• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

touge-mtbのブログ一覧

2019年02月23日 イイね!

目覚め!(後編)

目覚め!(後編)お待たせしました!

後編です。










荒れた山道を恐る恐るロドで進んで行きます。







すると、何やら雑然とした古めかしい建物が見えてきましたよ。

人、住んでるのかな~?






これ以上はロドで進むのは心配な道になってきました。
ハンディーナビでは目指す場所のすぐ近くまで来ているのでここでロドにはお留守番をしてもらいます。
道は左右に別れていますが、右には立ち入り禁止の立て看板が・・・
流石におおっぴらに入って行くのは大人として気が引けます。
ナビではどちらから行っても行けそうなので左手の方に進んで行きます。








やがて古い苔むした石垣の脇の細い道になります。






山の中の登山道のような道ですがしっかりとした踏み跡があり迷うことなく進んでいけます。
しかし、雲の中のような感じで凄く神秘的に感じます。







数分歩くと突然目の前が開けました。








眼下には伊勢の町並みが見下ろせます。







天気良かったら絶景なのでしょうね~。


しかし、今日はもう下界の景色は今までいっぱい見てきたので免疫付いちゃってあまり感動が
ありません。
と、言うか今日の本当の目当ては景色じゃありません。

それが何処にあるのか周囲を探すと・・・


ありましたよ~


コレです~。





斜面の下に見える苔むしたコンクリート建造物





けどこの崖どっから下りるの?
ていうかやっぱりこっちからはではあそこにたどり着けないのですね・・・






ってことで、少々無理矢理ですが崖を下りて行ってみます。







無事?この崖を下りてきましたよ。
(実は2度ほど滑落しそうになってました・・・笑)





濡れた岩に濡れた落ち葉、そして苔。
滑る要素満載なうえに、今日履いてきたシューズはアディダスのスニーカーで全くのフラットソール
なのでグリップ感ゼロ!
非常に怖い思いをしました・・・汗

いつも山歩きするときは登山靴もしくはトレッキングシューズなのでそのつもりで斜面を下りたら
エライ目に遭いました・・・笑







で、いよいよ建物の側まで来る事が出来ましたよ~。

ワクワクしますね~。






建物に近すぎて全貌が分かりにくいと思いますがコンクリートで固められた足元の下にも
何やら空間があります。






そして左手には苔むした階段のような物も見えますね。







コンクリートの空間を飛び越えてから階段を下って行ってみます。
ここも苔まみれになっているので滑って転ばないように慎重に下りて行きます。








苔むした階段を下りてきて振り返るとさっきのコンクリートの建造物を確認出来ます。


まるで「天空の城ラピュタ」のよう・・・






さらに階段を下りていきます。







階段を下りてくるとこの先で行き止まりになっています。
この階段の左手の一段低くなった所から遙か前方にトンネルの様な物も見えますね。
ちなみにそのトンネルまでも階段同様のかなり急角度の斜面が続いています。

階段の脇の山の斜面からトンネル方面へ続く斜面に下りられそうだったので一歩踏み出して
みましたが案の定滑って転びそうになったので諦めました。

こんな時に限って超スリッピーなスニーカーで来てしまったのを後悔しました・・





で、階段より下の斜面にあるトンネルは諦めて建物を見に階段を登っていきます。






やっぱりコンクリート建造物の下にも空間がありますね。






こちらが建物の全体像です。

「なんだコレ!?」・・・・

By なんだコレ!?ミステリー・・・笑







苔と蔓に覆われた古いコンクリート建造物。

実はこの建物、大正時代から昭和の初期に活躍していた登山用のケーブルカーの山頂駅の跡
なのです。

下記は三重県総合博物館のH/Pからの抜粋です、興味ある方はどうぞ~!

正式名称 「朝熊登山鉄道」

 朝熊(あさま)ヶ岳(555メートル)は、伊勢市の東方にそびえる山です。
山頂には伊勢神宮と関係の深い金剛證寺(こんごうしょうじ)があり、
伊勢湾を望む展望の地としても知られています。
「伊勢へ参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参宮」という言葉も残されています。
現在は、伊勢志摩スカイライン通ってくるまで簡単に山頂へ行くことができます。
この朝熊ヶ岳にかつて東洋一を誇るといわれたケーブルカーがありました。
もともとは、朝熊ヶ岳登山を目的としたケーブルカーでした。
ケーブルカーとは、鋼索(こうさく)鉄道ともいわれる鉄道の一種です。
ケーブルにつないだ車両を動力巻上機などで引き上げる交通機関のことです。
ケーブルカーは、一般の鉄道では登ることのできない急斜面を登ることができるため、
現在も全国で運行されています。
 「岳電(だけでん)」ともいわれた朝熊登山鉄道(あさまとざんてつどう)は、電車で運行されていた楠部(くすべ)から平岩(ひらいわ)までの平坦線4.3キロと平岩から朝熊岳の鋼索線(ケーブルカー)1.1キロがありました。
鋼索線は、約1キロの間に標高差415メートルを登ります。
勾配がもっとも急なところは、652パーミル(‰ 1000メートル進む間に652メートルを登る勾配の意味)で、鋼索鉄道としては日本一の急勾配を誇っていました。
通常は、。朝7時から夜7時までほぼ15分おきに運転されていたことから、多くの観光客を運んでいたことがわかります。

※ 朝熊登山鉄道株式会社
 大正 9(1920)年 1月28日  会社創立
 大正14(1925)年11月 1日  路線開業
 昭和 3(1928)年11月 1日  会社合併で三重合同電気(みえごうどうで
                    んき)となる
 昭和12(1937)年 3月31日  東邦(とうほう)電力に合併
 昭和14(1939)年 8月 1日  会社分離により神都(しんと)交通となる
 昭和19(1944)年 1月11日  第2次世界大戦時の不要不急路線として営
                    業休止
 昭和19(1944)年 2月11日  交通統合により三重(みえ)交通となる
 昭和37(1962)年 7月15日  営業廃止(書類上の手続きのみ)




(上の画像は伊勢市のH/Pよりお借りしました)








(上2つの画像は三重県総合博物館のH/Pからお借りしました)


このような大正時代開業のケーブルカーの駅舎がまだ存在しているのに驚きですね。


中にも入って見ます。




内部のコンクリート壁も一部崩れてきていますが全体的にはまだしっかりした感じで建っています。









この足元下の空間は動力等の機械室だったのでしょうね。






建物の中には仕切られた小部屋が一つあります。

その小部屋からはさっきのトンネルのある斜面を見下ろせるような感じで窓が付けられています。
私の推測ではありますがこの部屋はケーブルカーの運行管理をするような部屋だったように
思われます。




だたし現在は草木が多い茂ってしまいこの窓からはトンネル部分は見下ろせません。






木々越しに見える伊勢市の景色。
遮る物のなかった当時は見晴らしよかったのでしょうね。







小部屋から駅舎内部を見た画像。

当時は多くの人々が行き来したのでしょうね。






駅舎内部から外へ出て、駅舎の屋上へつながる階段を登ってみます。






こちらが屋上。

ここもラピュタ感満点ですね~笑






屋上からの景色。






屋上から見下ろした階段(プラットホーム)部分


左右の階段(プラットホーム)の間にレールがありケーブルカーが行き来していたのですね。
しかし太平洋戦争末期の鉄不足の為にレールなどの金属は軍に回収されちゃったのでしょう。








こちらが在りし日の山頂駅の様子。
小さくて見づらいですがバスの背後の建物が今も存在する駅舎ですね。

今はありませんが他にもいくつか建物があったのが分かりますね。
ちなみに駅舎横に駐められたバスは「朝熊山登山バス」と言われここから朝熊山山頂の金剛證寺
までの運行を行っていたそうです。

(画像は「伊勢志摩きらり千選」というH/Pよりお借りしました)







上の画像の下三枚が当時の山頂駅の写真です。

展望の良い駅舎の屋上や、急斜度のプラットホームの様子がわかりますね。

(画像は伊勢市のH/Pよりお借りしました)



駅舎を後にして、周囲の建物の探索に向かいます。




駅舎よりすぐの所にあるコンクリート建造物。
たぶんトイレだと思われます。
しかしいくら切羽詰まった状態になったとしてもここには入る勇気は私にはありません・・・笑






もう一つコンクリート建造物があります。
売店か何かだったのかな?

他には建物は見つけられませんでした。当時の他の建物は木造の建築物だったのでしょうね

しかし約90年経っても今もなお存在するコンクリート建造物には驚きですね。






その後90年前の世界からのタイムスリップから無事現代に戻ってこられました。
何事もなく静かにたたずむロドをみてホッとします・・・笑






早速車に乗り込み次は朝熊山山頂方面へ向かってみます。







霧に包まれた神秘的な山道を進んで行きます。






途中、見晴らしの良い駐車スペースを発見、車駐めて見ます。







その駐車スペースにはこんな看板が立てられていました。







かつては江戸時代創業の旅館がここに建っていたそうです。

そして大正時代にはかなり大きな旅館として賑わっていたようですね。








もう当時の旅館を偲ばせる物はありませんが唯一周囲の斜面にある苔むした古い石垣が
当時この場所に人々の営みがあったことを想像させます。







旅館跡地からの下界の眺め。



伊勢安土桃山城下街も見えますね。

当時の旅館からも絶景を眺めることが出来たのでしょうね。






そして旅館跡地の横には登山道が通っています。






古からの登山道なのでしょうね、、お伊勢参りからの朝熊山山頂の金剛證寺への参拝の人々
が通った道なのでしょう。

当時はこの登山道を歩いて登って来た人々がこの大きな旅館で足を休めていたのかな。
また伊勢参りの旅の旅館としてここに宿泊するのはかなりの贅沢だった事でしょうね。

そんな時代を実際に見てみたく思いました・・




そんな事を考えながら登山道を見ていると下から風にのって上がってくる霧が身体を包みます。

その霧に包まれるとまた古の世界にタイムスリップしてしまうような感覚になってしまいます・・笑






旅館跡地からすぐの所に建てられている看板。
「朝熊山登山バス」の案内看板ですね。

当時はケーブルカーの山頂駅から朝熊山山頂の金剛證寺までの運行を行っていたバスですね。





そのバスの通ったルートを暫く山頂方面へ向かって歩いてみます。

道路脇にある何か分からないコンクリートの柱。
ここにも何かの建物があったのでしょうね。





道路脇に山頂周辺のルートが書かれた手書き感満載の看板発見。

看板によると山頂までは歩くにしてはちょっと距離がありそう。
なのでここは車に戻って、ロドで行ってみる事にします。







当時の登山バスも走ったであろう山道をロドで進んで行きます。






走ること数分で山頂に到着。






山頂には立派な電波塔も建っています。







こちらが朝熊山山頂にある「金剛證寺八大龍王社」

名前からしてお寺かと思っていましたが神社のようですね・・





この神社の境内からも良い景色を見る事が出来ました。
当時の参拝客もこの絶景を楽しみに登って来ていたのかな~。







その後神社を後にして来た道を戻ります。







その後は快調に下りの伊勢志摩スカイラインを進んで行きます。







しかしこの道には景色の良い駐車スペースが数多くありますね。
一度しっかり晴れた日に来てみたいものですね。(数年前に来たときも雨上がりの曇り空で
今日よりも景色見えませんでした・・・)







そして麓まで下りてきました。

伊勢志摩スカイラインもここで終わりです。

随所に昭和の香りが漂う道で結構楽しめました。
そして極め付けはケーブルカーの山頂駅の遺構ですね。
あのまま朽ちていずれは自然に帰ってしまうのかな・・・







その後は国道23号線から中勢バイパスへ入りひたすら北上。






三重県津市出身の吉田沙保里さんにちなんだ「サオリーナ」っていうスポーツ施設前を通過。







道の駅河芸で小休止。





この中勢バイパスの未開通部分が最近開通したようなのでそこを通ってみます。






ここが出来たてほやほやの新しい道です。






その後鈴鹿サーキットを越えてまだ北上出来ましたがここで突き当たりですね。

早く四日市までつながってくれないかな~。







その後は鈴鹿市内を抜け国道1号線からいつもの山ルートで自宅へ向かいます。

鈴鹿の山にはもうほとんど雪ありませんね。

今年の冬はもう終わっちゃったのかな~。

なんか嬉しいような、寂しいような・・・笑





15:30
無事帰宅。





暗くなる前に山道走った汚れを洗い流します。







綺麗になりました。
そしてガレージに入れて、お疲れ様でした!

ゆっくり休んでくださいね。

けど次はあまり深い眠りはしないでね・・・笑


終わり

Posted at 2019/02/23 21:35:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月20日 イイね!

