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touge-mtbのブログ一覧

2019年02月06日 イイね!

モンベルアルパインスノーポンデビューin釈迦ヶ岳(後編)

モンベルアルパインスノーポンデビューin釈迦ヶ岳(後編)お待たせしました~!
続きです(^^)/
行き詰まった斜面の岩の上から下りる時に滑落寸前でなんとか堪えていますが、そこで切羽詰まって考えた出した答えは2つ。一つは「開き直ってそのままお尻で滑り下りる」もう一つは「その場でスノーポンを取り外す」お尻で滑り下りるは最終手段にしてその場でスノーポンを外してみます。
で、辛い体勢のなか右手だけでなんとか右足ののスノーポンを外します。
スノーポンが外れると右足もしっかり雪面を捕らえる事が出来、そのまま左足のスノーポンも外してしまいます。
そして無事両足で雪面を捕らえることが出来るようになり、急斜面をゆっくり下りることが出来ました。









ふ~ヤレヤレ、危なかったな~・・・
って感じでさっきの場所を振り返ります。
やっぱりこれだけ狭く急な登山道ではスノーシューの類いはいくらアルパインスノーポンと言えど
却って危ないのですね。
ピッケルを斜面に突き刺してほぼ四つん這いで登るような急斜面ではスノーシューは外した方が無難ですね、特に下りは外さないと危ない事もあることが良く分かりました・・

って事でここでスノーポンをザックに戻します。

けど、コレで一件落着した訳ではありません。

そもそも正しいルートは何処なの?って辺りをキョロキョロしてみます。





正しいルートの可能性があるのは、こちらの斜面をトラバースするしか無さそうですが、ちょっと
こちらもヤバくないですか~。この斜度は・・・汗






もしさっきのように滑り落ちたらかなり下の方まで落ちちゃいそうですよ~。

ここでまたもや悩んじゃいます。

さっきと同様にこの先のルートが間違い無いのなら一歩一歩確実に進めば行けなくも無さそう、
けど、万が一違っていたら大変な事態にもなりかねません。

勿論ルートの目印もどこにも見当たりません。

入道ヶ岳の時に味わったルートロスにて退散するという悔しい思いが脳裏をよぎります。

よ~く辺りの木々を観察しているとこの斜面の先にある木の幹に古いタオルが結び付けられて
いるのを発見しました。

って事はやっぱりここが正解なんだと確信して、滑落しないように一歩一歩雪面をしっかり踏みつけ
ながら進んで行きます。






暫く進むと歩きやすいルートに変わります。








相変わらず目印も無くちょっと心配な感じですが進める方に進んで行きます。






すると見晴らしの良い場所に出ました。






遠く四日市の街並みが見下ろせます。







御在所岳方面






今から向かう釈迦ヶ岳方面







見晴らしの良い場所を過ぎて暫く進むと道標が出てきました。
ルートは間違っていなかったようですね。
ここでホッとします。

しかしこの迂回路、結構な斜面のトラバースが続いた記憶があります。
アイゼン履いているので大丈夫だと思いますが、全く誰も足を踏み入れていないのでちょっと心配
な気持ちで進んで行きます。


無事急斜面のトラバースを終えると(あまり余裕が無く写真撮っていませんでした)



今度は急斜面の直登








しかも深雪、絶えず膝まで潜るような状態での急斜面なので非常に疲れます。






ある程度登って見下ろした画像、この急斜面、下りるのも大変そう・・・










さっきの急斜面を登り切るとまた見晴らしの良い場所に出ます。





雨乞岳山頂付近。
あそこにたどり着くのはこの季節では難易度高いのでしょうね。






猫岳山頂付近、当初はあそこを経由して下山するつもりでしたがここまででこんなに苦労してしまっているので無理な気がしてきました。






その後も完全に四つん這いにならないと登れない斜面を雪まみれになって意地でも進んで行きます。







11:30
「釈迦白毫」ってポイントに到達。






尾根上のこの場所は西からの強い風が吹き付けます。
そしてその西の空には雪雲のような暗い雲の塊が迫ってきています。






この先も危ういルートが続いていますね・・・


ここで少し休憩がてら今後の行程を考えます。
ここまでのルートは無雪期なら約2時間のコース。
しかしもう出発してから3時間が経過しています。

私の計画では山頂まで標準時間の2時間半でたどり付けたなら、猫岳、ハト峰を経由して
下山するつもりでした。
なので山頂には11時には到達していないと駄目なのです。
ただいまの時刻は11:30
この時点でタイムオーバーでその計画はボツ決定。
そして今回の山行ではもう一つのタイムリミットを設定しています。
それは山頂に到達出来ていなくても12時になったら問答無用で引き返すというタイムリミット。
詳しくは3時間掛けて山頂にたどり着いたのなら、下りも3時間は掛かるという考えです。
12時で山頂だと所要時間は3時間半。
山頂で1時間休憩して1時から下山するとそこから3時間半だと下山完了は16:30
この時刻はこの時期の登山としては限界の下山時刻です。
もしなにかトラブルが起きたら確実に暗闇になっちゃいますね 。
休憩を一時間も取らなければ多少は時間的余裕も出来ますがそれでもやっぱり
ちょっと心配な時間配分。

