
お待たせしました!
続きです。

登山道は岳沢小屋からさらに高度を上げて行きます。
振り返ると先ほどまでいた岳沢小屋の赤い屋根が見下ろせます。
そして稜線に向かって雲がわき上がっていますね。

その後の登山道はどんどんハードなルートへ変化していきます。

その分どんどん高度が上がっていきます。

そしてとうとう、こちらにも雲が迫ってきました。

わき上がる雲から逃げられるはずも無く瞬く間に辺りは白いベールに包まれます。

その後も気の抜けないルートが続きます。

カモシカの立場通過。
その昔、カモシカがここに立っていたとか、いなかったとか・・・・?

アスレチック的ルートが続きます。

年季の入った看板

やがて周りの木々が低くなってきました。

標高2600mを越えました。
森林限界を超えたようですね。
ちなみにこの腕時計は「スント トラバース アルファ」って奴。
GPS搭載のアウトドアウォッチです。
2年ほど前に凄く欲しくてたまらなかった腕時計。
とうとう買っちゃいました、また機会があればインプレッションブログ書きたいな、って思っています。

雲の上部から微かに西穂からの稜線が確認出来ます。

しかし、眼下の斜面からはどんどん雲がわき上がってきます。

上空には青空が見えていますが雲は多いですね。
この先の天気が少し不安になってきました・・・

心配していても仕方ないので、進んで行きます。

ゴジラの背中のような西穂からの稜線だけが雲の上に突き抜けていますね。
あんな所を人が歩いて進んで行くなんて、凄い~!
やっぱり「一般登山道最難関」って言われるのもうなづけますね~。

雷鳥広場通過。
その昔、ここに雷鳥がいたとか、いなかったとか・・・?
今回も雷鳥に会えるかな~?なんて期待しながら歩みを進めます。

しかし、相変わらずの急登の連続です。

そして登山道は雲の中へ突き進んでいくような感じです。

そしてクライミングに近いような急登も出てきます。

10:00
紀美子平へ到着
標準コースタイム5:30の所を4:00で登って来れました。

ここから前穂高岳までピストンで登頂します。
しかし、山頂は完全に雲の中って感じですね・・・汗

貴重品、カメラなどを持ち、ザックはこの場にデポしておきます。

岩の斜面をクライミングに近い状態で手足をフル活用で登って行きます。

登っている途中で、突然上空の雲が切れてきました。

西穂からの稜線もまた姿を現します。

眼下には焼岳も姿を現します。

この雲の切れ間で晴れている間に登頂したく思い、ペースを上げて登って行きます。

やがて山頂にたどり着きます。

10:30
3090m 前穂高岳登頂!

しかし、残念ながら周囲はまたもや雲に覆われてしまっています。
360°何処を見ても真っ白・・・
展望はゼロ・・・
とても残念ですが仕方ありません。
雨に降られなかっただけマシと考えます・・
その後しばしの休憩後に下山を開始します。

11:45
デポしたザックの所、紀美子平まで戻って来ました。
ここで、持参したおにぎり二個を頬張ります。
本来ならここから西穂~奥穂間の稜線を眺める事が出来るはずなのですが、ここでも展望はゼロ・・・

おにぎり完食後、そのまま奥穂方面へ進む事にします。
奥穂高の山頂は晴れていることを願いながら・・
何せ、今回の山行は奥穂高岳のリベンジ登山って目的もあるのですから・・・

奥穂高岳へ続く、通称「吊り尾根」を進んで行きます。

雲の中を進んで行く感じなのであまり高度感は感じられません。

しかし、足元はスッパリ切れ落ちている所が随所に現れます。

その後も雲の中のルートを進んで行きます。

連続する急登。
吊り尾根って言う名前のルートなので尾根を進むと思っておりそんなに急登は無いであろうと思っていましたが甘い考えでした・・・
標高も3000m近いこともあり息が切れます。

目指す奥穂高岳が近づいてきました。
しかし、天候は一向に回復する気配はありません。

やがて雲に霞んでいる奥穂高岳の山頂部が確認出来るところまで来ました。

奥穂の山頂の祠も目視確認出来ます。

山頂の祠。
こんな天候だからか、山頂には誰も居ない感じですね。

13:05
上高地より歩くこと約6時間。
3190m 奥穂高岳登頂!

山頂の祠から西穂方面を見た画像。
晴れていれば、ジャンダルムから西穂へ続く稜線、来年の夏にチャレンジする予定の「一般登山道最難関ルート」が見渡せるはずなのですが・・
昨年の奥穂高岳登頂時も雲の中で全く展望が無く残念な思いで下山しました。
今回はそのリベンジも兼ねての山行だったのですが、今回も雲の中・・・
見事に返り討ちに遭った気分です・・・

ここで、ザック下ろして記念撮影。
ここから本日宿泊する「穂高岳山荘」は約40分程の所にあります。
時間はタップリ余裕があるので、ここでゆっくりしてみることにします。
あわよくば雲晴れないかな~なんて微かな期待を胸に・・・
休憩からの続きはVol.3でお伝えしますね。
続く
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Posted at
2019/10/12 21:26:06