目覚め!(前編)

目覚め!(前編)いきなり春がやってきたような暖かな日になったこの東海地方。
天気予報では晴れて春の陽気になるって事だったので冬眠中だったロドをたたき起こしてドライブに出かけた様子をお伝えします。




我がロドは1月2日に少し乗っただけでそれからずっとガレージで冬眠していました。
天気良ければ昨日、会社の後輩達と例の山岳ハードツーリングへ行く予定でした。
山はまだ走れないので「番外編」と題して和歌山方面へ計画していたのです。
しかし、天気は予報通りの雨ってことで雨天順延になっちゃいました。

で、何故そんな話をしているかというと、先週の金曜日、ツーリング前にロドを目覚めさせようと
思い通勤で乗って行くつもりでエンジンを始動しようとすると・・・

キュルキュルキュルキュル・・・

キュル キュル キュル・・・

キュル   キュル・・・

・・・・・汗

ロドは深い眠りから目覚めてくれませんでした・・・・笑









ってことで、とあるところで、バッテリーチャージャーを借りてきて一晩充電。

で、本日の朝、再度始動させてみますが・・・

あと一歩でかかりません・・・・汗

完全にバッテリーお亡くなりか~?

H20年取り付けのバッテリーなのでいつご臨終されてもおかしくないバッテリーなので
仕方ないか・・





最後の手段、
ブースターケーブルで始動を試みます。





キュルキュル、ボォーン!

良かった~!一発で目覚めましたよ~!

一ヶ月半ぶりの目覚めです。




アイドリングも安定していますね。






暫くアイドリングさせておいて、身支度整えます。






8:50
出発です。
しかし、空は雲多いですね。
天気予報では朝から晴れの予報だったのですが・・

そのうち晴れてくるだろうって事で気にせず出発。







まずは東名阪で南下します。
正面に見える山は入道ヶ岳、すっかり雪は溶けちゃっているようですね。








新名神とのジャンクション通過して伊勢道を目指します。






伊勢道へ入って来ましたが、いつもより車多いですね。
何台も連なる観光バス。
お伊勢さんへの参拝ツアーでしょうかね。

しかし、南下すればするほど雲行きが怪しい・・・








と思っていると降ってきました・・






勢和多気ジャンクション通過。
なんかガスってますね・・・







もうすぐ伊勢道の出口です。








伊勢道を出るとそのまま伊勢二見鳥羽ラインになります。

私のハンディーナビではそのまま伊勢二見鳥羽ラインを進むと国道42号線に入り目指す
伊勢志摩スカイラインへ行くことが出来ます。






ルートは国道42号線に変化します。
予定通りですね・・・

て、思ったのも束の間、ナビ画面見ると自車位置が山の中走ってますよ・・?




このトンネルで気づきました・・

やっちまったな~!


この道路は「第二伊勢道路」って言われる新しい道路。

私愛用のいつものソニーのハンディーナビには載っていません。

しかし昨日自宅でルート検討時にPCでグーグルマップ見ていた時にあった気がします。



間違いに気づいてもUターン出来るような道じゃ無いぞ~。


ってことで、とりあえず長~いトンネルを抜けるまで我慢します。





トンネル抜けると綺麗に晴れてますよ~。






国道167号線の交差点にたどり着きました。
ここで左折しても伊勢志摩スカイライン方面へ行けますがここは今来た道のほうが早く着きそう
なのでここでUターンをします。







また、長~いトンネルへ戻っていきます。






トンネル抜けるとやっぱり曇っています。

残念!







