フロア静音化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
内張りに張ったシンサレートが残っていたので、前から興味のあったフロアの静音化に挑戦します。
静音化について検索したところ、どうやらボディに制振材→吸音材→遮音材の順番で施工すると最大効果が得られるらしい。
制振材:レジェトレックス
吸音材:シンサレート
遮音材:住宅用遮音シート
を準備してスタート。
運転席・助手席はT50のトルクスレンチ、2列目・3列目は5/8インチまたは16mmのソケットレンチで外せます。
2列目右シートが一番重いです。腰が抜けそうになりました。
2
カーペットは組み付けの手順の関係か、センターコンソール下が引っ張り出せませんでした。面倒なので細く繋がっている部分をカッターで切って無理やり引き出しました。助手席下の送風ファン?の上はブチルゴムで固定されているので、ベリベリと剥がします。
掃除をしながらだったのでここまで2時間以上。やっとフロアの地肌が見えました。
どれどれ...
3
後席に続くエアコンダクトにレジェトレックスが貼ってありました。きっと何か意味があるんでしょう。考えてみるとエアコンの送風音てかなり大きいですよね。自分がレジェトレックスを貼るときの参考にします。
4
運転席や助手席の下は、黒いゴム素材で隙間なくカバーされていました。ペダルの後ろに見える黒い部分が全部そうです。触ってみると柔らかく、押すと弾力があるので、中には吸音材も入っていますね。
エンジン音が車内に入って来ないのは、ちゃんとノーマルで対策されてるからなんですね。感心。
5
2列目シートの足元までは、ウレタン、ニードルフェルト、スポンジでかなり分厚く吸音対策がされています。エアコンダクトを外さないと吸音材を外すことはできませんでしたが、端を無理にめくってみると硬めのゴム素材で制振されていました。
金属が露出している部分とエアコンダクトにレジェトレックスを貼っていきます。
6
2列目シートの座面下から荷室までは、鉄板が見えており部分的にゴム素材で制振されているだけ。どうやら今回の頑張りどころはここっぽいです。
「静かになーれ、静かになーれ」と願をかけながら御札、じゃなくレジェトレックスを貼っていきます。
他の部分より音が響くと思われるホイルハウスにもしっかりと。
7
手持ちのシンサレートが思ったより少なかったため急遽ホームセンターへ。
ニードルフェルトが売ってない!何かいいものはないかと探すと、アイリスオーヤマの発泡ラバーシート1800x900mmの10mm厚(2300円程度)を発見。疎水、防振、吸音、加工のしやすさでかなり良さげ。これを1枚足して、フロア全体を覆いました。
すっかり日も落ちて辺りは真っ暗に。このあと住宅用の遮音シートを施工しましたが、写真を撮り忘れてしまいました。
8
あとはカーペットを敷いて戻し作業。
内張やシートの取り付けは、吸音材と遮音シートの厚みがあるので、嵌らない部分は材料を減らすなどの微調整が必要でした。また、シートを止めるボルト穴の開け忘れなどがあり、終わったのは22時過ぎ。近所の皆さんすみません。
さて、8時間を超える大工事だった訳ですが、効果の程は...
正直なところちょっと微妙です。もともと静かなクルマですからね。運転席から感じるのは、後席からのノイズが減ったかなー程度。2列目や3列目の人は違いを明確に感じるでしょう。音楽や映画などの音声がはっきり聞こえるようになったはず。
とはいえ、苦労したので運転席でももっと違いを感じたい。高速などで効果出たらいいなぁ。
追記:数日走って様子を見ましたが、運転席でも結構違いを感じられることがわかりました。特に雨の日は床下からの雑音がかなり軽減され、ほとんど聞こえません。苦労した甲斐がありました。
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