さて、今年も秋頃にオフテグラが開催されると公式さんからアナウンスがありました!
2022年のオフテグラから同時開催(?)されるようになったミニチュアオフテグラ(ミニテグラ)ですが、初回は力を入れてDC5(フル無限エアロに改造)とDC2無限仕様を製作して参加しました。
2023年のオフテグラではホビーデザイン社製のK20Aエンジンのキットを製作してお茶を濁した感が満載でしたが、今回はちゃんとクルマを作ろうと思いますwww
用意したキットはフジミ模型のスプーンインテグラタイプR(DC2)です。
一昨年前にオフテグラに向けて同じフジミ模型の無限インテグラタイプRを製作したことがあるので、車高調整などは慣れたものですw
今回は普通に組むのもつまらないかと思い、個人のプライベーターが作ったレースカーというイメージの車両にしてみようと思います(←完成するとは言ってない)
で…先ず取り掛かったのはリアゲートのアイローネゲート化…
何となくレースカーっぽいかなぁという安易な理由から改造してみることにしました。
画像では分かりづらいですが、キットのウィンドウのパーツのリアハッチ部分をカットします。
ボディパーツのリアゲートへの接着シロを残してカットします。
その後、アイローネゲートで凹む部分をカットし、ボディパーツに裏から接着します。
アイローネゲートのウインドウ部分の枠をプラ板で製作して接着します。
その後、プラ板でアイローネゲートの側面と天板を作り接着します。
この辺はすべて現車合わせです(←行き当たりばったりwww)
接着したところが硬化したら、ポリエステルパテで窓枠とリアウインドウの段差を埋めていきます。
画像の←部分が直線的になってしまったので、プラ板とポリパテで修正します。
何とか丸みを帯びた形状に修正できました。
今回はアイローネゲート化以外は大きく変更せずに外装はシンプルにしたいと思いますので、次は内装に取り掛かります。
ロールバーぐらいは必須か?と思い、プラ棒を手曲げしてそれっぽい形にします。
ボディパーツを被せると見えなくなるんですが、補強のバーと溶接痕も作ってみましたwww
(こういうことばかりやってるから完成が遅れるんですよね)
次に燃料タンク(ぽいもの)を製作。旧いF1模型のジャンクパーツとプラ板で適当にそれっぽくwww
今回はワンシーターの予定ですので助手席側に燃料タンクを置く感じで。
シートはフルバケットシートに交換するので、アオシマ文化教材社のウイング&カスタムパーツセットのものを使用します。このセットに追加メーターも入っているのでこれも使用します。
組み終わると絶対に見えないと思いますが、バケットシートのシェルはカーボンケブラー風のデカールを貼り込みます。
デカールが硬化したら艶ありのクリアでコーティングします。
今回はレースカーということなので、車体の色は自分自身では勇気がなくて絶対に乗れない赤系にしようと思っていたので、コントラストを考えてシートの色は黒、シートベルトを赤でチョイスしてみました。
エッチングパーツのバックルを活用してそれっぽくwww
ドアの内張りも取っ払うためどう加工しようか悩みましたが、プラ板でドアの内側を再現してみます。
ネットで拾ったDC2のドア内側の写真を参考にしながら、スピーカーホールやサービスホールを空けてそれらしくしていきます。
ドア内側の湾曲した鋼板の雰囲気はプラ板を重ねて貼り、角をヤスリで滑らかにしていきます。
開閉用のワイヤーも洋白線で再現します(だから…組んだら絶対に見えないってばwww)
付けてみるとこんな感じに。
ボディパーツの内側はサーフェイサーと車体色が混在した感じに塗ればそれっぽく見えるでしょう。
燃料タンクに給油用のパイプを追加。透明のプラ棒の表面を1000番手のペーパーで曇らせてアクリルパイプっぽく仕上げました。
曲がりの部分に熱収縮チューブを通してライターで炙って収縮させ、端に細く切ったミラーフィニッシュを貼ってみました。
次にレースカーっぽいミラーを自作してみます。
丸プラ棒をヤスリで整えて洋白線でステーを再現。
カーボン風のデカールを貼ろうかと思っていましたが、ミラーが小さすぎて上手く貼れなかったので、ラッカー塗料のライトガンメタルで塗っただけです。
追加メーターも制作しますがこれはアオシマのキットのままです。
ただ、メーターの文字盤のガラス面を再現するためにGSIクレオスのMr.UV硬化クリアパテを使用します。
クリアパテを追加メーターに盛り、爪楊枝などで表面を均してUVライトを当てて硬化させます。
少し歪みがありますが、パッと見には気にならないくらいに仕上がりました。
次にマフラーをサイレンサーなしに加工します。手で曲げられる透明なプラ棒を使ってパイプをレイアウトします。
