今回のブログは、私のもう一つのブログ「touge-mtbのブログ」の第1話に出てくるハト峰のお話です。
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「touge-mtbのブログ」
このハト峰(標高800m程の山)はそのブログにも描いてありますが、私が高校1年生の時に自転車(ロードバイク)で登頂した山なのです。
ただ、もう30年以上前のことで記憶も定かではなく、登山道を自転車担いで登った事、頂上は砂山の様だった事しか記憶が無いのです。
そして、40歳越えてから登山を始めハト峰には何度か登っているのですが登山道は険しくロープ使って登る様な場所もあり自転車担いで登るなんて不可能と思える山なのです。
もちろん、もう一つのブログ第一話のルートなら登頂できるのでしょうが、当時あのルートで登ったのか全く記憶に無いのです。
なので当時は自転車担いでどのルートで登ったのか・・?
はたまた本当に自転車で登頂しているのか・・・?
私にとって謎に包まれていた30年前のハト峰だったのです。
で、なんと、先日その謎の答えとなる当時の写真が実家から発見されたのです。
それが、タイトル画像にある、私高校1年の時に自転車ハト峰登頂の写真なのです。
やっぱり当時実際に自転車で登っていたのです。
あのタイトル画像以外にも何枚か当時の写真があり、当時どのルートで登頂したかヒントになるような画像もありました。
ってことで、大変前置きが長くなったのですがその当時の写真を元に当時どのルートで登頂したのか検証に行った様子をお伝えします。
ちなみに、タイトルの「昭和スイッチ」とは、この東海地方で平日の午前中に放送されている情報番組の「スイッチ」(東海テレビ)のあるコーナーの名前のパクリです・・笑
そのコーナーとは視聴者から送られてきた昭和の写真(だいたい昭和30~40年代が多い)を元にその写真の場所を探しに行くというコーナーなのです。
今回はその番組の様に当時の写真片手にその場所を探してみようと思います。
では、どうぞ~!
久しぶりにMTBを車に積んで、登山にしては遅めの9時過ぎに自宅を出発。
いつもの新名神越しの鈴鹿山脈。
今日はちょっと雲多い感じですね。
これまたいつもの所からの御在所岳方面。
霞んでいますね。
田んぼに水張られて田植えも終わっていますね。
私この季節結構好きです。
今から向かう、釈迦ヶ岳、ハト峰方面。
ここもいつも通る朝明キャンプ場へつながる直線道路。
この景色は!
やっぱりそうです。
凄くピンぼけ写真ですがこれが約30年前の私がハト峰へ向かう途中に撮影したと思われる写真です。
山の稜線の形状、道路、看板の位置からして、まさに一枚上の写真の場所で撮影していたのが分かりますね。
今も車で朝明キャンプへ向かう時はこのルートを使うのですが当時も同じ道を通っていたのですね。
登山の時にいつも駐めるキャンプ場の駐車場は今日は駐めずにさらに進みます。
キャンプ場内を抜けて進んで行きます。
車両進入限界のところの駐車スペースに停めて準備します。
ちなみにここはもう一つのブログ第一話でも車駐めた場所です。
ここからMTB林道ツーリングの始まりです。
遠くに見える稜線、あの辺りまで登っていく予定です。
新緑の奇麗な林道を進んで行きます。
すぐにルートは荒れ始めMTBの乗車が困難なところも出てきます。
林道わきには立派なコンクリート壁が残されています。
おそらく以前は車両通行も可能な林道だった名残でしょうね。
こんな石垣も残っています。
雨水が流れて削られたと思われる林道。
ある程度登ってくると、開けた走りやすい道に変化します。
正面の稜線には目指すハト峰の頂上部がかすかに確認できます。
望遠での画像。
稜線の木々の向こうにかすかに砂山のような頂上が確認できますね。
ここで、昭和スイッチ2個目発見。
現在の画像
約30年前の画像。
これも非常にピンボケ画像なので見づらいのですが、正面の山の稜線と右にあるコンクリート壁でおそらく同じ場所だと思われます。
少し進むとまた発見。
木々の状態が違いちょっとわかりにくいですがおそらく同じ方角の山を撮っている写真だと思われます。
大崩落個所通過。
私の記憶には全くないので、多分当時はここまで崩落していなかったのでしょうね。まあ、私の記憶も全くあてにならないのですがね・・・(笑)
大崩落個所を通過して振り返った画像。
崩落規模の大きさがよくわかる画像ですね。
その後もコンクリート壁にそって林道は進んで行きます。
林道右手に最後の堰堤が出てきました。
ここを過ぎると林道は無くなり登山道に変化していきます。
ここから登山道に入っていきます。
ここからは普通の登山道なので基本MTBは担ぎになります。
これが非常に辛いのです。
下り性能を重視した我がMTBは重量は重めの15キロ以上はあると思われます。
こんな階段や・・
こんな急斜面を息を切らせて休み休み登っていきます。
やがていつもの縦走路の道標が上方に見えてきました。
縦走路に無事合流。
ここは前回の釈迦ヶ岳登山の時も通っているルートですね。
新緑の中に咲く紫色の可愛い花。
ここまで来たら目指すハト峰はもうすぐです。
林を抜けると目の前にハト峰の山頂部が目の前に現れます。
最後の坂道を登っていきます。
11:15
無事MTBと共にハト峰登頂。
ここで、休む間もなく最後の昭和スイッチをしてみます。
当時の写真を出してどこの場所で撮った写真なのか探します。
山頂の岩の周囲をぐるり周って眺めます。
ありました~!
