ついに納車されました。いや長かった!

今回は下取り車が無いのでのんびりとバスでディーラーへ。
お店に着くと入口の脇の超一等地に飾ってありました。

今日だけは主役って感じでちょっと恥ずかしい感じもするけど
新車の納車時に唯一体験できるハレのイベントなのでありが
たく頂戴しましょう。
お店にはアイサイトのおかげで他メーカから移ってきた人も
多いながら、やはり古参のスバリストのお客さんも多く、
皆さん我がS4tSを興味深く見ていかれるので、内心ちょっと
嬉しいです。
ある意味見慣れた外装ですが、保険切替まで時間があるので
じっくり確認。つくづくカタログと実車の印象は違うモンです。

とにかくタイヤがでかっ!
B型やC型乗りの人は245仕様が有るからあまり違いを感じない
カモですが、A型で225しか経験の無い私からするととてつも
なくデカい。

陸運局での持ち込み車検時に錘をぶら下げられたって話を
どこかで聞いたけど、確かにありえない話では無いかも。

ぐるりと外装を確認すると、カタログ情報からリップスポイラー
がピアノブラックなのは知ってたけど、シャークフィンアンテナ
もブラックなのは正直忘れてた。これがなかなかイイです。

WRX STIに対して、S4だと少し引け目を感じるなーと言う部分の
代表格がグリルのSTIバッジとフェンダーのバッジ違いと思うけど、
これもしっかりピンクのSTIバッジに。一見するとS4と思えないです。
やはりワンポイントとなってカッコイイ。

さらに右後にはtSバッジが!

マフラーは結構太いです。内部のパンチング穴がなかなかです。
不等長時代とは違い、STIマフラーでも基本静かでいい感じです。
ドイツ車のスポーツ仕様で定番の左右4本出し。
私はドイツ御三家ではアウディが一番好みで、実際所有していま
したが、ここで言うSグレードと同じですね。まあ名前もそっくり
同じだし…(汗)
ちなみにさらにスポーツ寄りのRSグレードは左右極太2本出しです。
RSまで行くと全体的に下品な感覚が漂うため、エアロも抑え気味な
4本出しのSグレードの方が私は好きです。
来年はNDの車検でTTクーペも検討中なんですが、5気筒は魅力です
がTTRSよりもTTSのデザインの方が好きなので悩ましいです。
話が脱線しました。お次は内装。

まあtSと言っても内装に関してはノーマルS4と大差は無いですが、
シートはやはり迫力有ります。
サポートがかなり出っ張るため、乗り降りは要注意。でもすぐ
シワシワになるのは宿命かな。TTの革シートもサイドがすぐに
シワだらけでガッカリした記憶があります。
じつは内装のピンク色ガーニッシュは個人的にはいまいちかと
思っていたんだけど、実車はさほど気にならず良い感じで嬉しい
誤算です。カーボン調に替えようかとも思っていたけど不要に
なりそうです。

オドメーターは納車時9km。持ち込み登録だから少し距離が増え
ますと言われていた割には大したこと無かったかな。
速度計は280km/hまで刻んであるけど、まあ役に立つ機会は生涯
無いでしょう(笑)
納車時にドラレコの付け忘れに気づいたので、初回点検では
こちらをお願いするつもりです。
いつの間にかドラレコもアップデートされ、ナビ用のバック
カメラを利用しての後方同時撮影が可能となっていました。
詳しくはこちらです。
さて肝心の走りです。
たった一年ですがすっかり足踏みパーキング&パドルシフト
なしのオデッセイでの生活に馴染んでしまったなと実感。
結構間違えました。
走り始めてすぐに気づくのがハンドルの重さ。ワイドタイヤの
おかげなのか味付けなのか不明ながら、感触はすごく良いです。
アクセルは相変わらず軽すぎ。もう少し重い方が好みかも。
そして噂のダンプマチックⅡの脚はA型とは全くの別物!!
これは凄い…期待はしていたけど正直ここまで違う物なのか。
硬いのだけど揺れがバシッと一発で収まります。
いつも新車を持って行くつづら折りの下りで試したけど、追従
性はピカイチです。車高が低くて安定しているNDロードスター
よりもさらに踏み込めるし、VDCをTRUC.MODEにするとぐいぐい
ノーズが食い込んでいくし。凄いわコレ。
ワイド化したタイヤや2年間の年次改良、STIのパーツ類とその
チューニングの賜ですが、もはや別の車としか思えない感じ。
A型は特に高速域でリアが不安定な感じがしていたけど、tSでは
少し走った感じではまったく感じず、恐ろしいほどの安定感。
やはり総合的に剛性が上がっているのだと思うけど、フレームが
しなって逃げてしまうような感覚がほぼ無くて、狙ったラインに
ぴったり入ります。
昔ポロGTIにイシカワエンジニアリングの足回りを入れた時は、
硬くなった脚にボディ剛性がついて行かず、左右方向に明らかに
捻られたような感覚と、ステアリングを戻した後にその揺り戻し
が大きくて参った覚えがあります。
さすがメーカーチューンドのtSはそんな雰囲気は微塵も感じさせ
ず高次元にバランスされています。
いや対価が高かったとは言え、さすがとしか言い様がないです。
過去のS**シリーズを歴代乗っている人が結構いるようですが、
このtSを乗ってみて分かった気がします。こりゃ次に乗る車の
敷居が上がるわ…。輸入車でもかなりお金をかけないとこの
レベルの乗り替えは難しいかもしれない。
友人のポルシェと比べても、脚だけなら負けないと思います。
ただ残念な点もあります。
巷で散々言われていますが、ミッション(CVT)がイマイチ。
私はアイサイトの半自動運転とCVTのマッチングはすごく良いと
思ってます。高速の安楽さ、安全さは素晴らしいです。
ただこれがtSの様に足が超絶に良くて走りに振れるクルマだと、
どうしてもミッションの欠点が見えてくる。
アクセルオフからの再加速でのもたつき、感覚としては大きな
ターボラグのような振る舞いがかなり気になります。
DCT積んでくれればその辺は解消できるけど、まあ無理でしょう。
これ以上を求めるならS207を買いなさいと言う事なのかな。
まあ多少の欠点はあるものの、試乗もせずに600万円も出して
内心ドキドキでしたが、どうやら無用な心配だったようです。
今後はサーキットの走行会に持ち込んでみようかと思います。
かなり走るのではないかと期待できます。