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marigauxのブログ一覧

2010年02月24日 イイね!

タペット・クリアランス模擬測定


せっかく予備ヘッドを入手したので
バラして整備に入る前に出来る事はやっておこう・・というわけで
車両でいきなりやると経験値が無くて上手くいかない可能性があるので
この予備ヘッドで、まず練習です。
感覚をつかんでおくと安心でしょう(^^
(カムって意外と簡単に回ってびっくりっす(^^;;))


これ・・
タペットクリアランスを測定するシクネスゲージです。
そこら辺で売ってる物を入手したので、搭載されている厚さが
組み合わせ的に使いやすいのか全然ダメなのか、いまいち良く判っていません。
良く考えながらやってみましょう。
ちなみにNB1_BPエンジンの整備書上のクリアランス値は
IN 0.21誤差プラマイ0.03
EX 0.31誤差プラマイ0.03


この写真のカムの角度、よろしく無いようです(^^;;;
ほんとはカムの山を真上にしないといけません。
やってみて思う事・・
○薄めのゲージを入れてスカスカに入る→コレより厚い事は判る、このゲージの数値ではない
○厚めのゲージを当てて入らない→全く見当違いか、おしいのか判らず、コレより薄い事しか判らず
○ある程度の抵抗を感じて入る→理論書ではこの状態を推奨してますが、手の感覚は微妙です(^^
○ゲージを滑り込ませるとシムとタペットの間からオイルが多少溢れてくるが、厳密な測定数値を考えると
 オイルがどのような状態である時に測定すべきか?これは小さい様で大きな問題な感じがする。

しかし・・
楽しぃ〜っす(^^

Posted at 2010/02/24 23:46:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | バルブタイミング | クルマ
2009年07月08日 イイね!

バルブタイミング・NB後期可変タイミング・シュミレート

バルブタイミング・NB後期可変タイミング・シュミレート
これはNB後期型の可変バルブタイミングを簡易バルブタイミング図にしてみた物です。
吸気側のカムシャフトが油圧制御で無段階に43°可変するシステムです。
今回は、これをグラフ化して数字分析してみます。


こんなです。
カムリフトの数字が判らないので適当です。タペットクリアランスは0.21mmにとってます。
技術の進歩とは、凄い事ですね〜
エンジンをいじるチューナーの夢を叶えた技術ですね。
吸気側の2つの曲線が無段階に変化して最終的に高回転時に43°クランク角度が進みます。
大幅にオーバーラップが変化しているのが判ります。
それもそうですが、吸気カムの低回転時のバルブ開角が上死点後2°ってすごいですね。
こんなになってたんですね。


数字化するとこんな感じです。
オーバーラップが7°から50°へ無段階に変化するんですね。

まあ、もろもろバルブタイミングの世界に頭をつっこんでみて思う所ですが・・
バルブタイミング調整を楽しむには
○HLAよりシム調整式の方が自由度があるようだ
○カム中心角を変えてベストな組み合わせを探すにはスライドカムプーリーを使えないとダメだ。
スライドカムプーリーを使うと、少なくとも85°から120°を5°おきに変化させたとして
片側8通りで8×8で64通りの吸気カム、排気カムの組み合わせからベストな組み合わせを
探せる宝探しみたいな事が出来ます(^^
この2点を考えると。
NB以前のNAに搭載されたHLAはNGじゃないか?
可変バルブタイミングを搭載したNB2以降のシリーズは一見良いようだが
スライドカムプーリーが使えないからNGじゃないか?(排気側は使えますけどね)
とすると・・
アウターシム調整式でスライドカムプーリーが使える機種としては
NB1しかないのです(^^ /
是非、バルブタイミングチューンを楽しみたいとお考えの方は
NB1を買いましょう!!
しかもオレンジね(^^
Posted at 2009/07/08 21:56:53 | コメント(5) | トラックバック(0) | バルブタイミング | クルマ
2009年07月06日 イイね!

バルブタイミング・タペットクリアランス・シュミレート

バルブタイミング・タペットクリアランス・シュミレート
シュミレーショングラフとしては
排気と吸気のカムの曲線をグラフ化して位置を動かすと
色んな事が見えてくるってもんです。
吸気カムのデータが無いので、排気カムのプロフィール曲線をコピーして
吸気カムの曲線としました。まあ、趣味レーションですから(^^
ちゃんとNBカムを測定したら入れ直しますので・・


細かく見ると・・
緑のラインがタペットクリアランス0.25mmのラインです。
これを、もしクリアランス0.15mmで設定したら?
それが黄色のラインです。
かなり対応クランク角度が変化するのが判ります。


こちらはグラフの左下
排気バルブが開き始めるところです。


数字をまとめると、こんな感じです。
タペットクリアランスを少なめにとると、ハイリフトカム的な効果を狙えるというわけです。
作動角度、オーバーラップ角度が共に増えているのが判ると思います。
そもそも、タペットクリアランスを多めにとるのは製造側の安全マージンだと思いますが。
クリアランスがゼロからマイナスになれば圧縮がかからなくなりますのでね。
少なくなる経年変化としてはバルブシートの摩耗などによってバルブの固定位置が上がって来た場合
ヤバイですよね。でも、その安全マージンを利用してチューンに使うというこの手法は面白そうです。
リスクはありますが年に一度ぐらいのペースでクリアランスチェツクを入れてメンテしてゆけば
ある程度の効果は期待出来るような気がします(^^
Posted at 2009/07/06 21:57:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | バルブタイミング | クルマ
2009年07月04日 イイね!