説明が長くなっちゃいましたがそのタイムリミットまであと30分です。

ここから山頂までの無雪期の標準コースタイムは30分です。
しかしこの積雪だと倍以上は掛かるのはほぼ間違い無いと思われます。

となると途中でタイムリミットが来ちゃうのはほぼ確定。
仮に天気が良いのなら多少タイムオーバーしてもなんとかなるでしょう、安全マージンをとった
時間配分なので。
しかしこの天候です、無理は禁物ですが山頂手前あと少しで登頂ってところまで登って引き返すのは
とても勇気の要ることです。
人間の心情としてそこまで行ったのなら多少無理してでも登頂してしまおうという欲が出てしまうのが
目に見えています。
そんな感じで無理をして登頂して、時間を気にしたり悪天候になったりで下山を急いでルートミスや滑落で
遭難って事はよくある事実です。

このソロ登山ってのは何かトラブルが起きちゃうと自分でのリカバリーは大変難しいのでそうなる
前に対処する事が基本です。
(さっきスノーポンはいて急斜面で滑落しそうになってた奴がエラっそうな事言うなって?・・・笑)

ってことでちょっと悔しいですがここで引き返す事とします。





来た道を引き返します。

少し戻ったところで、朝、見た男性の登山者さんと出会いました。
全然追いついてこないので引き返したと思っていたのですが、登って来ていたのですね。


挨拶後、男性の方から話しかけてきました。

男性
「もう、山頂まで行かれたのですか?」


「いえ、もう少し行ったところで引き返してきました、ここまでずっと全く踏み跡が無かったので
予定より時間かかっちゃったので下山します。」

男性
「そうですか、私は後ろを歩かせてもらったので助かりました、けどこの先のキレット(登山道の
両側が極端に切れ落ちた尾根道)は難しいですかね?」


「そこまで行って無いので分からないですがここでこの積雪なので大変だと思いますよ、それと
天気も怪しいし・・・」


男性
「そうですよね、天気、崩れて来そうですね、私ももうちょっと行ってみて無理そうなら引き返し
ます」


「そうですか、気を付けて」

男性
「ありがとうございます、お気を付けて」

って言うような会話を交わし男性とは別れて麓に向かいました。






予想通り、男性と別れてすぐに強い風に乗って雪が舞ってきました。

引き返して来て正解でした。


さっきのおじさん大丈夫かな~?
私より軽装だったし・・・

そんな心配をしながら来た道を下っていきます。

下りのルートは登りと同じなので端折りますね・・






登山道には西から雪が容赦なく吹き付けてきます。






雪面は地吹雪のようになっています。







しかし、トレースがあるってこんなに楽で安心出来るのだな~って自分の残したトレースですが
ありがたく思いながら下って行きます。








「鳴滝コバ」ってポイントまで下りてきました。
登りの時ははっきり見えていた御在所岳はもう真っ白で全く見えなくなっちゃっていますね・・・








登山道脇の木の幹に生えている大きなキノコ。
「猿の腰掛け」かな・・?







もうすぐ麓です。







ここからはもう危険なルートでは無くなります。











そこで見つけた動物の足跡。

何の動物なのでしょうね?

朝、私が通った後に付けられた足跡のようです。

足跡の形状から鹿や、猪では無く肉球の付いている足を持った動物って感じです。

普通に考えたらキツネなのでしょうね。

けどなんかキツネにしては足跡大きく見える気がしますが・・

クマ?

って事はないな・・笑




ちなみにこの動物の足跡、キャンプ場方面までずっと登山道にそって残されていましたよ。

登山道を通ってどんな動物が何処へ向かって歩いて行ったのでしょうね~。






やがて、キャンプ場のある広い河原に出てきました。






ここで、アイゼン外して川の水で綺麗に洗います。





13:30
無事駐車場まで戻ってきました。
下り始めて約2時間で下りてきました、やっぱり下りは早かったですね・・

もうちょっと頑張って登頂しても良かったのかな・・?
なんて思ったりしながら車で片付けをします。






今日の雪は湿気の多い雪だったので、ウエアー、ザックなど全てびたびたに濡れちゃいました。
なので車のフロアーヒーター全開にして乾燥させながらいつもの所へ車を走らせます。







いつもの所へ向かう途中に見上げた釈迦ヶ岳。





やっぱり山頂付近は雲に覆われています。
下山して正解だったかな~。






で、いつもの温泉施設に到着~!

しかし下界は晴れていますね・・・

ま、いいか~。

ゆっくり温泉に浸かって身体温めてきます!


終わり


おまけ

GPSログ







Posted at 2019/02/08 21:04:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月06日 イイね!

