花が咲いただけでニュースになるのは
世界的に見ると とても珍しいのだとか─
そんな珍しいニュースが春になるとトップニュースで流れ
ニュースと開花を心待ちにしている人々がたくさんいるこの国で
今までたくさんの人が
数え切れやしないほどの恋をして
愛情を大切に繋いできてくれたから
今の自分がこの星のこの国に
生まれてこれたんだなって想ったら─
嬉しくも悲しくも悔しくもない涙が
勝手に溢れてきちゃって
ただただありがとうを言いたくなって
ただただ感謝していた───
─有り難う御座います。
そんな
咲いただけでニュースになる
この花にまつわる思い出達が
切なくて悲しい
出逢いと別れの思い出ばかりでも
この花のことを嫌いという人に
まだ出会った事のないコトが
なんだか誇らしくって
この花のコトがもっと好きになって
知りたくなった──
本当はこの花の下で
2人っきりで肩を触れ合いながら歩き
沢山お話がしたいのに
上手に誘う勇気が出せなくて
大勢の友達と一緒に誘って
集まったみんなでお酒や食事を持ち寄り
好きな人のちょっと遠くに座りお酒を飲んで食事を楽しみながら
好きな人と一緒に
この花と好きな人の横顔を見つめてたのが
花見の由来なんかな?って考えてみたら
んな訳ないか─
っと思いつつも
なんだかそれっぽく感じてちょっと笑え
気が付いたら“あの歌”をハナウタで歌ってた─
枯れ果てる前に散ることと知りながら
一年かけて4つの季節を移ろい
毎年いつも通り
寒い冬の次の季節の始まりに
毎年同じように
凛として誇らしく咲き
毎年変わらず
薄紅のまま何にも染まらないで
美しいまま散ってゆくこの花を
毎年見守っていると─
良くにも悪くにも変わってゆく
自分の弱さと汚らわしさに気付いてしまい
たまに自分のことを受け止めきれなくなる──
春のうねりの強い雨風に
たった一夜で散らされてしまうと思い
中には怖くて 辛くて 咲きたくない奴の1人や2人はいるんだろうな─
でも
辛くてもあと一つ勇気を足せば
幸せになれると思って 咲いてくれるのカナ─?
なんてコトを想ったら─
この花は日本人の心みたいだから好きなんだ♪
っと歌うように教えてくれた
まるでこの花のような人が
目の前の辛い現実に耐えられなくなってしまい
目の前から去って行ってしまう時─
留まる理由になるちょうどの言葉が
咄嗟に思い浮かんでこなくて
迷いにからめとられ
言ってもいい事と
言ってはダメな事が分からなくなり
押し黙ったままで
何も言えないまま離してしまった過去を
思い出した─
多分キットそれは
辛くとも永遠に咲かせていたかったけど
辛すぎるコトバかりに慣れてしまう事が
辛くて
いつしか
一瞬で散る儚さの方が美しいと
心変わりしてしまい──
しがみつくように最後まで咲いてる花びらより
躊躇わないで
潔く散ってゆく ひとひらの花びらの方が綺麗だと思ってしまったから
自分の方から突き放すように手離し
散らしてしまったんだなと──
そんな自分は無情な人間なんだと
後悔の淵に立ち止まったまま
幾度目かの桜の花が咲いた少し風のある春の夜─
消し忘れたテレビから流れてくる
くだらないニュースをただなんとなく見ているような惰性で生きていたときに出逢った人と─
2人っきりで
夜桜を見上げながら桜道で肩を並べて歩いているとき
─星空を見上げるコトは忘れる時があるのに
なんで桜を見上げるコトはどんな時も忘れないんだろうね─?
っと力なく呟いたら─
ばくちくの肩に触れていた花びらを
利き手で優しくさするように
─すっと つまんで
何かを覚悟した表情でコツコツと
ゆっくりと確かな足取りで前へと進み
立ち止まって
そのまま振り返らずに そっと─
「人は変わってしまうけど、桜はなにも変わるコトなく咲いているからじゃない?」
──。
「だ‥だからさ…。」
「 (あなたが)変われるまで、この桜のように(私は変わらないで) いつまでもあんたみたいなだらしのない人のコトを待っている」
「こっんなに可愛い女が居るってコトを」
「春になって桜を見上げた時だけでもいいから思い出してよね。」
「変わらない事も大事だけど変わるって事も大切だよ。」
っと
風に揺れる桜のように肩を震わせながら
街の明かりが遠くに輝いている桜空を
溢れた涙が零れ落ちぬように真っ直ぐ見上げながら
ばくちくの
心の中に咲かせようと届けてくれた
重くも遠くもない
ちょうどいい距離の言葉が輪郭となって──
秒速5センチメートルよりも
ゆっくりな速さで
無情なばくちくの心の真ん中にあった
カエラレナイ現実と
面倒くさい本音の上に
(
)
(
)
🌸
っと
真っ直ぐに落ちてきて
この人と愛情を繋いで生きたいと
本当の気持ちに気付いたから─
おざなりにしていた
merry me ?の返事を
片膝をつく代わりに後ろからそっと抱きしめて
─merry me ?
っと返したんだよな─
そんな
たくさんの悲しいコト嬉しいコトの思い出ばかりがある桜のコトが
ばくちくは大好きです─♪
だからキット
桜の花と同じ色の
ピンクハスラーを選んだんだろなって─
気が付きました──🌸
#エープリルフールネタではなく#ただの妄想話
#ブログタイトルと最初のくだりでこのオチに気付いた人と花見に行きたい
#春と桜はいつまでも留めておけない
#いつもより30分早く出る朝
#いつもよりゆっくり走る贅沢な帰り道
#春のトンネル
#名所の桜よりいつもの道すがらのあの桜が好き
#たくさん咲かせるよりどんな風に咲かせたか
#たったの一言で咲く花もあれば散るハナもある
#美しいうちに散らせたい
#散る花より咲く花の方が多いといいな
#咄嗟に思い浮かばなかった言葉はいつか形になってきっと伝わる
#今年の花言葉は冷静と気まぐれ
#ポティロン
#photogram─
photo1#人は桜を見上げ桜は空と月を見上げ
photo2#やっと会えても触れ合うと消え─
photo300#明日の朝までには
photo4#月の青い桜夜
photo5#沢山撮ったけど話の性質上この一枚
追記 2018 4/8
美しいまま散ってくれてありがとね
もう二度と逢うことはないでしょうが
また来年も会いましょう─🌸
Posted at 2018/04/01 02:04:08 | |
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