
高三になる我が息子の愛車のブレーキをアップグレードした様子をお伝えします。
もちろん自転車の話ですが・・笑
久々の自転車ネタなので興味ある方のみご覧ください(^^)/

これが息子の通学用の愛車のクロスバイク風の自転車。
そもそもクロスバイクっていうのは何・・・?
って方は「
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で、息子のクロスバイクはこんなんです。

フレームにはこんな注意書きがあったり・・

購入した店は、私行きつけのホームセンターの自転車コーナーだったり・・・
自転車を趣味にしている方ならお分かりだと思いますが、ホームセンターで売っている激安の
自転車、いわゆるクロスバイクのルック車なのです。
ルック車って何?って方は「
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ご存じの通り私は自転車(マウンテンバイク)も趣味としています。
なので、本来はこんなルック車を息子に乗らせるのにはもちろん抵抗がありました。
しかし今息子がこんなパチもんのルック車を乗っているのには深ーい訳が・・
その訳とは、息子は高校に入学してからこの自転車で2台目なのです。
一台目の自転車は私のもう一つのブログで過去に紹介していますので良かったら
「こちら」クリックしてみてね。
もう一つのブログで書いたように息子の今までの自転車の車歴は私の趣味の押しつけも
あったのかもしれませんがずっと有名メーカーのMTBを乗り継いで来ました。
小学校の時は私とMTBのダウンヒルレースに参戦したり、トラックコースを走ったりしていました。

ダウンヒルレースしていた頃の私と子供達。

一緒にレースに出ていた小学校の頃の我が息子。

地元のBMXのトラックコースもよく走りに行っていました。。
このような経歴のある息子ですが私とは違いメカ的な物には全く興味ありません。
しかし、自分が乗る自転車は普通の通学自転車(ママチャリ)はかっこが悪いので嫌だと
言うのです。
ただし、一流メーカーのMTB等に通学用の保安部品などを取り付けると金額的にかなり
掛かってしまうのと盗難の危険性もありそれは断念しました。
で、高校に入学したときにもう一つのブログで書いた自転車を購入して通学に使用して
いました。
しかし、一流メーカーの物と違い使用しているパーツも安物だし、メカには全くうとい息子は
メンテナンスなど一切しないで使用しており丸二年使用した頃にブレーキ、シフトとトラブル
が重なり、修理するとなると結構費用が掛かりそうでした。
通学に使うのもあと一年なので修理するよりもう一台安い自転車買った方が早いと言うことで
今の自転車を購入したわけなのです。
しか~し!
やっぱり安物は安物ですね~!
3月に購入してまだ5ヶ月ですがもうブレーキのトラブルが発生しました。
以前の自転車と同じです、っていうか早すぎです。

そのブレーキトラブルとはこのブレーキシューがあっという間になくなってしまうのです。
購入後2度ほどブレーキの効きが悪いと言うことでワイヤー調整してあげていましたが
もう、ワイヤーの調整と言うレベルではなくシューが減ってしまってます。

ブレーキのメーカーは「TEKTRO」なので無名のメーカーではないはずですが・・
ダウンヒルレースで鍛えられた我が息子のライディングがハード過ぎるのでしょうか・・笑
まあ、激安の完成車に装着されたパーツなのでそれなりなのでしょうね。

と言うことで、メンテナンススタンドへ。

そして取り付けるブレーキは、シマノのVブレーキのデオーレ。
シマノのブレーキにもグレードがいくつかありこのデオーレはちょうど中間くらい。
町乗りするだけであれば十分な性能だと思われます。

まずは古いブレーキレバーを外します。
しかしレバーを外すにはシフターやグリップを取り外さないと外れません。
しかしグリップは堅い樹脂製で簡単に外れなさそう・・

で、グリップ、シフターを外すのは諦めて強引にレバーのみを力業で外します。
どうせ、外れたらほったる(捨てる)だけですから・・笑

強引に外れました。クランプ部は割れてしまいましたが・・
画像手前のレバーが新品パーツ。
無理矢理外して次、新品は取り付け大丈夫なの~?って声が聞こえてきそうですが・・・
安心してください!

最近のシマノのブレーキレバーはクランプ部が大きく開く構造になっています。
なのでいちいちレバー外すのにシフターやグリップを外す必要がないのですね。

こちらは取り外したフロントのブレーキ本体。
かなりシュー(黒いゴムの様な部分)が減っているのが分かります。
「PRO MAX」なんて書かれてますが「何処が~!?」って突っ込み入れたくなるくらい
完全に名前負けしていますね~(笑)

こちらが今回取り付ける新品のブレーキ本体。
やっぱり造りが全く違いますね。

早速ブレーキ本体をフロントフォークへ装着しますが、ここで問題発生。
ブレーキがホイールのリムへの当たりが左右全然違うのです。
この正面から見た画像でもブレーキのシルバー色した部分の傾きが左右違うのが分ると
思います。
これでは、正常な制動は出来ません。
原因を探ってみると・・・