モンベルアルパインスノーポンデビューin釈迦ヶ岳

モンベルアルパインスノーポンデビューin釈迦ヶ岳今回のブログもタイトル通り先日行った雪山登山の様子です。
よって、登山に興味無い方はスルーしちゃってくださいね。





山を車で走ることの出来ないこの時期の私の楽しみは雪山登山。
雪山登山は、無雪期に比べ、ルートロス、滑落、深雪や吹雪での体力消耗などとリスクは格段に
増えちゃいます。
そんなリスク多い雪山登山を基本ソロで行う私なのでしっかりとした装備に事前の準備は必須
です。
考えられるリスクを想定し、装備、ルートを考えて無事たどり着いた山頂から見る、非日常の絶景を
見てしまうとまた次も来たくなっちゃうのですね。

そんな雪山の装備で私が考える最強のアイテムがカジタックスの12本爪アイゼン+モンベル
アルパインスノーポンってのは先回のブログで紹介したとおり。
その最強アイテムの真価を確かめるべく向かった竜ヶ岳では、想像していたより積雪状態は良く、良くも悪くもとても歩き易かったため、アイゼンもスノーポンも出番無くそのまま下山しちゃいました。

そんな中、またこの東海地方にも寒波がやってくるっていう天気予報。
予報通り平地でも薄ら積雪した翌々日の休日、万全な装備で雪山に向かいました。





自宅出発時 外気温2℃
ちょっと暖かい気がしますが、雪は一昨日に降ったばかりなので綺麗な雪景色を楽しみにして
出発します。






いつものルートで山を目指します。








いつもの建設中の新名神高速越しの御在所岳。







これから向かう釈迦ヶ岳。

綺麗に見渡せます。
今日の天気は晴れ時々曇りの予報。
綺麗な雪景色を期待できそう~。







道中、御在所岳の湯ノ山ロープウェイの山頂駅が太陽の光を反射させていました。







いつもの所からの鈴鹿山脈景色






御在所岳山頂付近。





先回登った竜ヶ岳
山頂は雲に覆われていますね。
気がつくとなんか雲行きが怪しい気がしてきました・・・





これから向かう釈迦ヶ岳。
こちらはまだ天気は大丈夫そう。
しかし、山の天気は油断できません。
ほんの数時間で天気が激変することなんてざらですから・・・





釈迦ヶ岳山頂付近。
数時間後にはあそこに立っている事を想像して車を走らせます。






登山口のある朝明渓谷キャンプ場の駐車場を目指します。






ここまで来ると外気温は-1℃
しかし、本来ならもっと寒くてもいい気がします。






駐車場にクルマ駐めます。






後部座席で道中コンビニで買い物した物などをザックにパッキングして、着替え等の準備を
します。






準備完了!
ザックにはトレッキングポール、ピッケル、アルパインスノーポンとアイテム満載で今回もヘビー級
になっちゃいました・・・・汗






ザックを背負っていざ登山道へ向かいます。
ここには竜ヶ岳と違い、係のおじさんも居ませんが(夏期は有料駐車場の為おじさん居ます)
ソロ登山のリスクを考えるときちんと登山届けを記入して提出しておきます。







登山道はいきなりの雪道。
しかしいくつかの踏み跡はありますし、私が準備中に一人の男性登山者が入山していってました。






いきなりの危険箇所。
足を滑らさないように慎重に通過します。
この山は、年末にいつも登る藤原岳や先回登った竜ヶ岳などに比べルート整備はあまり
行われて無い感じしますし、何よりルート自体が難易度が少し高いと思います。

しかし私、昨年の3月の積雪期に簡易アイゼン+スノーポンで登頂しています。
なので昨年同様のルート、釈迦ヶ岳登頂後、猫岳~ハト峰経由で下山する予定です。





やっぱり空には雲が立ちこめてきました。
このまま崩れ無ければ良いのですが・・・






その後すぐにさっき駐車場で先に入山していった男性に追いついちゃいました。







本日の予定のコース「中尾根登山道」の入り口に到着です。

しかし、さっきの男性は「庵座谷ルート」へ向かって行きましたよ。
この積雪期にあの谷ルートを選ぶなんてかなりのエキスパートさんなのでしょうか?
しかし、ピッケルもワカンも持っていない軽装な感じでしたが、鈴鹿の雪山でそこまでの
装備は要らないって事なのか?


そんな事を考えながら中尾根登山口を見ると・・・






ゲッ・・・汗

踏み跡ゼロ・・・・


これ、結構ヤバいパターンかも・・・


昨年冬の御池岳のいや~な思い出が脳裏をかすめます。


土曜日に積雪して日曜日を挟んだ本日。
昨日の日曜日も上天気で終日鈴鹿山脈を見渡すことが出来た位の天気だったので必ず誰かの
トレース(踏み跡)はあると思ってました・・・

しかし、御池岳の時と違うのは無雪期と積雪期両方登山経験のある山なのです。
全くトレースの無いルートで登頂するのも良い経験だと思いチャレンジしてみることに・・






いざ進んで行くと序盤はなんとなくルートは分かります。






山の斜面をよ~く観察しているとルートはやっぱり見えてきますね.

