
春本番の陽気になった先日、久しぶりに休みを合わせることが出来た友人K氏と行った林道探索の様子をお伝えします。
以前にもこのブログに登場していたこの白のジムニーが友人K氏の愛車。その友人K氏と言えば、3度の飯より林道好きと豪語するほどの好き者。しかし決して車以外では絶対に山に足を踏み入れません・・・
ちなみに画像の人物がその好き者・・いや友人K氏です。
まるで強盗のような見た目ですが極度の花粉症なので許してやって下さい・・笑
そんな極度の花粉症の友人K氏ですが薬にマスクにサングラスの完全防備でこの林道探索に挑んでいましたよ。
はい、またまた前置き長くなってしまいましたが早速行ってみましょう。

今回目指す林道は以前私がMTBでの林道探索をした事のある場所の近く。
その時の様子は私のもう一つのブログ「峠&林道探索」にアップしています。
気になる方は
「こちら」をクリックしてみてね。
ってことでまずは東海北陸道で北上します。

途中、いつもの川島PAでトイレ休憩とお昼の買い出しをしておきます。
これから向かう所にはコンビニなんて便利な所はありませんから・・・

高速下りて156号線を長良川を眺めながら走って行きます。

国道156号線から国道256号線へ入りすぐに県道315号へ進みます。
この県道315号線は以前にMTB探索で目指していたダム建設現場へ通じる県道です。
前回はこの県道を北から南下してすぐの所で通行止めだったので今回は南から北上して何処まで行けるか
調べてみようと思います。

まずは何の変哲もない田舎道を順調に進みます。

すると目の前にいきなり凄い建物の姿が目に飛び込んできます。

きましたね~、いきなり。
廃校ってやつですね~。
私も、友人K氏もいきなりテンションMAX!
私も友人K氏も林道好きですがそれと同時に廃が付く物も大好きなのです。
古い廃車、廃墟、廃道、廃トンネル等々歴史を感じれる廃がつくものが好きなのです。
(歴史も何もないオカルト系廃墟はあまり好きではありません)

早速車駐めて建物へ近づいてみます。
特に立ち入り禁止などの看板もなく校舎の周りや中にはタイヤや農機具等が置いてあります。
今もこの地区の人が物置として活用している感じですね。

「相生小学校相生分校」だそうです。

ウエルカムな感じの入り口をくぐって中にお邪魔してみると建物の一階は体育館のような場所
でした。そこには色々な物が無造作に置かれていました。
その後廃校の中を少し探索してみます。

「便所」いわゆるおトイレですね。

おトイレ内部、ピンク色の壁がなんとも不思議な感じです。

台所。燃料は炭か薪だったんでしょうね。

そんな台所で見つけた年季の入った消火器。
何年製なのかは不明でした。

分電盤、ブレーカー。
一応電気は来ていたのですね、けど非常にシンプルな分電盤ですね・・
一階部分を見た後は二階へ行ってみます。

数字の単位の書かれた階段を登って行くと・・・

いかにも学校的な風景でした。

しかし廊下の床板は朽ちてきておりいつ踏み抜いてもおかしくないような非常に危険な状態です。
なので、あまり歩き回らず安全な所から見れるところだけ探索してみます。

教室内。
割と綺麗な状態でした。

こちらも教室と思われますが床は畳敷きでした。
壁に貼られた絵画

三重県の鳥羽の二見ヶ浦の夫婦岩と思われます。

浦島太郎のようですね。

こちらも鳥羽のミキモト真珠島と思われます。
想像ですがこの小学校の修学旅行先が三重県の鳥羽だったのではないでしょうか。
その楽しい思い出がこの絵画に詰まっている感じですね。
この絵を描いた当時の小学生の方は今どちらにいらっしゃるのでしょうか。
この絵を見ているとぜひその当時の話を聞かせていただきたく思いました・・・
そんな思い出の詰まった廃校を後にして本来の目的の林道探索へ戻ります。

廃校のあった集落を抜けるとすぐにダート路の林道になります。

林道になってすぐに通行止めになってしまいます。
ダム建設の為だと思われます。
国土地理院の地図を見るとこの先にも集落が2つほどあったようですが今はどうなっているのか
非常に興味あるのですが残念ながら今は足を踏み入れることは出来ません。

通行止めの場所から左手に進める林道はあるのでそっちへ進んでみます。

こちらの林道にも国土地理院の地図に記載された集落があったりします。
その場所に到着。
少し歩いて散策してみることに・・

すると林の中に建物が見えます。

ありました、かなり朽ち果てていましたが古い家屋でした。
他にも2件ほど建物ありましたし、広く整地された場所もあったので昔はかなりの家屋の建っていた
集落だったのではないでしょうか。

日陰に雪の残る林道をさらに進むと・・・

また、集落跡が出てきます。
ここの建物はかなり立派なのでここでも車駐めて見に行ってみます。

かなりの大きさの建物ですね。

こちらがこの建物の玄関。
障子ですよ~!
しかもその横には馬か牛などの家畜の飼育をする場所があります。
この玄関の造りは飛騨高山の「飛騨の里」にある合掌造りの家の玄関の造りとそっくりです。

この障子の破れた玄関から中を少し覗かせていただきます。
(本当は入ってみたいのですが不法侵入ですからね・・)

中を覗くと板の間に囲炉裏のような場所があり障子の引き戸もありますね。
やっぱり合掌造りで見た家の内部のようですね。

こちらは玄関横のある家畜のスペース。牛か馬かってところでしょうね。
いったい築何年の建物なのでしょう?
私、滋賀県の山中の廃村で色々な家屋を見た経験ありますがそれよりかなり年代が古そう。
まさに歴史を感じる家屋ではないでしょうか・・・
建物の周りも少し探索してみます。

建物の横にはお風呂がありました。
屋根と一部かべはありましたが半分は外でしたよ~、冬はさぞ寒かったでしょう・・

この奥はたぶんおトイレと思われますが怖くて近づけませんでした。(床抜けそうで)
手前の壁にぶら下がっている朽ち果てた物は手洗い用の何かですよね、私、幼い頃にどこかで
見た記憶ありますが名称は分かりません・・・

大きな家屋の横にももう一つ建物があります。

その家屋の玄関にはこんな物が貼られていました。
犬飼っていたのでしょうね。

その家屋の脇の物置のようなところにはこんな良く分からない機械があったり・・

足下にはすす焦げたやかんが転がっていたりします。
このやかん、囲炉裏の薪で湯を沸かしていたのでしょうね。
このような道具を見ると当時ここで実際に人が生活していたんだと言うことを実感しますね。

歴史を感じる家屋を充分見学したのち、車に戻って林道を進みます。
ちょっと長くなってしまったのでここで一旦前編終了って事にしますね。
この前編は林道探索っていうより廃墟巡りみたいになってしまいましたが後編はガチの林道探索
になりますよ。
どっちが面白いかって言うとこの前編かも?ですが、興味ある方は後編も覗いて見て下さいね。
続く。