透明なプラ棒は柔らかくピンバイスなどで開口するのが困難なため、マフラーの出口は透明なプラ棒と同じ経の普通のプラ棒に排気口を開けて接着します。
塗装して組み付けると良い感じです。
今回、ホイールはホビーデザイン社製のADVAN RACING R6をチョイス。赤系の車体にも似合うかと思い、スポークはライトガンメタルで塗装し、リムはアルミ素地のままにしてみました。
仮組みして車高もチェックします。
キット自体がかなり腰高なので前後共に約2~3mmぐらい下がるように加工しています。
大体プロポーションが決まってきましたので、ここからは小物の制作ですが、このフジミ模型のDC2のキットはフロントのサイドマーカーがボディパーツと一体形成になっていてクリアパーツもありません。
ですので、クリアのプラ板にデザインナイフで細かい格子状の線を描き、それを切り出してサイドマーカーを自作しました。
そのパーツの格子状の線を入れた面にクリアオレンジを塗装して、ミラーフィニッシュを貼り付けてリフレクターを再現します。
レースカーということでベルト形状の牽引フックも3mm幅のリボンを折り返してクラフトボンドで接着して製作しました。
このままではバンパー開口部から垂れ下がる感じが出ませんので、木工用ボンドを水で解いたものを染み込ませて、直角に曲げて固定し乾燥させました。
リアウイングは純正形状ではなく社外品のGTウイングをイメージして、アオシマ文化教材社のウイングパーツセットを買ってみました。その中でも一番シンプルなウイングを選びました。
キットに入っているステーだとかなり高めの位置だったので、ステーもプラ板から自作しました。
いよいよ一番緊張するボディパーツの塗装です。先ずは定番のグレーのプラサフをエアブラシで塗装し、歪みや引けなどがないかチェックし大まかにペーパーがけします。
アイローネゲート部分も接合部などに違和感がないかチェックして修正しておきます。
グレーのサフが乾燥したら次にファンデーションピンクを乗せていきます。
これは赤系の塗料の発色を良くするためです。
リア周りも入念にチェックします。
ここまで来てサイドステップの厚みが薄すぎて腰高に見えるということで、急遽パテを盛って改造することにしました。
サイドステップから上の部分にはマスキングテープを貼って不要な部分にパテが付着しないように養生して進めます。
下地塗装が乾燥するまで数日掛かるので、その間に内装も塗装して組んでいきます。
ドアの内側とロールバー、シャーシ部分はわざとサーフェイサーっぽいグレーを塗装してコントラストにしてみました。
ウインドウネットも自作してみました。
燃料タンクも程よく汚し塗装してメカニカル感を出してみます。
いよいよ本塗装です。
今回はフィニッシャーズカラーのブライトレッドだけで塗ってみました。
この色は90年代後半のフェラーリのF1などの色味で、普通の赤よりも少し朱色っぽい感じがしますね。
せっかくボンネットも上手く塗れましたが、カーボンデカールを貼ってしまいます。
使用したのは田宮模型のカーボンスライドマークです。このデカールはデカール軟化剤を塗りすぎると溶けてしまうので要注意です⚠️。
マスキングテープでボンネットを型取りしてから切り出して貼り付けます。
慎重にデカールスキージーや綿棒を使って水分と空気を抜いていきます。
面積が大きいので必ずと言っていいほどシワになります。
根気よく弱めのデカール軟化剤を塗りながら(自分は水を乗せてから軟化剤を塗っています)伸ばしていきます。
デカールが完全に乾燥するまで数日間乾かします。十分に乾燥させないと上塗りのクリアを塗った時に残った水分が曇りの原因になることがあるためです。
クリア塗装した際に小さな埃が入り込んだりした場合は、完全に硬化するまで放ったらかしてOKです。
完全硬化後に2000~3000番手のスポンジ研磨材で埃の部分を削ってコンパウンドで研磨すればキレイになります。
何とか完成しました!
リア周りもスッキリして良い感じです!やっぱり低めのウイングにして良かった!
助手席側のリアクォーターガラス面に自作の給油口も接着しました。
運転席側はスモーク塗装したサイドウインドウからうっすら見えるウインドウネットが雰囲気を出しています。
ちょっと高めのアングルからも。
ワイパーは一本出しにして縦置きにしてみました。
アイローネゲートにはスモーク塗装したリアウインドウを接着して良い感じに纏まりました!
ボンネットをカーボンにしたので、一応、キャッチピンも追加しました。
今年のオフテグラでミニチュアオフテグラがあるのかは分かりませんが、お披露目するためにこれから小道具(ジオラマ?)を準備する予定ですwww
(…てか、チケット争奪戦に勝てるとは限りませんwww)