岩の形状が当時の写真と同じです。
流石に当時の山頂を示す看板はもうありませんが、岩の形状から場所はここで間違いなさそうです。
そして、当時の写真のようにMTBを持ってきて同じような角度で立てかけます。
もう一度、当時の写真と比較してみます。
右側の大きな岩の形状はほぼ同じですね。
後輪の奥の岩は現在は崩れてしまったのかな?
現在の画像の前輪付近に転がる岩が崩れた岩なのかな?
なにはともあれ、当時の撮影場所が判明したので良かったです。
今回の昭和スイッチで当時の走行ルートは、登山道ではなく林道ルートで登頂したのが判明しました。
そして山頂の撮影場所もはっきり分かりました。
山頂からは通ってきた林道が見下ろせます。
これが当時の林道方面を映した画像。
この角度から写真を写せる場所は今回は見つけられませんでした。
景色の角度的に考えると山頂よりはかなり低く北寄りの場所から撮っていると思われます。
それを考えるとおそらく、MTBを担ぎ上げた登山道を縦走路との合流付近から撮ったのではないかと思われます。
しかし、今は木々が覆い茂り景色を見渡せる場所はありませんでした。
しかしこの画像をよく見ると当時と現在を比較できる部分を発見することが出来ました。
これが現在の林道の大崩落個所のトリミング画像。
これが角度は違いますが大崩落個所の当時の画像。
コンクリート壁の上にあるフェンスの茶色い支柱が同じものだと思われます。
やはり当時は今ほどがけ崩れしていなかったようですね。
そして木々も今ほど覆い茂っていないのが分かります。
次にハト峰峠方面へ下ってみます。
ここで昭和スイッチ発見。
凄く写り悪いですが同じ方面の景色を写した写真ってことが分かりますね。
今回も地上絵あります。
次にこの景色を探してみます。
地上絵付近まで進んできました。
そこから振り返ると・・・
ありました~!
昭和スイッチのハト峰の全景です。
この景色ですね。
これが当時の写真。
手前でテント張っている人たち、ハト峰山頂へ向かう人たちですごく賑わっている感じが分かります。
もう今では見ることのないような古い感じのテントですね。
今は趣味の多様性の為当時に比べ登山人口が減少したのか、ここでテントを張っている登山者は見たことありません。
テント場はあの地上絵の描かれている向こう側付近ですね。
当時はここでテント泊している人たちがいたのですね。
今日が平日ってこともありますが現在はひと気なく鳥の鳴き声だけが響いていました。
一通り昭和スイッチをしたところでお昼休憩とします。
木陰でザックを下ろし柴バカ御用達?(笑)の柴田さんタオルで汗をぬぐいます。
そしていつもの山ラーメンセットをいただきます。
そしてそのままコーヒータイム。
今日はいつもの登山よりたっぷり時間あります。
鳥のさえずりを聞きながらのんびりした時間を楽しみます。
30数年前に自宅から自転車で登頂したこのハト峰。
そしていまこうやってまた自転車で登頂しているこの山。
不思議ですね・・
そんなことを考えながらゆっくりしていると、登山の夫婦が通りかかり私のMTBを見てびっくりされていました。
何処から来たの?どうやって来たの?って感じで質問攻めでした・・汗
そういえば当時も登山道を自転車担いで登っている時に近くを歩いていた年上の女性(おばさん?)にすごく驚かれ、そして励まされた記憶があったな~。
ゆっくりとしたランチを楽しんだ後は来た道を戻ります。
登山道を担ぎで下った後は、ハードな林道ダウンヒルです。
MTBは登山より登りは辛いのですが下りはダウンヒルを楽しめるし、何より徒歩より格段に速く下山できるので良いのです。
ってことであっという間に車まで戻ってきました。
久々のMTBライド、ダウンヒル楽しめました~。
そしてそそくさと片付けして車を発進させます。
キャンプ場駐車場通過。
平日にも関わらず結構駐まってますね。
30年前の私が自転車で通ったであろう道を今はビアンテで進んで行きます。
下界まで下りてきました。
今日の昭和スイッチは凄く楽しめました。
登山で何度も登頂している山でしたが、30数年前の写真が出てきたおかげで楽しむことが出来ました。
他の古い写真で、「これ何処だ?」とか、「この場所今はどうなっているの?」って所を探しに行く「昭和スイッチ探索」ってのも面白そうだな~なんて思いました。
またこのブログで「昭和スイッチ探索」の続編があるかも・・・(笑)
そんなこと考えながらいつもの温泉に到着。
温泉施設のビニールハウスの中には真っ赤なイチゴが沢山生っていましたよ。
それでは、汗と疲れを流してきま~す!
終わり