後席と荷室で妙な木片を発見、見覚えがあると思ったらどうも後席部分に使った下駄っぽい…接着が甘かったかな…(汗)
一つが気になると他のところもどんどん気になるものでして…
たとえばこんなところとか

純正の固定ピンを使った都合上、どうしても完全なフラットにはならない(固定ピンを差込む場所は下駄が履かせられない)上に、カーペット切断面の処理がどうにも汚い…
こんなところとか

後席の展開状態では裏に来るフローリングカーペットが下駄の重みで垂れ下がっちゃってます…純正の固定ピンを使った弊害がこんな所にも…
他にも写真はないんですが実はカット時のミスでカーペットのフローリングのラインが後席左右で合ってないとか、それ以前に前後方向の長さが左右で違うとか、その時は「まあいいか」と流した場所がこうなってくるとどうにも気になって仕方ない。
という訳で他の部分と同じ様式で作り直すことにします。とは言え下駄に使った端材とボンド以外は材料をほとんど使い果たしちゃったんで、材料を追加購入する事に…バカですね。ここまでくると(爆)
という訳で購入してきた材料を加工します。と言ってもやる事は今までと同じ、後席の裏側に寸法を合わせて床材となるベニヤをカット。

今回は材料の寸法と予算の都合で合板ではなく集成材を使っています。
カットしたベニヤを仮乗せしてカット部を微調整

後席の裏側のプレスラインは一部が高くなっているので、下地をかぶせた時に干渉しないように逃げを作ってみたんですが、やり方が悪かったのか手間の割りに思ったほどの効果が出なかったので左側だけで中止しました。
下地は問題なさそうなので下駄を作ります。

前述しましたが後席裏のプレスラインは一部高い所があるので、今回は下駄の高さを前半部と後半部で変えてあります。結果、後席裏は車両前方に向けて極僅かながら上り傾斜がついています。完全な「フラット」ではなくなってしまいましたが、折りたたみ部の蝶番部と合わせてここら辺は目をつぶる事にしました。誰かうまい処理を編み出したら是非ブログに上げて下さい(爆)
ちなみにフローリング化工事に伴って、荷室、フロアデッキ、後席裏共に床面は25mmほど嵩上げされています。当然そのままでは後席の展開が出来なくなってしまいますので、蝶番部やラッチ、ラッチが噛むストライカーもこれらに合わせて嵩上げしてあります。
下駄が出来上がったら位置を合わせてボンドで床材に接着、補強に木ネジを打って下地は完成。
出来上がった床材と、それに合わせてカットしたフローリングカーペット、両面にボンドを塗布し、10分ほど置いて粘着力が出てきたら位置を合わせてペタっとな。後は余った部分を裏側に巻き込んでタッカーで針を打ち込んで固定完了、この辺は他の所と一緒なので写真は省略。
完成した床材を後席裏に設置し、位置を出したらドリルで穴を開けてタッピングビスで後席の裏面に固定、ビスの頭が目立たないようにカバーを付けて設置完了。
完成ー♪
と思いきや、後席を展開したらラッチが噛まないですよ!何でだ?!
「散々テストしたのに何で?!」と思ったら犯人はあっさり見つかった。
シートベルトバックルのホルダーが思いっきり干渉してました(爆)

存在をすっかり忘れてて切り抜き作業がラッチの高さ調整よりも後になったのが仇になったみたいですな(爆)
埋め込みを深く加工して対処完了
という訳で今度こそ完成
後席を展開した状態
もちろんフロアデッキの跳ね上げにも対応してます
作業内容としてはたいした事はしてないものの、休日のみの作業な上に寸法やら構造やらで試行錯誤を繰り返したもんだから結局3ヶ月もかかっちまったい。
正確な集計は出してないけど費用は大体2万円弱、純正品のカーペットを買うよりははるかに安くあがったけど、手間とか効率を考えたら正直どうなんでしょうね?(苦笑)
Posted at 2011/11/24 00:20:14 | |
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