この辺りで斜面の下を見るとさっきの男性が登って来ているのが確認出来ました。

やっぱり、ルートミスしていたのかな?この登山口は確かに全くトレースの無い斜面だったので
見逃していたのかな?
はたまた、トレースの全く無いルートだったので私を先行させるための巧妙な罠だったのか・・笑

ま、どちらにせよ全くの一人では無いことに少しホッとします。






しかし、先行する以上、ラッセル(深雪をかき分けて進む事)とルートロスの危険がつきまとうのは
確定なので大変なのは変わりありません・・・






歩きながら、木々の生え方や斜面の形状をよく観察してルートを見極めて進みます。







この山は、竜ヶ岳のような登山道脇の目印や看板が非常に少ないのでルートロスの不安が
つきまといます。






ピンクリボンの目印の先に道標発見。






無事尾根上に乗ることが出来ました。
取り合えず一安心・・・






ここからはやせ尾根のルートの連続となります。
両側はこんな感じで崖になっていますね。
ちなみにこの斜面に付けられた足跡は野生動物の足跡、たぶん鹿だと思います。







鹿のように高性能4WDであれば心配無いのでしょうが、基本2WDの人間の私なので、もしもの
ときの為ピッケルをザックから取り外して持って歩きます。







こんな雪の尾根道を進んで行きます。







先行してある足跡は野生動物の物ばかり・・






その足跡は斜面奥へ消えていきます。











こんな危険な感じのルートが続きます。
とりあえずはピッケルを雪面にしっかり差し込んで一点を確保して慎重に一歩一歩進んで
行きます。







この尾根道はアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。
そして標高が上がってくると次第に雪も深くなってきます。






天気は良くはありませんが、まわりの山々は見渡せるので大丈夫そう。







この辺りで次のアイテム、12本爪アイゼンの登場!






サクっと装着完了~








このような少々心配なルートが続きますがピッケル+アイゼンでかなり安心出来ます。








しかし、安心ばかりではありません。
竜ヶ岳や藤原岳のようなフラットな雪面では無く両側が切り立った崖で雪の下には木の根や岩が
随所にあり、うっかりアイゼンの爪を引っかけようなもんなら最悪、転倒からの滑落につながっても
おかしくない状況のルートなのです。
踏み跡の無い雪面の怖さはこんな所にもあるのですね。

なので一歩一歩を確実に、ピッケルも使いながら慎重に進んで行きます。

ここで、アイゼン装着したり、超スローなペースになったにもかかわらず後続の男性が追いついて
こないことに気づきます。

あまりの雪深さで帰ってしまったのかな~なんて思いながら進んで行きます。







「鳴滝コバ」ってポイントに到着。







そこからの景色。







正面には御在所岳がはっきり見渡せます。








この辺りまでくるとふかふかの新雪ですがまだスノーポン付けるまでの深さはないので
そのまま進んで行きます。








先行する動物のトレース。






ここは結構な危険箇所。
左手は落とし穴のようになっており落ちたら最後、急斜面を滑り落ちることになります。
右手は見ての通りの雪の急斜面。
流石の高性能4WDの野生動物もここを通るしか無いようですね・・・笑






その後超急斜面の直登りが出てきます。
無雪期のここは長く続く階段の斜面なのですが雪積もると、登れるの?って感じに見えます。






雪も深くなってきて非常に辛い登りが続きます。






超、急斜面を登り切ると、前方に目指す釈迦ヶ岳山頂方面が視界に入ります。
歩き始めて1.5時間程ですが山頂はまだまだ先ですね。







雪も深いところでは膝まで潜ってしまうので、ここで最終兵器、アルパインスノーポン登場です。






ここで、初めての装着。
実はこのスノーポン試し履きまだしていなかったのです。
自宅でしようもんならまたフローリングに穴開けちゃいますから・・・・笑





で、ぶっつけ本番での装着でしたが問題無く完了。
さすがモンベル製ですね~。






庵座谷ルートとの合流地点に到着。







ここの笹の急斜面も登るの超苦労しましたよ。

急斜面なので深いところは腰近くまで潜ってしまうこともしばしば。
そして笹がある為かやたら足滑ってしまいます。
そうなっちゃうとスノーポンも却って邪魔になってしまいます。

息が上がってしまうほどもがきながらやっとの思いで登り切りました。






登り切ると猫岳が見渡せます。








この辺りも相変わらずルートの目印はほぼ無くルートが不明瞭な状態になっちゃいます。

激狭のやせ尾根はどう考えても一本道なので迷うことは無いのですが、ルートがちょっと広くなって
しまうと、何処が正解なのか分からなくなり事もしばしば発生します。






そんな感じでルートを探しながらの不安な状態でラッセルで登り続けますが、ここで今回の
山行で一番の苦労をする事に・・・

この画像の右手上の岩の上部へルートは続いているように見えます。
しかし、急斜面と深雪でアルパインスノーポン+アイゼンでもなかなか登る事が出来ません。
ピッケルを刺しても雪が深くて体を支えることも出来ません。
なので雪面に手を付いてもがいているのが残された手の跡でご理解頂けると思います。






