
お待たせしました!
山荘の玄関から外へ出てみると・・・
・・・・
そうですよね・・・汗
奇跡は起きませんでした・・・・涙

山荘周辺はガスに包まれて雪は深々と降り続いています。
幸い風は無さそう・・
と言っても稜線上の風はここでは分かりませんがね・・
ま、想像通りの天気なので特別落ち込むことも無く部屋に出発の準備を整えに
戻ります。

準備をして玄関に戻ってきました。
ここでアイゼンも装着!
では、出発~!
何処へ出発かって?
決まってます、今日も独標を目指しますよ~!
って張り切ってますが勿論行けるところまでですがね・・・・汗

まずは山荘裏の急斜面を登って稜線へ上を目指します。
この西穂山荘から稜線へ出る斜面いつも思うのですが、夏でも冬でも地味に辛い・・
結構な急斜面で朝一、体が温まっていない状態での登りなので体に堪えます・・

振り返るともう山荘はあんな下に見下せます。

稜線上に出ました。
視界は10mも無い位にガスってます。
で、画像では分かりませんでしたが、昨日ほどでは無いですが強風とそれに乗って雪が飛騨側の谷から吹付けてきます。

この濃いガスの中、道標となるピンクリボンの付いた竹竿だけを頼りに進んで行きます。

竹竿を頼りに進む事、約15分、丸山の木柱が見えてきました。

木柱完全に氷付いちゃってますね・・

その後も竹竿を頼りに進みます。
しかしこの天候、竹竿が無ければ進む事はまず無理ですね。
完全にホワイトアウト状態になってしまうことでしょう・・・

急斜面にさしかかりました。

この雪の下は完全なアイスバーン。
ピッケルもここまでしか刺さりません。
ここで、これ以上進んでも意味が無いな・・っていう気持ちになりました。
「やっと・・?」
って声が聞こえてきそうですが・・
はい、「やっと」です・・・笑

って事で来た道を引き返します。
ここで、稜線上の動画も張り付けておきます。
冬の穂高連峰の過酷さをお分かりいただけると思います。
(風の音が大きいのでボリュームに注意して視聴くださいね)

立派なエビの尻尾に包まれた立木。

ここでエビの尻尾をじっくり観察してみます。
(ガスの中なのでこんな物しか見る物が無い・・・(^-^;)

一つ手に取ってみます。
大きさはこんな感じ、こんなのが幾重にも重なり合って木々に付いています。

完全防備の私。
普段自分の姿をブログに載せることは無いのですが、今回は特別です・・・笑

その後無事山荘まで戻って来ることが出来ました。
山荘の軽食スペースでゆっくりさせていただくことにします。

山荘の入り口にある温度計。
-7℃を示していますね。
稜線上はもっと寒かった事でしょう。

山荘内に入ってテーブルに着きます。
首から下げていた一眼レフ・・
小麦粉まみれになっています・・?
そんなわけございません・・・笑
凍り付いちゃってるんですね・・・汗
しかし、こんな状態でも問題なく作動する「オリンパスOM-D EM-1」って凄いと思います。
では、早速山荘の方に声をかけてこの場所を借りて自前ランチにさせていただきます。
(ちなみにこの山荘に宿泊した人しかこのスペースで自炊は出来ないのでご注意ください)

今日のランチはコレ!
そう、まずお餅を焼いちゃいます。
なんてったって新年ですからね・・・(^^♪

良い感じに焼けてきましたよ~(*´▽`*)

ここで、こんなものを用意します。(ピンぼけですみません・・)

そこに焼けたお餅を投入~!
そうですね、お汁粉が完成です!
寒い日には身体が温まります(*´з`)

まだまだあるお餅、次は醤油をつけて焼いてみます。

香ばしい香り~。
やっぱり醤油で焼いても美味しい~(*´Д`)

お餅を完食後は、コーヒータイム。

ここで、非常用に持ってきたコンビニで購入した菓子パンも焼いちゃいます。

いや~、コンビニの菓子パンも火を通すと結構いけるもんですよ。
なんか、今回登頂断念した腹いせに食べまくっているようですね・・・(;^ω^)
食べるだけ食べたらそろそろ下山の準備に取り掛かります。
あんまりゆっくりしていると下りのロープウェーの時間に間に合わないと駄目なので・・・

下る前にこんなところに立ち寄っておきます。

ザックの荷造り後、せっかく持ってきたのでモンベル、アルパインスノーポンを装着してみます。

では、新穂高ロープウェイの西穂高口駅を目指して下山を開始します。

山荘の裏を通って登山道へ向かいます。
山荘の倉庫のような建物の屋根付近まで積雪ありますね。

ふかふかの雪が積もった登山道を下っていきます。

アルパインスノーポン・・
今回装着して下ってみたのですが、率直な感想。
トレースがある雪面であれば無くても良いかな・・・?って感じ。
もちろんトレースがあっても踏み跡の数が少ないと歩きにくいのでスノーシューは有効なのですが、下りは少々歩きにくくてもスノーシュー無しで大丈夫な気がします・・・

そんなことを考えながら時折吹雪の中をロープウェー駅を目指して歩いていきます。

避難小屋脇通過。
ロープウェー駅はもうすぐです。

建物が見えてきました。

無事、西穂高口駅に到着。
ここでスノーポン、アイゼン、トレッキングポールをザックに仕舞います。

建物の中はとても暖かく、そして観光ツアーの外国人の方々の大きな声が所狭しと響き渡っていました。

建物に入って、下りのロープウェーの出発まで少し時間あるので展望台に出てみます。
昨日は外国人の方々でごった返していた展望台はには誰も居ませんよ~。
景色を全く見ることが出来ない今の展望台は、ただ、極寒を味わうだけの場所と化してますからね、誰も長居はしないのでしょう・・・

昨日はあんなに人気のあった「にしほ君」・・・・

今日は少し寂し気でした・・・・(^^;)

ここに、この展望台から見ることの出来る西穂高岳への稜線がよくわかる写真が飾ってあったのでこの写真で今回歩いた稜線上のルートを紹介させていただきます。
今回はあの赤い矢印の区間の西穂山荘から独標の間を歩きました。
天気良かったら気持ちいいルートなのでしょうがね~。
また、絶対にリベンジに来ますよ~。

リベンジを心に誓い、下りのロープウェーに乗り込みます。

帰りも第二ロープウェー降りたところでアルプスのパン屋さんに立ち寄ります。

購入したのは、ダブルチーズとメープルピーカン
もうすぐ店じまいの時間だった為かかなりお値打ちに購入出来ました。
そして、やっぱり美味しい~!
クロワッサン以外のパンもとても美味しいですよ~。
私、もうここのパン屋さんの虜になっちゃいました。
登山ではなくパンだけ購入しに来ても良いかもって思えるくらいに・・・笑
けど、今日はどんだけ食べてるんだ~(^^;)

第一ロープウェーを降りて建物を出ると外国人の団体さんがバス待ちしてました。

駐車場まで徒歩で戻ります。
完全に雪化粧しちゃってますね。

帰りの道中は当分スノードライブになりそうですね。
それはそれで楽しみになのですが・・・(´艸`*)

駐車場には県道から脇道へ下っていきます。
ここが地味に危険。
アイゼンも外しちゃっているので足を滑らさないように気を付けて下っていきます。

見えてきましたね・・

16:00
無事下山です。
ここで、私初の冬の北アルプス登山チャレンジは終了です。
結果は惨敗でした・・・泣
非常に悔しい思いです・・・
しかしです、得るものは沢山あったと信じて、必ず、次につながると思いながら
片付けをします。

片付けが終わるころに南の空には晴れ間が見えてきてます・・・
悔しいことに明日は天気良さそう・・・
しかし、それも山、自然・・・
悔しがっていても仕方ありません・・・
気持ちを切り替えて、登山の最大の楽しみ?笑に向かう事にします。

はい、ここですね。
いつもの平湯温泉、ひらゆの森 ですね。

この、千と千尋に出てきそうな建物の佇まい大好きです。
もちろん温泉も良い湯ですよ~。
では、心身共に癒されてきますね~。
長編ブログに最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
みんカラブログの中でほぼ車ネタも無い我がブログを読んでいただき本当にありがとうございます。
この冬の西穂高岳独標へのチャレンジは必ずやリベンジを決行するので、その際はまたその様子をブログにアップ予定なので興味ある方はまたお付き合いくださいね~(^O^)/
終わり