みから互換性のある旧ver.のアプリが使えます。ETANIもちゃんと動きます。
・SoundTools
×画面下に広告が入る
×icloudから校正ファイルを適用しようとインポートをクリックするとappが落ちる
×アップグレードしないと設定が触れないからオクターブ変えられない、ピークホールドできない。
・Sonic Tools
iPhone11とほぼ一緒。使える。
・Spectrum
マイクが反応しないので3.5mmジャックから抜いてapp立ち上げ直したら、エレキギターの曲が流れて、ギターのスペクトルが見れる。ワザと??(ノД`)
エレキギターはイケてる、いやどうでも良い。
・ミミガーRTA
iPhone11とほぼ一緒。
・iAnalyzer Lite
iPhone11とほぼ一緒。
・dB Meter
iPhone11とほぼ一緒。
・ETANI RTA
ちゃんと動きます。無償版なので測定時間は~15秒。
有償版にしないとマイク校正できません。
■Qua Phone KYV44 Android9
・Spectroid
×マイクの校正できません。
○maxのピークホールドできます。
○グラフ減衰速度を選べます。
○データの再現性良さそうです。
×カーソルをあてるとバンドごとの周波数、音圧レベル(現在値のみ)が表示できる。
が、表示位置がコロコロ変わるので読みにくい。
△ライン表示のみ
△見た目はラインがもうちょっと太い方が読みやすいかな。下にウォーターフォールが出せます。
・RTA Analyzer
×マイクの校正データを反映できません。自分でピンクノイズを使った校正はできるようです。
×無償版はピークホールドできますが数秒です。
○減衰速度は選べませんが十分に速いです。
×データの再現性はピークホールドがないので分かりません。
×バンドごとの周波数と音圧レベル表示できません。
○1/2、1/3まで無償で表示できます。1/4オクターブ以上は有償版。
○見た目は棒グラフの色を7色から選択可能。
てな、感じです。(・ω・)
どうしてもETANI RTAを使いたい方(過去に有償版を買った方とか)は古いiOSもってくるしか無さそうですね。androidでマイクの校正データを反映できるアプリは見つけることができませんでした。探せば、あるのかな??
Windows版は試してません、ノートPCかさばるんだもん。
てなわけで、皆様の参考になれば良いです~。バイバイ(´・ω・`)