今度は間違えないように国道42号線を鳥羽方面へ進みます。








そして、鳥羽市内を進んで行きます。







次の交差点を右折すると・・







見えてきました、本日目当ての伊勢志摩スカイラインの入り口です。







雨はかろうじて降ってませんが、路面は完全にウエット状態。

久しぶりのロードスター、そして久しぶりの峠道。
無理せずのんびり登って行きましょう。






すると、すぐに昭和の香り漂う料金所が出てきました。

料金は1250円

結構強気な価格な気がしますね・・・笑














この道には途中幾つも見晴らしの良い駐車スペースがあります。







その後もどんどん登って行きます。



















どんどん登って来ると、見える景色もどんどん良くなってきます。







朝熊山展望台が見えてきました。







展望台の駐車場に車駐めてみます。

しかし、雲がすぐ近くですね・・・









やっぱり天気が今ひとつですね。






ここには展望足湯ってところがあります。












足湯はこんな感じ。

私はタオル持ってきていないので遠慮しておきます。







こんな景色を見ながら足湯に浸かれます。
天気良かったら最高なんでしょうね~。

残念。






ここには昭和天皇、皇后様もいらっしゃったようですね。






南方面の景色。
海が輝いています。






朝熊山の歴史が書かれた看板。

古くからの信仰の山だったのですね。







こちらはミキモト真珠で有名な御木本さんが大正時代に建てた碑だそうです。
当時かごでこの山を登ったそう。
かごで登るなんてやっぱり大金持ちだったのでしょうね。








ここには山頂広場って広大な芝生広場がありますが、数年前までは大きなレストハウスの
建物があった場所です。

何年か前にロドでドライブに来たときはまだその建物はありました。
もう営業はしていないようで廃墟感が漂っていたのですが斬新なデザインで
大きな建物に圧倒された記憶があります。
そして、その建物の前でロドの写真も撮った記憶があります。
何処かにまだその写真ある筈なんだけどな~何処かな・・?


ネットで当時の写真を見つけました。
もうレストランは営業していない感じなので、私が見た頃と同じだと思われます。



在りし日のレストランの建物画像



こちらは現在の画像。
偶然にも上の画像とほぼ同じ角度で写真撮ってました。
ちなみに小さく見える郵便ポストは(画像では人が座っています)天空のポストって言われている
らしい。
標高500m程の山なのでちょっと大袈裟なネーミングだと思いますが・・・笑






こちらが現在の売店とレストラン。
規模がずいぶんと小さくなってしまったのですね。
昔ほど人が来なくなったのでしょうね・・・






山頂展望台を一通り見てからいよいよ本日のメインのお目当ての場所へ向かうことにします。







展望台より車を走らせること数分で入り口が見えてきましたよ。







スカイラインより細い山道へ入って行きます。

凄い細くて荒れた路面です。

なんでロドでこんな道行くの?って声が聞こえてきそうですね。

自分でも思いますよ、なんで?って・・・

ジムニー買ったのにね・・・笑


それはさておき、目指す場所はどんなところなのでしょうね~。

良いところですが、続きは後編でお伝えしますね~。

また、このパターンか!って声も聞こえてきましたよ~笑


続く


Posted at 2019/02/20 22:18:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月08日 イイね!

我が家に念願のジムニーが!

我が家に念願のジムニーが!皆さんにご報告します!

先日の日曜日、我が家に念願のジムニーがやってきました~!






少し前のブログで書いていましたが、嫁さんの通勤車両のZA-W(古いワゴンRのマツダ版)を
免許取り立ての我が息子が乗るようになり、ぶつけてバンパー脱落させたり、彼女とのデートで
乗って行ったりで嫁さんが使いたくても使えない状態になることがしばしば・・・

そんな状況をだしにして嫁を説得すること数ヶ月・・・

その地道な努力? が実りましたよ~(笑)


当初は、マツダつながりでAZオフロードを探していました、それも白色限定でね。
しかし、なかなか出て来ませんでした。
そんな中、とあるところで見つけた今回購入したこの黒のジムニー。
最初は何気なく見ていただけでしたが、見ているうちに黒色も結構いいかも・・?
って気になって来ました。

そこからJB23ジムニーを徹底的にネットで調べまくります。

で、調べた結果この車体は2008年式の「ワイルドウインド」って言う特別仕様車。
ジムニーには歴代、ランドベンチャーとワイルドウインドっていう特別仕様車が発売されていました。

JB23ジムニーはH10年からH30年まで永きにわたって販売されていた車両です。
その20年間に初代の1型~最終型の10型まで改良が加えられ、進化を続けて来ました。
またそれぞれの型の中でランドベンチャーやワイルドウインドという特別仕様車が存在しています。

で、このジムニーはJB23の7型と言われるモデル。
装備が最終型の10型に近くなった車両なのです。
ちなみに良く我がブログに登場するリン友の友人K氏は10型ランドベンチャーです。
ただし、このワイルドウインドは7型が最終でそれ以降の特別仕様車はランドベンチャーか
クロスアドベンチャーしか無いのです。

すなわち、この車体はJB23ジムニーのワイルドウインドの最終型って事になるのです。

そうやって考えると、若干希少車的な感じに思えてきちゃいませんか?

