
昨日に行った竜ヶ岳登山の様子をお伝えします。
ここのところ登山ネタばかりですね・・・汗
愛車のロド君はガレージで温々と冬眠中です・・笑
たまには乗ってあげないとバッテリーが心配ですがね・・・
そんな感じで今回のブログも車ネタゼロなので興味の無い方はスルーしちゃってくださいね。
ちなみにタイトル画像の山が竜ヶ岳です。

7:30自宅出発。
目指す竜ヶ岳、少し霞んでいますね~。
昨日は綺麗に見えていたのですが、今日の天気はちょっと微妙です・・
天気予報では1日晴れなので雨または雪の心配は無さそうなので良しとします。

登山口に近くなってくるとやっぱり曇ってますね、それと道端には雪が全くありません・・

登山口のある宇賀渓キャンプ場に到着。

そして、愛想の良いおじさんに駐車料金を支払います。
おじさん、「難しいコースは行かないでくださいね、そしてくれぐれも足元には気を付けて、出発前には必ず登山届けを書いていってくださいね」
と凄く心配してくれます。
それは何年か前の1月にこの山で遭難事故があったからだと思います。
その当時人捜しの看板見たことありますが、年齢も装備も今の私と変わらない感じの方だった
と思います。

車を駐めて早速準備します。
いつもの山装備に加え、防寒着にアイゼン、ストック、そしてアルパインスノーポンと冬装備は
どうしても重量級になってしまいます。
計ってはいませんが、夏場の水や飲み物を満載したザックより重い気がします・・

準備完了後、おじさんの所へ行って登山届けを出してきます。

登山届けを出すとこんな簡易地図をもらえます。
この地図は良く出来ていて、登山道に設置された番号の書かれた看板の位置が書かれています。
なので、登山道で看板の番号と地図での番号を照らし合わせれば今自分がどの辺りを歩いて
いるか一目瞭然なのです。そしてこの山の登山道はしっかり整備されており、鈴鹿の他の山より
安心して山歩き出来ます。

では、出発します。
まずは寂れたキャンプ場の商店街のような所を抜けて行きます。

昭和37年頃に造られたかなりレトロな橋を渡って・・

キャンプ場の脇を抜けて行きます。

その後、このような舗装林道を暫く歩きます。

林道を10分ほど歩くと今日進む予定の遠足尾根入り口が見えてきます。

この遠足尾根へはこのような植林された急斜面をひたすら登って行きます。

とにかく急斜面の連続で、この真冬でも汗が出てきます。

少し斜度が緩くなる頃に雪が出てきました。
やっぱり今年は思ったより雪無いですね。
昨年はこの辺りにはもう結構な積雪があった気がします。

この岩場を登ると・・・

これから向かう竜ヶ岳が見えます、
画像、左側の白いピークが竜ヶ岳。

振り返ると下界の景色も見えますがやっぱり霞んでいますね・・・ちょっと残念。

その後も登って行くと、もうすぐ尾根ルートへ出ます。

尾根ルートに出るとそこからは雪の中を進んで行きます。

踏み跡の中にスキーの通った跡発見。
こんな所でもスキーする人いるのですね。
昨年に鞍掛峠からの登山道でも見かけたことありますがここまでスキー板担ぎ上げて登って来る
なんて凄すぎます。

こんなやせ尾根も出てきます。
私、まだアイゼン付けていませんが横に張られたロープを頼りに進んで行きます。
ここは、ロープ無ければアイゼン装着は必須でしたね。

その後も尾根道を進んで行くとやがて視界が開けてきます。

目指す竜ヶ岳山頂付近も見えてきます。

その後は雪の稜線を進んで行きます。

今日の雪は堅く締まっていてとても歩きやすいです。
ザラメ雪のような溶けて固まった雪でもなくサクサクと音を立ててしっかり歩ける雪面、例えるなら
スキー場の圧雪された雪面の様です。
まあ、歩きやすくて良いのですが、スノーポンもアイゼンも必要無い状態でちょっと拍子抜け・・

