
今回の旅行で宿泊している、アラカルトダナンビーチホテル。

その名のとおり、ビーチ沿いに建つホテルです。

道を挟んだ向かいがすぐ海になっていて近くのビーチまでは徒歩1分。

ビーチレジャーを楽しむつもりは全くないのですが、せっかく近くに泊まっているのだから、ということで朝食後散歩がてら出かけてみました。

夜は賑やかな感じなのですが、朝は人影もまばら。

なかなか気持ち良い散歩でした。
今日はフリー行動の日なので、ホイアンで1日過ごす予定です。
タクシー使って個人で行こうと考えてたのですが、ホイアンで演っている舞台のチケット購入を現地のガイドさんに頼んだところ、チケット購入だけでなく1日ガイドを提案されました。送迎とディナー込みで提示された金額は、個人でホイアンに行く場合と比較してもちろん高かったのですが、帰りのタクシーを捕まえる必要がなかったり、夕食の店を探す心配もなかったりといった「安心」を考えて、結局ガイドを頼むことにしました。

ということで、昨日に引き続きホイアンにやってきました。
最初に訪れたのは、有名なバインミーの店「バイン・ミー・フーン」。

1階はテイクアウト専門。おそらくサブウェイのような注文方法だと思われます。

我々はイートインだったので2階に案内されました。

メニュー表です。
初めての店で、おそらく今日しか食べられないとなると、お勧め王道の一品を注文するしかありません。そしてそのお勧め王道なメニューはやはり「ミックス」です。

ランチのタイミングだったので店内は非常に混雑していましたが、注文してから10分ほどで運ばれてきました。
初日に空港で食べたものより安くて旨い!このミックスで200円ほど。
使われているバゲットも見た目と違って柔らかく、中の具材と一緒に食べやすくなっています。
写真だとサイズ感が分かりにくいですが、なかなかのボリュームで男性でも1本で十分満足できます。本当は別の種類をもう1本食べたかったのですが、すっかり満腹になってしまい諦めました。

ドリンクはパイナップルジュースと、ベトナムに来てから非常に気に入っているグアバジュース。
レストランに準備してあるベトナムのフルーツジュースは、どれもストレート果汁100%、というか、もしかしたら生果物を注文うけてから絞ってるんじゃないかと思うくらい、新鮮で美味いしいです。

食後は昼のホイアンの街を散策します。

最初に連れて行ってくれたのはホイアン市場。

ハン市場をこじんまりさせたような場所でした。

バッチャン焼きのお土産を探しましたが、適当なものはみつからず。

ホイアン市場を抜けたところは、ローカルな屋台。

一度食べてみたいと思っていたシュガーアップルが売られていました。
よほど買おうかと思ったのですが、このあと半日以上歩きまわる事を考えて断念。

もうすこし先に進むとド派手なピンク色の建物が目に入ってきました。
福建会館です。

ここは寺院でもあり、ホイアン在住の華僑の人たちの集会所でもあるそうです。
〇〇県民会みたいな感じでしょうか。

海難事故から守ってくれると言い伝えられている、道教の中では最高神の「天后聖母」が祭られています。

貿易陶磁博物館。昔の日本家屋のような趣です。

当時の民家をほぼ現状維持しているということで、中庭などは、日本と中国、ベトナムの建築様式が混ざったもの。京都の長屋みたいな感じです。
日本とホイアンが交易していた資料や、当時造られていた陶器などが展示されていました。

ホイアンの街並みの保存に尽力した人と説明をうけましたが、誰か忘れました。

ホイアンの街並みの特徴といえばランタン。

建物の黄色い外壁。

そしてブーゲンビリア。
この3つのアイテムがホイアンの街並みを特徴づけてます。

特にこのブーゲンビリアはどの建物にも生い茂っていて、最初は「綺麗だな~」となんとなく眺めていたのですが、そのうちに不思議に思い始めました。
道はすべて舗装されているのにいったいどこから生えてんの?

どうみても土のある場所から生えているように見えません。

そこで枝から幹へと追ってゆくと・・・

各戸にある、こんなちいさなスペースから生い茂っていました。
ブーゲンビリアの花の色は色々あるようなのですが、ホイアンで咲いていた花の色はベルベット系の色ばかりでした。建物の黄色い外壁と合わせるように花の色を決めているのかもしれません。
ランタンが灯された夜のホイアンの街はとても幻想的で美しいですが、昼間にみる建物の黄色の外壁と、ブーゲンビリアのベルベットの花と生い茂る緑の葉のコントラストもとても綺麗でした。
ブーゲンビリアは鑑賞だけでなく、日陰をつくるのにも役立っていますね。

歩き疲れたタイミングでガイドさんが案内してくれたのは、「ホイアン伝統芸能会館」とでもいう場所。

ここで20分ほどの演目を観劇します。
疲れた体を休めるのにはちょうど良い場所です。

会館内では演目中は撮影禁止と書かれていたので、ネットから拾った画像を。
ここ有料なんですが、内容は正直いってお金を払って見るほどの価値はないかぁという感じ。

このあと夕食まではガイドさんと別れてブラブラします。
喉が渇いたのでカフェに入りました。

日本にも普通にありそうなシャレオツな店内。

店内は空いていて、窓からホイアンの街をながめて過ごします。

ココナッツの生ジュースを頼んだのですが、正直美味しくはなかったです。

夕方にガイドさんと合流して夕食の店へ連れて行ってもらいます。
ダオティエンレストラン。
ホイアンの中心部からすこし離れた場所にあるトゥボン川沿いの店です。

半戸外の作りになっていて、夕方になると川から吹いてくる風が心地よかったです。

トゥボン川を航行する小型ボートを眺めながらの夕食を楽しみます。

昨日食べた店よりも高級チックでした。
充分美味しいのですが、バインミーの方が旨いと思ってしまう自分が悲しい。

川の向こう側にこれから向かうホイアンインプレッションテーマパークのある中州が見えます。

レストランから15分ほどで到着。

まさに夜のテーマパークという感じ。

中はホイアンの街並みを再現しています。

これはどうも日本橋のイメージで作られた橋のようです。

ここで行われる「ホイアンメモリーズ」を見るためにチケットを購入してもらったのでした。

なかなかの盛況ぶりです。
指定席を頼んでいたのですが、どうも自由席を予約してくれたらしく、少し焦りながら列に並びます。

無事席を確保できて一安心。
目の前の舞台でどんなパフォーマンスが繰り広げられるのでしょうか。
正直、前回のベトナム旅行も含めてこれまでベトナムで鑑賞した舞台はどれもレベルが低く個人の趣味でやっている学芸会レベルのようなものばかりでした。
しかしここは舞台の広さをみて期待が高まります。
4000円以上のチケット料金払ってるというのもありますが・・・・。

始まりました。
・・・結論、この舞台はホイアンに行ったら絶対見るべきです。
舞台装置の仕掛けといい、演出といい素晴らしかったです。
内容はホイアンの歴史を現したものと聞いていたのでより楽しむことができましたが、ストーリーを知らなくても十分堪能できます。
こうして大満足のホイアンで過ごした長い1日は終わりました。