
おはようございます。
間も無く梅雨明けがやってくる気配ですね。
若い頃は、夏の訪れが堪らなく大好きでしたが加齢と共に本格的な夏の訪れが疎ましく思えて来ますね。(^_^;)
相棒のジャポーネくんにとっても辛い季節です。
ご存知の通り、ジャポーネくんのパワーの源は高効率ターボーチャジャーのお陰です。
ところが気温の上昇と共に、このターボの効率が極端に落ちて仕舞います。
特に小排気量でお世辞にも冷却性が良いと言えないボンネットを抱えているジャポーネくんは躊躇にパワーダウンが考えられます。
で、そこで考えるのがお手軽にパワーアップを図れるブーストアップのドーピングではと考えがち何ですけれど、此処、15年以上ターボのチューニング車に乗り続けた経験から安易なブーストアップはピークパワーは上がっても速い車にはならないと言う事です。
その事を理解するには、ターボ車に不可欠なインタークーラーの事を理解する事から始めなければなりません。
まあ、此処で私がゴタクをならべるよりもインタークーラーと検索すれば、いっぱいウンチクサイトが有りますのでそこをご覧下さればと思います。
とは言っても多少簡単に説明する方が解り易いと思いますので簡単に説明させて頂きます。
インタークーラーとは、過給機の出口と吸気マニホールドとの間に設けられる空気の冷却装置。圧縮機により、吸入空気は断熱的に圧縮されるために昇温する。これにより充填効率が低下したり、エンジン圧縮終わりの混合気温度が上昇し、ノッキングを起こす。また、圧縮された空気の温度を下げることにより過給機の背圧が小さくなるため、過給機の効率が改善される。エンジンに供給される新気の温度を低下させることが大切である。インタークーラーには水冷式と空冷式があり、一般に構造が簡単な空冷式が多い。装着性の面からは水冷式が優れているが、冷却水で奪った熱を車両のラジエーターから大気中に放散するため、ラジエーターがやや大きくなる欠点がある。
さて、此処で大事な事は圧縮された空気は高熱になると云うポイントですね。
皆さんもご存知の通りエンジンはガソリンと酸素を燃焼させてパワーを出しております。
当然、多くのガソリンと酸素があれば燃焼パワーは上がりエンジン出力も増す訳です。
しかし、ターボは空気を圧縮して無理矢理燃焼室にブチ込んで燃焼パワーを上げますので先ほど述べた様に熱い空気が送り込められる訳です。
中学生の化学か理科で、空気は熱を帯びると体積が膨張する事を学びました。
逆を返せば、空気を冷やせば体積が縮小して密度が上がると言う事ですね。
多くの酸素を取り込むには、空気が冷えていればそれだけ同じ体積でもより多くの酸素を含ませる事が出来る訳です。
上記の説明を簡単に要約するとそういう事になります。
で、ようやく本題です。
一番最初に述べた、ブーストアップ=速い車とは単純に言えないと言う事です。
当然、ブーストアップすればピークパワーは上がりますが、効率良く力に変えられないと言う事です。
それどころか、俗に言う熱ダレを起こしてパワーダウンする可能性があると言う事です。
多くのターボ車のチューニングを経験して、インタークーラーの大切さを痛感すると共にエンジンチューニングは吸排気、燃焼関係、冷却関係全てのバランスの調律(チューニング)が大切だと、久しぶりに親父の主張をさせて頂きたいと思いました。(^_^;)
と、言う事でお勧めのインタークーラーがないかなあ。。。爆
Posted at 2013/07/06 08:04:25 | |
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