
先日、中学時代の友人(親友)から突然電話が入りました。
86歳になる彼のおふくろさん(おいらの小学時代の先生)の訃報か?
が、一瞬頭を過ったのですが(笑 ゴトデハナイケド
彼K君:17日の土曜日予定空いてる?
おいら:(予定はあったがたいした用ではないので)
たまたま休みだわ。
K君:(少し興奮した声で)
ポール・マッカートニーのチケットが手に入ったんだけど、一緒に行かない?
おいら:奥さんと行けばいいじゃん。
K君:仕事でダメなんだよ。頼むよ~。
てな会話がありまして。
K君は中学時代からビートルズのファンで、LPは全部持ってる、カラオケでビートルズの曲を歌うは、ジョン・レノンが亡くなったときは・・・ そんな彼です。
おいらと言えば、中学時代は 「やっぱ、南沙織だよね」みたいな。
野木に住んでいる彼の指示で13時51分発の「鈍行」に乗れと。
え~、朝から東京へ遊びに行きたい と、思ったけど、彼は34年間東京通いで、それは可哀想かと思いゆっくり出発することにしました。
その時間なら確実に座れるからさぁ。という彼に。
「ダメ、グリーン車に乗る」 そこは譲れん(笑
グリーン車両って、乗り心地がいいでしょ。サスペンションの違いか?
軽自動車と、輸入車セダンくらいの違いがあるでしょ。
せっかくのポールなんだから電車もリッチに行こうぜということになりました。
なんでも、リーマンショック以降はグリーン車両に乗ったことがないらしい。
昔話をしながらあっという間に新宿へ。総武線に乗りかえて信濃駅から競技場へ。
すると、反対から歩いてくる年配のオジサンが、「体調不良で中止だってさ」「体調不良で中止だってさ」「体調不良で中止だってさ」と念仏を唱えるようにつぶやいている。
何だよ、このオッサン! デマを言いふらして混乱させようとしてるのか?
500M位先でなにやら異様な雰囲気。スタッフのTシャツ着た若者が一生懸命説明している。
「体調不良としかわかりません」「中止は決定です」「理由は体調不良です」と、周りからの攻めに必死に対応している。
あれ~? あのオッサン(シツレイ オジサマ) 本当だったんだぁ。 唖然。
その後どうしたかって?
男の子が二人で愚だ愚だ言ってもしょうがない。
K君が東京駅のステーションホテルの中にあるコーヒーショップに行きたいと。
コーヒー一杯1500円くらいするそうな。 上等!

なぜか満席で待たされる。
案内された席は
「6時からハープ演奏がありますが、そのすぐ脇のお席でよろしいですか?
まだ、5時半前。
じゃぁ、せっかくだから演奏があるまで長居していいですか?
もちろんです。どうぞごゆっくりしてくださいませ。」
6時に予約していた店を7時に変更して、
コーヒー飲むはずだったのにビールの方が安いと分かると迷わず注文。
ハープ演奏を待つことにしました^^。
そして6時から6時半まで。
ハープ演奏を目の前でじっくりと堪能したのでありました。
おいら: 写真を撮らせていただいてよりしいでしょうか? (ナレナイニホンゴ)
ハープ奏者: もちろんです。私なんか撮られて・・カメラ壊れませんか?
(こ、こんなジョーク貰えるとは思わなかった)
曲が終わるたびに拍手するのはK君とおいらだけ。
他のお客さんは全然無視。
K君とおいらは黙って聞いている。他のお客さんは会話に夢中。
俺たち田舎者? いや、一生懸命聴いたほうが紳士的だわ。
んで、拍手するとこちらを向いて笑顔で会釈してくれる。
ハープって、いい音色だわ。
いや~、癒されました。
男の子2人はその後、当然のように飲みに行くのでありました。
おいらのリクエストで「つづみ留次郎」
おいら都内の飲み屋、ここしか知らないし。
K君は行きつけの店はないらしい。
この頃にはポールもポの字もなく、昔の話に花が咲いたのでありました。
花と言っても、バラや桜ではなく、・・・ケシの花。
そんな悲しい? 残念? 楽しい? 一日でした。
Posted at 2014/05/18 22:39:42 | |
トラックバック(0) |
日記 | 音楽/映画/テレビ