足元はこんな感じ。
ここまで来るまでも結構な急斜面を苦労して登って来ました。
その最後がここであと少しが登り切れません。
万が一、登るの失敗して滑落してしまうことを考えると、若干の恐怖さえ感じます。

しかし、ここまで来たので行くしかありません。






スノーポンで斜面の雪をしっかり踏み固めながらアイゼンの前歯をしっかり効かせて、
慎重に登り切りました。

岩の上に登ってから振り返って斜面を見下ろした画像。

木が斜めになって写っていますが決してカメラを斜めにして撮ったのではありませんよ。
真っ直ぐに立ってそのまま見下ろして普通に撮影しています。
木が斜めになっているのは急斜面に生えているのでそうなっているのです。







そしてあろう事か苦労して登ったにもかかわらず、その後のルートが全く分かりません・・・
今立っているところより上は笹に覆われた急斜面で登れるような感じではありません。






そのまま斜面をトラバースして進めそうにも見えますが非常に危険な感じなのでまずルートでは
無さそう・・・・


チ~ン・・・・汗


ルートは何処・・・?



ここで脳裏をよぎったのはさっき無理矢理登った急斜面をもう一度下りるって事・・・


ここより進むにしても超危険な香りが漂ってます・・・

戻るにしてもあの急斜面を下りるのです、安全ではありません・・・


しかし、同じ危険でも、ルートが合っているとの確証が無い限り危険を冒して進む事は駄目なので
ここは怖いけど、さっきの急斜面を戻ることとします。







また岩の上から下る斜面を見下ろします。

う~ん、怖い。

しゃがんで、ピッケル刺して恐る恐る右足を岩より出してアイゼンのかかとで雪面を捕らえます。
そにて左足も同様に雪面に下ろすと同時に大変なことに~!


なんと、ほぼ全体重が掛かっていた右足が滑っちゃいました!

右手に持ったピッケルには体重を掛けられるような状態ではありませしまわりにはつかんでも
ちぎれそうな笹の葉しか無く、左手も雪面しか触ることが出来ません。

尻もち付いてとっさに体重移動した左足のスノーポン+アイゼンだけに全体重が掛かっています。

右足でどうにか雪面を捕らえたいのですが急斜面の為スノーポンが邪魔をして右足のかかとだけ
のグリップでは体重を掛けられません。

せめて右手で何かをつかめればなんとかなりそうですが手の届く範囲には何もありません。

どう考えても元の位置に戻るのは不可能・・・

う~ん・・・!

絶体絶命です~・・・泣


果たして、無事この斜面を下りられるのか、そして無事登頂して下山できるのか?

非常に危うい登山ですが続きは後編で~。

(無事、こうやってブログ書いているので死んではいませんよ・・・笑)



続く





Posted at 2019/02/06 15:15:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月09日 イイね!

2019初登り 雪の竜ヶ岳(後編)

2019初登り 雪の竜ヶ岳(後編)お待たせしました、後編です。








11:10
竜ヶ岳登頂!

それでは、いつものように山頂からの景色をいくつかどうぞ~!






御在所岳方面




石榑峠方面







立派なエビの尻尾




極寒の地に立つ案内看板。



歩き始めて約2時間半、上着の脱ぎ着と写真撮影以外は止まることなく歩いてきました。
お腹も空いてきましたがこの強風吹き付ける山頂では休憩する気にもなれずすぐさま下山
します。






まずは来た道を引き返します。






西の空には暗雲が立ちこめてきました。






下山時にすれ違った登山者。
今日は平日にもかかわらず結構な人数の登山者とすれ違います。







下山時に見えた藤原町の下界の景色。







墨絵の様に重なる山々






そんな景色を楽しみながら下山ルートの金山尾根分岐地点まで戻ってきました。






かなりお腹も空いてきましたし、足も疲れてきたのでそろそろお昼休憩したく思い下って行きます。






この辺りも歩きやすい雪面で問題無く下っていけます。






11:50
昨年、一昨年もランチ休憩した場所に到着。
この場所は尾根上でありながら風裏になっており休憩ポイントにはちょうど良い場所なのです。

立ち止まってここでお昼休憩するか考えますが、なんだか気が進みません・・

何故だろう、めっちゃお腹空いているのに・・・




そっか~、天気が今ひとつなので気分が乗らないのかな~?
気が乗らないのにわざわざこんな雪の中で無理矢理、店広げなくてもいいっか~!