振り返った下界の景色。
やっぱりちょっと残念。
ここに初めて来たときはあまりの絶景でいきなりテンションMAXだった記憶がありますが
ここでもちょっと拍子抜け・・

ただし、横にそびえる藤原岳ははっきりと見渡せます。
やっぱり昨年末より雪少なく見えますね。

養老山脈も霞んでいます。

雪も景色もちょっと期待外れでしたが山頂目指して進んで行きます。

雪原の向こうに霞んだ景色。
幻想的ではありますね。

所々にこんな感じで深くはまり込んでしまうところもありますが、わざわざスノーポン装着する
までも無さそうなので、そのまま進んで行きます。

サクサクと締まった雪面を順調に進んでいきます。

いくつかの小さなピークを越えて進むと前方に昨年手こずった急斜面が見えてきます。
昨年はピッケルを購入した後にここに来たのですがあまりの深雪でピッケルはほぼ役に立たず
もがきながら深雪の急斜面を登った記憶がありました。
なので、そんな場所で今回購入したアルパインスノーポン+カジタックスアイゼンを装着して、
その威力を試してみたかったのです。

急斜面の傍まで来ました。
見た感じ、昨年より雪少なそう・・・
そして何より歩きやすい・・・
ここで、アイゼン装着するか少し悩みます・・・

雪面を見ると先行者のアイゼンの踏み跡が確認出来ますが、歩いた感じアイゼン付けなくても
問題無さそう。
「ザックから取り出すのも面倒だし、アイゼン無しで行けるところまで行ってしまおう」
って事で、そのまま進むことに・・・

斜度はこんな感じ、結構な急斜面ではありますがなんとか登れてしまいます。

てっぺんまであと少し、流石にアイゼンもストックも無しではちょっと辛くなってきましたが、キックステップで頑張って登り切ってしまいます。

てっぺん少し手前で振り返った画像。
急斜面ではありますが、雪は深くないのがお分り頂けると思います。
これではスノーポンの出番ありませんね・・・・残念!

幻想的な一本の枯れ木。

急斜面を登り切ると、帰りの予定ルートの金山尾根との分岐に出ます。

分岐をそのまま真っ直ぐ進んでいくと竜ヶ岳がまた姿を現します。
この辺りに来ると西からの強烈な風が吹き付けてきます。

背の低い木々の中を抜けて進みます。

綺麗な雪原が続きます。

静ヶ岳方面への分岐を通過。静ヶ岳方面への踏み跡は全くありませんでした。

竜ヶ岳山頂がかなり近づいてきました。

また小さなピークを越えて行きます。

そのピークからの西側の景色。
御池岳方面が見渡せます。
それにしても風が強い。

その後も雪原の一本道をひたすら進みます。

楽しみにしていた樹氷まだ出てきません。

ただ、一面の銀世界には非日常を感じられますね。

山頂へ続く一本道をサクサクと音を立てて無言でひたすら進んで行きます・・・

最後の登りにさしかかりました。

ここでも樹氷は見られず・・・
今回は樹氷は無さそうですね・・・残念!

雪に埋まってしまった笹原の上を強烈な風が吹き抜けてきます。

最後の登りもアイゼン無しで頑張ります。
所々で滑ってしまい、アイゼン装着した方が断然楽なのは分かるのですが、ここで出すのも面倒だし
万が一滑って転倒しても大事には至らない所なのでそのまま意地で登り続けます。

山頂に近くなるとこんな物が出てきます。
エビの尻尾ってやつですね。
樹氷は見られませんでしたがエビの尻尾は見られて少し満足・・・

山頂の看板が見えてきました。
良いところですが長くなってきたので、前編はここで終了~!
ここまではアイゼンも、アルパインスノーポンの出番も無く、下界の景色も霞んでしまって
樹氷も見られず、ちょっと拍子抜けでしたね・・・
その後はどうでしょうね~、綺麗な景色は見られるのか?
そして今回のNEWアイテムは出番はあるのか?
後編をお楽しみに~!
続く