ありがとう、たぁ〜さん

ブログUPすべきか悩みましたが、
これまでの感謝を込めてお伝えする事にしました。









１１月７日。
大切な友人のたぁ〜さんが５９歳の若さで逝去されました。



たぁ〜さんとの出会いは、
７年前に何となく企画した山陽欧米第１章から。


初めて会った時から、たぁ〜さんはマンガで描いたようにガハハと笑い、豪快で破天荒で、
悪ガキがそのまま大人になった面白い親戚のおじちゃんみたいな方でした。


デジイチを買ってから流し撮りの練習台になってもらい、サーキットへ誘ってもらい、モータースポーツの楽しさを教えてくれました。


下手だったけど、撮った画をいつもニコニコしながら褒めてくれました。


正月に早起きしてメガーヌ詣してUKで焼飯モーニングしたり、
すっかりデジイチにハマった５年前のある日。










突然たぁ〜さんからランチに誘われ、御嶽でヒルクライムに出るからカメラマンをしてもらえないと頼まれました。


長野は遠いなぁ〜と思っていたのですが、たぁ〜さんから衝撃の告白が。

「shinちゃん、実は俺、癌になってん。もう長くなさそうやし、いつまで走れるか分からんから、記念に撮ってもらえんかな？」

いつも通りの笑顔で言うもんだから、「またまたキツイ冗談を〜」とツッコミを入れそうになりましたが、その当時知っている人はごく僅かの人で、他の人には黙ってて欲しいと言われ・・・

相変わらずカメラの腕は下手だけど、
これだけ信頼してくれている人の頼みを断る理由はないと思い、御嶽に行きました。






御嶽から始まり、クロノスカナーデ、リエゾンクラシックカーではCoドラをさせてもらったり、楽しい所ばかり連れて行ってもらました。














たぁ〜さんを通じてたくさん友達ができ、













極寒の岡山国際でやったママチャリＧＰでケータリングの総料理長を引き受けてくれて、









自慢の新居にも招待してくれました。


悪ガキがそのまま大人になったような人ですが、人をもてなしたり、人を喜ばせるのが好きな素敵なおじちゃんでもありました。

「癌、完治したんじゃないかな？」と思うぐらい、私の前ではいつも通り元気そうでしたが、闘病生活はとても辛かったようで、苦しい所は一切見せませんでした。

結婚、コロナ禍等、なかなか会う機会がなく、最近ランチにお誘いしたのですが、直前で体調が悪くなって、会うことは叶わなかったです。



お亡くなりになった翌日、葬儀に参列し、たぁ〜さんに最期のお別れしてきました。


笑顔で感謝の言葉を伝えたかったのですが、たぁ～さんを目の前にすると涙が止まりませんでした。




たぁ〜さん。

あなたからたくさんの楽しい事と美味しい物を教えてもらいました。

私の充実した30代のほとんどは、あなたのお陰です。

お別れする前に最高の１枚が撮りたかったし、一緒に美味い物食べて笑いたかったです。

きっとやり残した事もあったと思いますが、あっちに行っても欲望のまま突っ走って下さいね。