発見しました、ここです。
フロントフォーク(前輪を支えている足回りの様な部品)に取り付けられている車輪がフォークの
センターから向かって右にずれて取り付けられています。
「なんじゃこれ~!恐るべしルック車!!」
しかし、一つ思い当たる事が頭をよぎります。
2ヶ月程前に息子が激しい転倒をしてホイールを歪ませてしまったことがありました。
そのときも私がホイールを外しスポークで歪みを修正したことがあったのです。
そのときの取り付けが悪かったのか、他にも歪んでいるところがあるのかは不明ですが
なんとかしないと走行できません。

ホイールを取り外しハブの部分などを確認しますが異常は見当たりません。
フロントフォークを見ても目で見てはゆがみなどは分かりません。

そこで、ハブの軸部に一枚のワッシャーを入れて再度フォークにホイールを取り付けると・・

いきなり良い位置に納まり左右のクリアランスもほぼ問題ない感じになり一安心。

これで、フロントブレーキも左右差なく取り付け完了です。

ワイヤーも新品に交換しているので、飛び出しているワイヤーを・・・

カットしてキャップ付けてフロントは完成です。

続いてリヤもばらしていきます。

こちらが取り外したリヤブレーキ本体。
恐ろしい程摩耗しており、シューの中の金属部が出てしまってます。
これではブレーキ効くはずありません。ホイールのリム部も削れているはずなので心配です。
それにしてもひどいですね。確かに息子の通っている高校は小高い丘の上なので全くの平坦路
しか乗っていないわけではないですが片道3km程の通学で半年でこんなになるなんて、
恐るべしルック車!!

リヤブレーキもワイヤーも新品にするので古ワイヤーに合わせアウターをカット。

ブレーキ本体はフロントと違い問題なく装着でき、ワイヤーを通してみると・・
画像の部分のワイヤーの取り回しがどうしてもいびつなっちゃいます。

原因はこのパーツでした。
ブレーキワイヤの向きを変える金属のチューブ状のパイプ、通称「Vブレーキバナナ」
見たままの名前で笑えますが、たぶん正式なパーツの名称だと思います・・たぶん・・・・
そのバナナの曲がりの角度が古いパーツと違いますね。

古いパーツを再使用しようかとも思いましたがやっぱり安物は気分悪いので、こうやって
手力マックスで調整してみます。

こんなん出来ました。
まあまあの出来ですね。

ブレーキワイヤーの取り回しをして取り外した籠などを取り付けレバーの角度なども調整して

完成です~!

その後、試乗も行い走行も制動も問題ないことを確認しました。
やっぱり世界のシマノのパーツです。
制動した感じも自然でいて制動力もあり使いやすいですね。
現在MTBではディスクブレーキが主流でですが町乗りではVブレーキで十分ですね。
今回の件で痛感しましたがやっぱり安物は駄目ですね。
特に通勤、通学で使うのであればそれなりのメーカーの自転車でないと駄目ですね。
私の結論、通勤、通学は有名メーカー(ブリジストン等)の通勤、通学用の自転車が一番。
それと、同じブリジストン製の自転車でもホームセンターで売られているのと、普通の自転車店
で売られている自転車は使っているパーツが違います。
ブリジストンとホームセンタ-とのコラボの車体は要注意!
通常の自転車店で販売している車体とほぼ同じに見えて若干安いのがコラボの車体の特徴。
なにが違うかって言うと各パーツのグレードがコラボ車体の方が低いです。
車体の販売価格差以上の差のあるパーツが付いていることもアルので要注意。
ただしその辺りの判断はよほど自転車に詳しくないと判断出来ないと思われます。
なので何かトラブルあったときに自分で対処出来ないのであればきちんとした自転車屋さん
で自転車を購入することをおすすめします。
ましてや私の息子の乗っているいわゆる「ルック車」なんて物は私が言うのも何ですが・・
買わない方が良いですね~。
半年も乗らないうちにこんな修理が必要になるとはびっくりです。
今回のパーツ代はネット通販でかなり安く購入出来、取り付けも自分でやったので安くすみましたが
通常の自転車屋さんで同じパーツを取り付けまでしてもらったら、このルック車の購入金額の
半分以上は掛かってしまうと思われます。
ヤフー知恵袋でも書かれていましたがこんな得体の知れないメーカーの自転車の修理は
普通の自転車屋さんでは受け付けてくれない場合もあるようですね。
もちろん購入したホームセンターの修理受けコーナーでは受け付けていただけるでしょうが
どんな技術を持った方が修理されるかよく分かりませんし、どんなパーツを使って修理してもらえる
かも分かりません。
ってことで、長々と書いてしまいましたが・・・
結論、みなさんも「安物買いの銭失い」には気をつけましょう。
息子の自転車も2台分の購入金額と今回のパーツ代と手間を考えたらもっと良い自転車を
買えるだけの金額は掛かっていますね・・・・笑
終わり