って事でそのまま下って行くことに・・・





その後も黙々と雪の中を下って行きます・・・

今日は全てにおいて何か期待外れな所ばかりでテンションが上がりきって無いのでしょうね・・・





気持ちの良い尾根道はここまで、
ここからは急激に下って後は林の中を下るルートに変わって行きます。






ここからが下りの急斜面。
非常に歩きにくく滑落しちゃいそうな斜面です。





こんな、雪と岩の急斜面もあり非常に危険な感じです。






危険な急斜面を下りきりました。






その後も淡々と下って行きます。
周りの雪も少なくなってきました。






12:30
もう、空腹の限界がやってきました。
何でも無い登山道脇でザックを下ろしおにぎり一個を頬張ります。






おにぎり一個食べて復活です。

おにぎり一個でもお腹に入れると全く違いますね。






下ってくると晴れて来ました。






中道への分岐まで下って来ました。
麓まではもうすぐです。






魚止橋が見えてきました。





川を渡って進みます。






次に出てくるのは白滝丸太橋。
以前は立派な吊り橋だったのですが東海豪雨時に流されてしまったようです。







なので今は河原に普通に丸太の橋が架けられています。






丸太の橋を渡って坂を登ると・・・






ここから登山道は林道に変化します。

あとはのんびり駐車場まで林道を下っていきます。






朝、登って行った遠足尾根との分岐を通過します。







林道は舗装に変わります。






名水 「竜の雫」 前通過。







林道にある立派なコンクリート壁の入り口。







そこはこんな所。

中を覗いて見たい・・・






寂れた商店街まで戻ってきました。






1:40
無事下山。
お昼休憩無しで下って来たので予定より1時間程早く下山しちゃいました。






車で帰り支度をします。

こんなフル装備の重いザック担いで出かけたのに、水をボトル半分位とおにぎり一個食べただけで、後の荷物は全く手つかずで下山してしまいました。
そんなんだったらウエストバック一個で良かったのにね・・・笑





今回活躍を楽しみにしていたアイテム「カジタックス アルパインスノーポン」の出番は次回に
持ち越しですね~。
また、寒~くなって雪積もらないかな~。

その後下山届を出しに行くと朝のおじさんが私の無事下山を喜んでくれましたよ。
凄く気さくな良いおじさんでした。
また来たいな~なんて思っちゃいましたよ。





そしてそれからは、いつもの温泉、阿下喜温泉です。






空も良く晴れていますね~。

藤原岳もよく見えます。
やっぱり年末より雪少ないですね。

ここで、いつもよりゆっくり温泉に浸かってよ~く温まってよ~く疲れを癒やして帰宅しました。


今回の山行はちょっと期待し過ぎちゃいましたね~。
昨年、一昨年と非常に良い思いをした山だったからかな?
今回も冬山で考えたら充分に良い天候だったのでしょうけどね・・・


次は何処の山登ろっかな~


終わり

Posted at 2019/01/09 23:12:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月09日 イイね!

2019初登り 雪の竜ヶ岳(前編)

2019初登り 雪の竜ヶ岳(前編)昨日に行った竜ヶ岳登山の様子をお伝えします。

ここのところ登山ネタばかりですね・・・汗

愛車のロド君はガレージで温々と冬眠中です・・笑
たまには乗ってあげないとバッテリーが心配ですがね・・・

そんな感じで今回のブログも車ネタゼロなので興味の無い方はスルーしちゃってくださいね。
ちなみにタイトル画像の山が竜ヶ岳です。





7:30自宅出発。

目指す竜ヶ岳、少し霞んでいますね~。
昨日は綺麗に見えていたのですが、今日の天気はちょっと微妙です・・
天気予報では1日晴れなので雨または雪の心配は無さそうなので良しとします。






登山口に近くなってくるとやっぱり曇ってますね、それと道端には雪が全くありません・・







登山口のある宇賀渓キャンプ場に到着。







そして、愛想の良いおじさんに駐車料金を支払います。
おじさん、「難しいコースは行かないでくださいね、そしてくれぐれも足元には気を付けて、出発前には必ず登山届けを書いていってくださいね」
と凄く心配してくれます。

それは何年か前の1月にこの山で遭難事故があったからだと思います。
その当時人捜しの看板見たことありますが、年齢も装備も今の私と変わらない感じの方だった
と思います。







車を駐めて早速準備します。
いつもの山装備に加え、防寒着にアイゼン、ストック、そしてアルパインスノーポンと冬装備は
どうしても重量級になってしまいます。
計ってはいませんが、夏場の水や飲み物を満載したザックより重い気がします・・





準備完了後、おじさんの所へ行って登山届けを出してきます。







登山届けを出すとこんな簡易地図をもらえます。
この地図は良く出来ていて、登山道に設置された番号の書かれた看板の位置が書かれています。
なので、登山道で看板の番号と地図での番号を照らし合わせれば今自分がどの辺りを歩いて
いるか一目瞭然なのです。そしてこの山の登山道はしっかり整備されており、鈴鹿の他の山より
安心して山歩き出来ます。






では、出発します。
まずは寂れたキャンプ場の商店街のような所を抜けて行きます。







昭和37年頃に造られたかなりレトロな橋を渡って・・





キャンプ場の脇を抜けて行きます。






その後、このような舗装林道を暫く歩きます。









林道を10分ほど歩くと今日進む予定の遠足尾根入り口が見えてきます。






この遠足尾根へはこのような植林された急斜面をひたすら登って行きます。






とにかく急斜面の連続で、この真冬でも汗が出てきます。







少し斜度が緩くなる頃に雪が出てきました。

やっぱり今年は思ったより雪無いですね。
昨年はこの辺りにはもう結構な積雪があった気がします。






この岩場を登ると・・・







これから向かう竜ヶ岳が見えます、
画像、左側の白いピークが竜ヶ岳。







振り返ると下界の景色も見えますがやっぱり霞んでいますね・・・ちょっと残念。






その後も登って行くと、もうすぐ尾根ルートへ出ます。






尾根ルートに出るとそこからは雪の中を進んで行きます。






踏み跡の中にスキーの通った跡発見。
こんな所でもスキーする人いるのですね。
昨年に鞍掛峠からの登山道でも見かけたことありますがここまでスキー板担ぎ上げて登って来る
なんて凄すぎます。






