低ダストブレーキパッドに交換・リア編(あわせてブレーキディスクも交換)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
クラブマンを購入してから早2年となり、車検の時期が近づいてきました。
そのタイミングで2年保証が切れるので、ブレーキ周りを整備しました。
購入時にブレーキパッドは新品にしてもらっていたのですが、純正パッドのダスト汚れ具合には辟易していたので、低ダストパッドに入れ替えします。オークションで程度の良い中古の前後パッドセットを入手しました。
ジャッキアップしてウマに載せました。
2
ディスクも結構減っており、購入から1年経過した1年点検の時点ではフロント20.7mm(摩耗限界20.4mm)、リア8.8mm(摩耗限界8.4mm)という結果でした。そこから2,500kmくらいしか走っていませんが、そろそろ限界が近いと思われます。
まずはリアから作業を始めます。
3
写真は右リアですが、1mm程度は摩耗しているように感じます。新品が10mmですから、おそらく摩耗限界値に近いところだと思われます。
波打ちや異常摩耗はありません。
4
キャリパーの「ブレーキキャリパー ハウジング」という部分を外します。ここは7mmヘックスが必要です。トルクは比較的軽め?な感じですんなり緩みました。
5
その後、キャリパープレートを外します。ここはE14のE型トルクスで外します。
事前に調べていたところ、ここは相当に固いとの情報があり、さらにネジロック剤が塗布してあるとのこと。
E型トルクスのソケットは3/8のものしか持っていませんでしたが、歯が立たなかったので、1/2の長くできるラチェットを使って緩めました。
固かったですが、トルク的にはブレーカーバー的な工具があればゆるめられるくらいのものでした。
6
ただ、それよりもネジロック剤のせいで緩めてもずっと固いのが厳しかったです。ほぼ筋トレ状態。
いったん緩めてからは先日購入したHIKOKIのインパクトレンチWR36DHを使用して緩めました。締付350N・m、緩め650N・mをうたうインパクトですが、エクステンションバーで延長していたからというのもありますが、緩めていないと外すことは出来ませんでした。いったん緩んでからは強力な打撃で緩めてくれました。これだけでも大変助かりました。
7
少し順番が変かもしれませんが、ここでパッドセンサーを外しました。今回はディスクの摩耗が進んでいないはずなので、パッドセンサーはまったく削れていないため再利用します。
マイナスドライバーで丁寧にこじるとすんなり外れました。
8
外したブレーキパッド残量は約8.5mm。まだまだ使えますが、もうこのダストの多さはこりごり。
タイヤを触るだけでも手が汚れるし、この作業中もキャリパーやホイールのダストがものすごく、どろどろになるくらいなのでこのままおさらばします。
9
ディスクは固定ボルト1本を外して、裏からゴムハンマーでたたいたらすんなり外れました。(前後4本ともに々ように錆付きは無しでした。)
ディスクの裏面も表側と同じくそんなに問題ない感じです。きれいに摩耗、といったところでしょうか。
10
新しいディスクはOEMメーカー「マイレ」にしました。
型番は315-523-0062PDです。
2枚で14,000円台とかなり安く購入できました。純正は高いので私にはこれで十分だと思っています。
ディスク固定ボルトは26N・mで締め付けました。
11
取り付けるパッドはマイレの低ダストパッドです。
型番は025-253-3116/PD(MBP1770PD)。
中古品ですが、剥がれや痛みもなく、残量が8.5mm前後残っています。フロントと合わせて500円+送料で1,450円でした。
(私は中古部品でも問題がなければどんどん使っていくタイプです。)
12
キャリパーハウジングのスライドピンをグリスアップして組み付けます。
今回のグリスはワコーズのスーパーシリコンブレーキグリス(SSG)を使いました。
13
パッドを取り付けて、元に戻して完了です。
締付トルクははっきりとわからなかったのですが、スライドピンの固定は35N・m、バックプレートはロックタイト中程度を塗布した上で、締付時と同じくらいの手トルクで締め付けておきました。(65N・mとの情報もありましたが、不明です。もう少し硬かった気もしますが、ネジロック剤があったのでわかりません。)
14
リアの一連の作業は以上です。
写真はありませんが、左側も同様に作業しました。ただ、リアに関しては、キャリパー全体を外してしまうのではなく、ハウジングを外してからバックプレートを外すと、ボルトへのアクセスも用意で、またパッドを取り付けるときも比較的簡単、ということがわかり、2度目の作業ということもあるのですが、約半分の時間で作業を終えることが出来ました。ここまでで概ね3.5時間。このあと昼休憩をはさんでフロント作業に移りました。
こうしてレポートすると作業内容だけをお伝えする感じですが、実際は炎天下の作業で少し熱中症になりました。それから体中が筋肉痛になり、翌日まで動けなかったくらい苦しい作業でした。
15
ちなみに、リアはパーキングブレーキを解除しないといけないタイプのシリンダーとなっています。そのため、それを解除するために「Bimmer Link」というOBD2アプリを使ってサービスモードにする必要があります。(しないやり方もあり得るそうですが、スマートなのでこれがベストかと。)
6,000円する有料アプリですが、バッテリー登録やエラー解除などもできるため、コーディングができる「Bimmer code」とともに使えるアプリです。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク