
前々回のブログで紹介したスノートレッキングin石榑峠。
スノーアイテムを全く持たずして挑んだ雪山であまりの
雪深さに歩きはじめ1時間半で戦意喪失し逃げるように
下山し非常に悔しい思いをしたトレッキングでした。
その後悩みに悩んで購入したスノーアイテムを手にリベンジ
に向かった様子をお伝えします。
例によってここでのブログはダイジェスト版としますので雪山、トレッキング等に興味ある方は
私のもう一つのブログ「峠&林道探索」に詳細をアップ中なので
「こちら」をご覧ください。

いつものルートで石榑峠へ向かいます。
悪くは無いのですが雲の多い天気でもしかしたら山は雪かも・・・
もちろん晴天に越したことは無いのですが今日は新たに手に入れたスノーアイテムの真価を
試したい一心なので雨でなければどんな天気でもOKなのです(笑)

石榑トンネル三重県側。
旧道入口にはまだまだ積雪いっぱいですね~!
しかし今回も滋賀県側旧道入口を目指します。
なぜかというと今回はリベンジがメインなのですから・・

トンネル抜けて滋賀県側。
やっぱり今日も雪国でした~!
三重側と滋賀側でこんなに違いがあるのですね~!

旧道入口に到着。
自宅より約30分。やっぱり別世界でした。
ここで、ブログの途中ですが、見てくださっている方にお伝えを・・・
私の住んでいる地方は決して雪国ではありません(笑)。
どちらかというと温暖な地方と思っています。
交通の便が良くなった昨今は短時間で別世界に到着しちゃうのですね~。
話それちゃいましたね、
では続きを・・・

旧道入口方面。
前回よりは少し雪減っている感じですね。

ここで今回の秘密道具登場~!
チャッチャカ、チャ~ンチャ、チャ~ン♪「スノ~ポン」(またもやドラえもん風に(笑))
これが悩みに悩んで購入した今回のNEWアイテム。
スノーシューというカテゴリーのアイテム。
日本にも昔からある「かんじき」の西洋版ですね。
アウトドア登山用品の総合ブランド「モンベル」社製です。
これを購入するまでの経緯も私のもう一つのブログに紹介しているので興味あったら「
こちら」
覗いてみてくださいね。

こんな感じに装着します。

では、準備を整えて、いざ出発!
リベンジなるか、はたまた帰り打ちか?

恐る恐る雪上に足を踏み入れます。
「おっ、お~お~~~」と思わず声を上げてしまう程の感動~!
実際には声出してないと思いますが(笑)
歩けます~! それがスノーシューなので当然って言えば当然なのでしょうが、
前回あんなに苦労したので感動もひとしお。
新雪の上をバブバブいわせて進んで行きます。

ガードレールに残された旧国道の証。

「冬季通行止め看板」そそります(笑)

前回も通った場所ですがもうほぼ私の付けた足跡は消えています。

振り返った画像。
足跡が深くないのが解りますね。

けど実際の積雪は?
ストックを力を込めて雪面に差し込むと、ほぼグリップの所まで刺さります。
ってことはやっぱり私の身体でいうと腰くらいの深さはあります。
それがスノーシューを履くと沈み込みは30cm程です。
なので前回とは比べモノにならない驚異的なスピードで進んで行けます。
「これなら峠まで行けちゃうかも!」なんて期待に胸ふくらませて・・

ひたすら新雪の上を進んで行きます。

歩きはじめて約20分。
前回、撤退を決めた「県境まで5.0km地点」到着。
前回は1.5時間かかってました。
改めてスノーシューの威力を実感できますね。

この先の未踏の地へ足を踏み入れます。

振り返った画像。
曇ってはいますがやっぱり白銀の世界は非日常の世界を味わえるので良いですね。

目指す峠方面の竜ヶ岳が見えてきました。
三重県側に青空見えている感じですね。

進む先には動物の足跡しかありません。
非常に気持ちいいですね。

すごい積雪ですね・・・

橋の欄干をも越える積雪。

こちらはガードレールの上部がうっすら足元に見えます。

写真を撮る私。
私今回のトレッキングで200枚以上写真撮ってきました。
ってことはそこらじゅうでこんな姿さらしているのですね・・・

ガードレールを乗り越えて雪庇が出来てます。

峠が近づいてきました。
やっぱり峠は風の通り道でもあるのでしょうね、雪積もっているところは吹きだまりになって
おり完全に車道を覆い尽くしていますね。
深いところはどんだけの積雪なのでしょう?

11:50 石榑峠到着。
足跡一つ無いだ~れもいない峠。
前回断念しているだけに達成感も大きいです!
旧道入口から3時間10分。
無雪期の徒歩なら1.5~2.0時間程なのでそれよりは時間かかってますが、この積雪の中の
歩行時間で考えたらやはり驚異的な時間でしょう。

酷道マニアの間では超メジャーなコンクリートの門。
この画像を見るとここがかつて国道だったなんて想像出来ませんね。

せっかくなのでNTTの電波塔跡地へ続く管理用の道へ行ってみます。
車両通行止めゲートの脇から失礼します。
念のために・・・
このゲート奥も立ち入り禁止ではありません。
ちゃんと鈴鹿山脈の縦走路の登山道として使われているルートなのです。
なので堂々とゲート脇のガードレールを乗り越えます。(だ~れも見てませんが・・・)
ちなみにこのゲート奥の鉄塔管理用の道路ですが写真で解るように幅は約2.5mしか
なく、路面もコンクリート舗装なのです。
この旧国道421号線の三重県側の激狭の2km区間(コンクリートブロックの門での間の区間)
も同じく道幅約2.5mしかなくコンクリート舗装なのです。
という事は、廃道、旧道マニアでもある私の見解を申しますと・・・
旧国道421号線の三重県側激狭急坂コンクリ舗装区間はもともと鉄塔管理用の道路を
国道と併用したのだと思われます。
そう考えると、石榑峠のルートが国道指定される前から鉄塔管理用の道路として存在して
いたのでしょうね。 私の想像ですが・・ もし、もっと詳しくご存じの方みえたら教えて
いただけると嬉しいです。非常に興味あります。
話それちゃいましたね(笑)

鉄塔管理用の道路を進んで行きます。
ここは稜線にあたるルートなので雪の積もり方が違いますね。
非常に奇麗です。

上空は非常に強い風で雲が流れて行きます。
陽が差すと非常に奇麗な雪景色になります。

もうすぐ鉄塔跡地。
それにしてもすごい風。
陽は出てますが体感気温は完全に氷点下。
顔面が痛いです!

鉄塔跡地へ到着。
ここからは三重の下界が見下ろせます。

ちょっと霞んでますね・・・。
けど良いのです。誰の足跡も無いこの地に立てた満足感がありますから(笑)

こちらは竜ヶ岳山頂方面。
いつかは、あそこにも雪山チャレンジしてみたい~!
って本気で考えてしまっていました・・・

眼下には石榑峠の県境が見下ろせます。

ちょっと遅くなったのですが、なんとか風裏を見つけて雪中ランチにします。
非常に寒い中ですが横に奇麗な雪化粧した竜ヶ岳を眺めながらのランチ、
いっぱしの雪山登山気分を味わえました(笑)

ランチ後時間もあまり余裕無いので下ることとします。
眼下に私の付けた足跡が見渡せます。

県境から0.1km地点。
時刻13:30
ここから約6km弱のトレッキングです。
さあ!がんばるぞ~!
復路の様子は省略しますのであしからず・・・

15:50
車に戻ってきました。
やっぱり下りは踏み跡もあり登りよりかなり早いですね。
といっても片付けしていると午後4時過ぎ。
この時間ですとお楽しみの下山後温泉には時間が足りません・・・
(午後5時には帰宅して片づけしていつもの夕食の準備が待っていますから)

帰宅途中の夕暮れに染まる竜ヶ岳。
いつかは冬山チャレンジしてみたいな~。
終わり
(なんか、ダイジェストなんて言った割に長くなってすみません、私のもう一つはブログは
どんだけのブログになることやら?(笑)心配です・・・・)