こんなやせ尾根も出てきます。
私、まだアイゼン付けていませんが横に張られたロープを頼りに進んで行きます。
ここは、ロープ無ければアイゼン装着は必須でしたね。







その後も尾根道を進んで行くとやがて視界が開けてきます。








目指す竜ヶ岳山頂付近も見えてきます。







その後は雪の稜線を進んで行きます。






今日の雪は堅く締まっていてとても歩きやすいです。
ザラメ雪のような溶けて固まった雪でもなくサクサクと音を立ててしっかり歩ける雪面、例えるなら
スキー場の圧雪された雪面の様です。

まあ、歩きやすくて良いのですが、スノーポンもアイゼンも必要無い状態でちょっと拍子抜け・・








振り返った下界の景色。

やっぱりちょっと残念。
ここに初めて来たときはあまりの絶景でいきなりテンションMAXだった記憶がありますが
ここでもちょっと拍子抜け・・







ただし、横にそびえる藤原岳ははっきりと見渡せます。
やっぱり昨年末より雪少なく見えますね。






養老山脈も霞んでいます。







雪も景色もちょっと期待外れでしたが山頂目指して進んで行きます。







雪原の向こうに霞んだ景色。
幻想的ではありますね。









所々にこんな感じで深くはまり込んでしまうところもありますが、わざわざスノーポン装着する
までも無さそうなので、そのまま進んで行きます。







サクサクと締まった雪面を順調に進んでいきます。







いくつかの小さなピークを越えて進むと前方に昨年手こずった急斜面が見えてきます。
昨年はピッケルを購入した後にここに来たのですがあまりの深雪でピッケルはほぼ役に立たず
もがきながら深雪の急斜面を登った記憶がありました。

なので、そんな場所で今回購入したアルパインスノーポン+カジタックスアイゼンを装着して、
その威力を試してみたかったのです。







急斜面の傍まで来ました。
見た感じ、昨年より雪少なそう・・・

そして何より歩きやすい・・・

ここで、アイゼン装着するか少し悩みます・・・





雪面を見ると先行者のアイゼンの踏み跡が確認出来ますが、歩いた感じアイゼン付けなくても
問題無さそう。

「ザックから取り出すのも面倒だし、アイゼン無しで行けるところまで行ってしまおう」

って事で、そのまま進むことに・・・






斜度はこんな感じ、結構な急斜面ではありますがなんとか登れてしまいます。







てっぺんまであと少し、流石にアイゼンもストックも無しではちょっと辛くなってきましたが、キックステップで頑張って登り切ってしまいます。







てっぺん少し手前で振り返った画像。
急斜面ではありますが、雪は深くないのがお分り頂けると思います。
これではスノーポンの出番ありませんね・・・・残念!








幻想的な一本の枯れ木。







急斜面を登り切ると、帰りの予定ルートの金山尾根との分岐に出ます。






分岐をそのまま真っ直ぐ進んでいくと竜ヶ岳がまた姿を現します。
この辺りに来ると西からの強烈な風が吹き付けてきます。






背の低い木々の中を抜けて進みます。







綺麗な雪原が続きます。






静ヶ岳方面への分岐を通過。静ヶ岳方面への踏み跡は全くありませんでした。








竜ヶ岳山頂がかなり近づいてきました。







また小さなピークを越えて行きます。






そのピークからの西側の景色。
御池岳方面が見渡せます。
それにしても風が強い。







その後も雪原の一本道をひたすら進みます。







楽しみにしていた樹氷まだ出てきません。






ただ、一面の銀世界には非日常を感じられますね。






山頂へ続く一本道をサクサクと音を立てて無言でひたすら進んで行きます・・・







最後の登りにさしかかりました。






ここでも樹氷は見られず・・・

今回は樹氷は無さそうですね・・・残念!







雪に埋まってしまった笹原の上を強烈な風が吹き抜けてきます。







最後の登りもアイゼン無しで頑張ります。

所々で滑ってしまい、アイゼン装着した方が断然楽なのは分かるのですが、ここで出すのも面倒だし
万が一滑って転倒しても大事には至らない所なのでそのまま意地で登り続けます。










山頂に近くなるとこんな物が出てきます。

エビの尻尾ってやつですね。

樹氷は見られませんでしたがエビの尻尾は見られて少し満足・・・







山頂の看板が見えてきました。



良いところですが長くなってきたので、前編はここで終了~!

ここまではアイゼンも、アルパインスノーポンの出番も無く、下界の景色も霞んでしまって
樹氷も見られず、ちょっと拍子抜けでしたね・・・

その後はどうでしょうね~、綺麗な景色は見られるのか?
そして今回のNEWアイテムは出番はあるのか?