バルブタイミング・シュミレーショングラフ


例の藤沢氏が書いた本の中で
著者が自分で測定したカムのデータがある
これを紙面の中でコンピュータでシュミレーションする様にすると面白いと
提案してあるが、さっそくやってみた。
データは何のクルマかは書かれていないが、カムリフト量からして純正カムである事だけはわかる。
グラフを作るにあたって、まっさきにエクセルが頭に浮かんだけれど
どうもワタクシはあのソフトが嫌いだ。
どこまであるのか判らない巨大なシートの左上だけ使用して
作業するってあの考え方がどうも、今の時代エコでないような気がする。変だろうか?(^^;;
やっぱりシックリくるのはイラストレーターかな?アドビ製品です。
データはクランクの角度とバルブリフトのゲージが示した数字
それを座標指定でベクトルライン用のドットを打っていき、その後スムージングしてつなげる。
こんな感じ・・


測定にあたってタペットクリアランスは0mmで測定されているので
完全なカムプロフィールのラインが出来上がるはず。
このグラフから読むと、カムリフトは8.8mm、タペットクリアランスを0.25mmにすると
8.55mmのバルブリフトになるって事が判る。


そして・・
左下の部分を拡大して見ると
緑の横線はタペットクリアランス
そうするとセンターアングルが248度で0.25mmのタペットクリアランスにとると
バルブが開き始めるのは129度からである事が判る。


そんなわけで・・
このグラフの使い方としては
まず、カムプロフィールをNBに今付いてるカムのデータを測定してグラフライン化して
センターアングルを左右に移動させてるとか、タペットクリアランスを何ミリにするとかで
実際に組み込む前にシュミレーションが出来るというわけです。
あっ・・これ排気カムです(^^
吸気カムデータも入れるとオーバーラップのシュミレーションも出来るはずだね~
Posted at 2009/07/04 22:21:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | バルブタイミング | クルマ
2009年07月02日 イイね!

ダイヤルゲージとワケの判らない工作機械たち

ダイヤルゲージとワケの判らない工作機械たち
昨日のブログでエンヤ著としてボケをかまして
紹介した本は実はコレです(^^
藤沢公男氏著
バルブタイミングです。
ついにワタクシもエンジンをいじる時が来ました。
感無量です(^^


バルブタイミングといえば、無くてはならないのが
ダイヤルゲージ。
実はこの本を読んでみて必要な事が判ってきました
普通の人はあまりなじみのない、この計測器ですが
ワタクシどうゆうわけか、カレコレ25年ぐらい前からこの機械を使っていたのでした。
特に用意する必要もなく、新しく用意したのはマグネットベースぐらいです。


ワタクシこうみえても音楽家なのですが
オーボエという楽器をやっている関係で必要な計測器でした。
写真にある葦を加工して音を出すリード製作に無くてはならない物でした。
フランスの川縁に生えてる葦を割ってカンナをかけてナイフで加工して
赤い糸でチューブに縛ったリードを製作します。
この加工精度はダイヤルゲージで厚さを管理され1/100mm精度で作られます。

ちなみに・・
オーボエとは
大きくて・・
ぼえっ
というわけで・・


コレだ・・(^^


ついでなので
オーボエのリード製作行程を
ザックリと紹介しましょう(^^
写真にあるのが葦を加工する工作機械です。


このマシンはドイツ人のミヒャエル氏の製作したガウジングマシン
オーボエ業界では世界一のガウジングの芸術品とまでいわれている名品です。
簡単にいうとU字型に湾曲した面を独自のアールで削り取るカンナみたいな物です。
このマシンの加工精度は、凄いもので
このテーブルに葦を乗せて刃物を前後させるとセットした寸法キッカリの厚さで
葦を加工します。
ちなみに0.57mmまで薄くします。


お次は・・
メイキングマシンといいまして
チューブに縛った葦をセットして刃物を前後させると
ローラーのガイドに従って刃先が葦を加工します。
原理はカギのコピーみたいな物です。
コピー元は名人が手作業で作った型を金属型に起こし
ローラーがその金型をなぞる
すると刃先がローラーの動きと同調して金属型と寸分違わない葦の加工品を量産するというわけ


最後に登場するのが
ダイヤルゲージ
このように使います(^^


このようにゲージの測定端子をあてて
わずか12mm長のスペースを測定ポイント数十カ所に及ぶ部分を
演奏家が構築したデータをもとに燃調マップのように常に補正しながら
データ管理し、そのごとくなるように厚さを整えます。
この加工精度はゲージの最小単位1/100mm精度なので驚きです。
クルマのカムよりも遥かに加工精度が高いかもしれません(^^


この革が向かれたエリアを
ナイフのみで手作業で加工する
まさに音楽家というより職人だ(^^;;
ダイヤルゲージで2/100mm厚いので削る必要があると出た場合
このナイフで所定の縦横1mm四方の様なスペースを2/100mm削るわけです
やりすぎると、その材料はオシャカになる。なんてはかない作業なのでしょう。

能書きはこれぐらいで・・
ついでに、どんな音がするか
聴いてみたいなんてキトクで怖いもの知らずな方がいらしたら
コチラを聴いてみてください(^^
大変な事になっても当方は責任もてませんので
ノークレム・ノーリターンでお願いします。

思い出の夏
作曲、編曲 オーボエソロ まりご


Posted at 2009/07/02 21:46:38 | コメント(6) | トラックバック(0) | バルブタイミング | クルマ

プロフィール

「タイヤ手組みの練習
何とか外す事に成功しました。難関のビードはジャッキと角材で落とします。エマーソンのジャッキヘルパーを取り付けると21のソケットて回せるので楽です。次は取り付けの練習
ちなみパンタジャッキはずいぶん前に日産Zの純正軽量アルミパンタを魔が刺して買っといたやつ。」
何シテル?   08/30 17:19
NB1エボリューションオレンジ。 初期型NB車両てす。
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