
さて、いよいよエンジョイスクールも今度の土曜日となりました。
当日夜は納涼祭!
翌日はクラブマンミーティング!
土曜日のゲートオープンから、都合31時間ぶっ続けのイベントです。体力持つか!?
スクール参加台数も大台を突破し、盛り上がること必至!
見学も大歓迎ですので、どしどしお越しくださいませ。
当日の天気は晴れっぽい。
熱中症には十分対策をとってくださいね。
さて、最終回(?)の今回は、ちょっと欲張ってコースイン、コースアウトと抜き方、抜かれ方。
ほんとは2回に分けた方が良かったか?と思いますが、スクール当日も説明しますので。
今回もあくまで伊那サーキットでのケースとなります。
まずはコースイン、コースアウトから。
コースイン口に向かう前に、一通りのチェックを。
シートベルト、ヘルメットのあご紐、長袖なら腕まくりしていないか、手袋はしているか。
ボンネットは半開きになっていないか、窓は閉まっているか。
意外と忘れてたりします。私も何度か経験あります(汗
写真の①コーナー側がコースイン口となります。⑩がコースアウト側。
パドックから入る場合はピットロードから、逆にピットロードから入る時はパドックからの車に注意しながら、コースイン口まで進みます。
オフィシャルが身支度をチェックする場合がありますので、両手とあごの下を見せます(通称カエルポーズ)。
コースイン口まで来たら、看板の手前で一時停止。ホームストレートを走ってくるクルマがないことを確認したら、コースインして加速してください。
基本的にオフィシャルはコースインのタイミングを指示しません。注意してコースインしてください。
コースアウトの場合。
コースアウトする場合は、⑨の辺りから右にウインカーを出し、周りのクルマに「ピットインしますよ」と合図します。
そのままなるべく走行ラインをふさがないように右に寄り、ピットへ入っていきます。
このあたりはスクール当日、ビギナークラスには実際に走って指導する予定です。
次いで、抜き方抜かれ方。
特にビギナーが気になるのは抜かれ方かと思います。
抜かれ方がばっちりなら、抜き方も大丈夫だと思うので、しっかり抜かれて下さい(ぇ
基本的にパッシングポイントは2点。「ホームストレート」と「バックストレート」です。
慣れてくると5、7、8コーナーでも抜いてもらえるのですが、それは先の話ということで。
コース幅も広くないですし、安全に抜いてもらえるところまで普通に走りましょう。
基本的に、伊那サーで4輪走行の場合は「タイムアタック」であり、「レース」ではありません。
つまり、抜こうが抜かれようが影響は少ないです。全く焦る必要はありません。
「邪魔しないようにしないと!」と思うかもしれませんが、後ろのクルマにしてみれば行動が読めない方が怖いです。あわてずじっくりと、次のストレートまで走って下さい。
ストレートが近づいてきたら(写真だと⑤、⑩のコーナー付近)、イン側にウインカーを出します。
後ろの車に「あなたに気が付いています。道を譲ります。」としっかり意思表示。
そしてストレートに入ったら、ホームストレートなら進行方向に対して左側、バックストレートなら右側にクルマを寄せて減速。ラインを外してしっかりと抜いてもらいます。
抜いてもらってもすぐに加速は禁物。さらにその後ろから来る場合も多々あります。
後方の安全を確認してから加速、走行ラインに戻して下さい。
抜いてもらう場合でも、コース上に「停車」はしないで下さい。危ないですし、オフィシャルが誤解して走ってくる場合もありますので。
抜く場合はこの逆です。前車が自分に気が付いて、しっかりとラインを譲ってもらったことを確認してから追い抜いて下さい。
抜き方、抜かれ方のポイントは二つ。
「無理をしない」と、「意思表示をしっかりする」です。
走行中も周りとのコミュニケーションをしっかりと取りましょう。周りを見る余裕も、サーキット走行する上で重要なポイントだと思います。
繰り返しになりますが、「レース」ではありません。抜いた抜かれたは全く気にする必要はありませんので、焦らず抜く、抜かれるを行ってください。
伊那サーデビューに必要な知識は以上。
これだけ押さえておけば、なんら物怖じする必要はありません。
伊那サーを楽しみましょう!!
あ、上で散々無理をするな、と言ってますが、これは走行にも当てはまります。
クルマは「理(ことわり)」で動いています。物理とか。
なので、「無理」をすると危ないです。
(この「理」を学んでもらうのが今回のスクールの大きなポイントだと思っています)
「限界で」「全開で」等考えてしまいがちですが、それはタイムが気になるようになったら考えること。
まずは「サーキットを走ることを楽しむ」ことが一番大事だと思います。
クルマの状態、タイヤの状態を常に意識する。考える。想像する。
それだけで、サーキットどころか、日常の通勤、ドライブも楽しくなります。
まずは楽しむ、慣れてきたらタイムを気にしてみる、安全を考えた上で「無茶」してみる。
そして、「こうしたいけど…」「どうしたらいいんだろう…」という時には、スクールで学んだことを思い出してみたり、近くに居るサポーターに聞いてみたり、常連に聞いてみたり、一緒に走りに行く仲間と考えてみたり。そういうことが気軽に出来る環境が、伊那サーにはあります。
ある意味凄く贅沢!…といっても、私は相談に答えられるほど力量がありません。バカ話なら出来ますが(ぇ
そんなんで良ければどんどん声を掛けて下さいww
まずは今週土曜日、「帰ってきたエンジョイスクール」でお待ちしています。
繰り返しですが、見学も大歓迎です!よろしくお願いいたします。