後編をお楽しみに~!

続く


Posted at 2019/01/09 17:45:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月09日 イイね!

雪山アイテム追加

雪山アイテム追加今回は最近購入した雪山登山アイテムを紹介します。
それはモンベルの「カジタックス アルパインスノーポン」
実は先シーズンも購入したく思っていたのですが、在庫切れで購入出来無いまま春がやってきてしまいました。
昨年末の藤原岳の雪山登山でまたこのアイテムが欲しくなりモンベルオンラインショップで購入しちゃいました。




注文した翌日発送でその翌日には届きました。
モンベル会員は送料無料なのでわざわざモンベルショップまで出向かなくても良いので楽です。

届いた荷物に興味深々なもみじ。






早速、箱から出して見ます。

何故かカメラ目線なもみじ。









ビニール袋から出して見ます。

スノーポンの匂いが気になるもみじ






こんな感じ。




カジタックスとは、昨年私が購入したアイゼンのメーカー。(現在はモンベルが販売している)

私はこのスノーポンを装着したいが為にカジタックスアイゼンを購入したのです。






裏側はこんな感じ。
これにカジタックスの12本爪アイゼンが加われば最強ですね。
雪の急斜面のトラバースも安心です。



ここで、このカジタックスアルパインスノーポンの特徴をご説明しますね。


まず、最大の特徴は、「和かんじき」と「スノーシュー」との良いところ取りな所。





これが「和かんじき」
昔から雪山登山の必須アイテムですよね。
この画像ではアイゼン付いていませんが、登山靴にアイゼン装着した状態でも装着出来ます。

特徴は軽量、コンパクトで携帯にも優れ、急峻な狭い登山道の多い日本の山に適していると言われています。
そしてリーズナブルのも良いですね。
しかし、その反面、単なる金属の輪っかだけの構造なので新雪の深雪ではスノーシューなどに比べ浮力が少なく雪面へのはまり込みは多くなります。






こちらが「スノーシュー」
このスノーシューはとっても種類が様々で構造も価格もぴんきりです。

特徴は和かんじきに比べ一回り大きい本体は広い「デッキ」(足をのせる部分)と言われる部分が
があり浮力が多く雪面へのはまり込みが少なくなります。

しかし、アイゼン装着が出来ないため、雪面へのグリップ力はそのスノーシューの裏面の歯の形状
で決まってしまいます。

この画像のスノーシューは縦方向、横方向ともに立派な歯が装着されているので登攀能力には
優れています。
しかし物によっては簡易的な歯しか装着されず、雪原のようなあまり登り下りの無い場所での
使用を前提とした物も数多く存在します。
そしてどんなスノーシューにも言える事だと思いますが、下りの急斜面には適していないこと。
それは「かかと」の部分がデッキになっており和かんじきのように「かかと」で雪面を捕らえられません。
なので登攀能力に優れたスノーシューで登っても下りはスキーやスノーボードで滑り降りるような
バックカントリー系で使用する事が前提な物がほとんどです。

それとこのスノーシューは大きく、重量もそれなりにある物が多く和かんじきに比べ携帯性には劣りますし価格も高価な物が多いのも特徴の一つです。



で、このカジタックスアルパインスノーポンに話を戻します。







こんな感じでスノーシューでありながら和かんじきのような使い方が出来てしまう代物なのです。



そして、このアルパインスノーポンにも種類があって、より和かんじきに近い物もあります

それがコレです。

 


「カジタックス、ライトアルパインスノーポン」

そしてカジタックスアイゼン以外のアイゼンも装着出来る「ライトアルパインスノーポン」があります。

ただし見ての通りデッキの部分のない輪っかだけの構造なので和かんじきとたいして変わらない
気がしますね・・


ちなみに私が一昨年に購入した同じくモンベルの「スノーポン」との違いも簡単に紹介しておきます。



これが「スノーポン」

デッキが広く、コレはスノーシューの部類ですね。
裏の歯を診てもお分り頂けると思いますがコンパクトな歯しか装着されていないので、あまり
急斜面の雪面には適していない事が見て取れますね。

ただしこれの良いところは、足をのせる前側の部分が取り外せて簡易アイゼンになることです。
それを気に入って購入したのです。
ちなみにその簡易アイゼンは昨年末の藤原岳登山で友人F氏に貸してあげて活躍しましたよ。



こんな、感じで、よりハードな雪山登山に対応しているのがこのカジタックスアルパインスノーポン
なのです。(私、モンベルショップの店員になれそうですね~・・・笑)

「う~ん、早く雪山へ行きた~い」

ってブログ的にはこんなコメントが似合うのですが、実は昨日もう行ってきました・・笑

その様子は追ってブログアップする予定なのお楽しみに~。

終わり








Posted at 2019/01/09 14:17:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「目覚め!

数カ月ぶりにエンジン始動!
バッテリーも完全に眠ってましたがブースターで無理矢理にお目覚め(^-^;)
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