そして何が特別仕様なのかな?って調べて見ると・・


専用フロントメッキグリル※2を採用した。
中央部にシルバー塗装を施した専用ルーフレールを採用した。
LEDサイドターンランプ付ドアミラーを採用した。
フォグランプ、ガンメタリック塗装を施した専用アルミホイール、電動格納式ヒーテッドドアミラーを採用した。
左右フロントフェンダーに専用サイドエンブレムを採用した。
「WILD WIND」ロゴ入りの専用スペアタイヤハウジング※2、専用フロアマット※2、専用ラゲッジトレーマット※2を採用した。
専用防水シート[WILD WINDロゴ入り]を採用した。
運転席・助手席シートヒーターを採用した。
レッドステッチ入りの本革巻ステアリングホイールを採用した。
カーボン調の専用センターガーニッシュとガンメタリック塗装の専用ATシフトノブ (AT車) 、専用ATシフトゲート (AT車) を採用した。
新色の濃紫「トワイライトパープルパール」を含む全4色の車体色を設定した。

こんな感じです。

もちろんマツダのAZオフロードにはこんな特別仕様車はありません。

そんなこと考えていると、AZオフロードを無理して探さなくてもこの車で良いじゃない?って
思えてきました・・・

って言うか、いつしか・・・

これがほし~!になっちゃってました・・・笑






購入を決めてからもやっぱり10年落ちの車両です。
年式、距離の割に良い値段(高い・・泣)に、細かなトラブル&劣化など色々ありましたが
やっとこうやって我が家に来てくれましたよ~。





納車日の夜に雨降ったので休日の今日は洗車と少し手を加えたい所があったので作業しました。






綺麗になりました~。

けど黒色の車体は洗車に気を遣いますね~。








内装は年式、距離の割にそこそこ綺麗な車両です。





あこがれの魔法の絨毯ボタン(4WDスイッチ)付いています・・・笑


洗車後、春のような暖かな天気なので買い物ついでにライブに出かけてみようと思います。
(どっちがついでだ~?笑)



助手席には買い物用マイバスケットに山ラーメンセットを入れて出発です。






道中の写真ありませんが、MTB遊びでおなじみの多度山に登ってみました。






この山は車でも登れるルートも存在するのです。
この場所は昔は岐阜県側の景色が見渡せたのですが今は木々の背が高くなったせいか
見晴らしがきかなくなってしまってました、残念!





なので、景色は諦めて風裏のあたたかな登山道脇の雑木林に移動してきました。







ここで、ちょうどお昼時なので山ラーメンをいただく事にします。
最近の登山は2回とも山ラーメンセット持っていったのに食べずに下山していたので、ここで
山ラーメンを楽しみます。






しっかり食後のコーヒーまでいただきました。



そんな、ゆっくりとした時間を味わっていると空にはハンググライダーが優雅に旋回していました。



気持ちよさそうだな~。



そしてまたもう一つ面白い物発見!





車駐めた所の前方に何やら錆びた金属の大きな棚のような物が視界に入ってきました。






よく見るとその棚のような物の足の部分は松の木にめり込んじゃってますよ~。

「なんだコレ~!」(By なんだコレミステリー・・・笑)





その錆びた金属の棚のような物が何か後ろへ回って見てみると・・






錆びて、詳細は見えなくなってしまってますが、鈴鹿山脈の案内看板のようです。







よく見ると山の絵に番号が書いてあるようです。






「藤原岳」「竜ヶ岳」「釈迦ヶ岳」って文字が確認出来ますね。







昔はここから鈴鹿山脈が見渡せたのでしょうね。
今はさっきの場所と一緒で木々が伸びてきてしまって見通しがきかなくなっちゃったのでしょう。







その後場所を移動して見晴らしの良いところへ行ってみます。






それはこんな所、ここは多度山で一番の展望ポイント。
濃尾平野を流れる木曽三川を見下ろすことが出来ます。


そこからの景色を少しどうぞ~。






 





良い眺めです。

空気の澄んだ日だと御岳や乗鞍岳が見えますよ。
年に数回は富士山も見えることがあるそうです。(私はここから富士山は見たこと無いですが)




最後にグライダーの発進場で写真撮影。





ジムニー、良い車です。

ロドとは相反する車ですがどちらも良いところがあって乗っていてワクワクしちゃいますね~。

これから色々といじりたいな~、ってそっちでもワクワクしちゃいます・・・笑

けど、嫁さんの通勤車なんでこっそりやらないとな・・・

お金も・・・

見た目も・・・

こっそりと・・・

ん?

見た目はこっそりは無理か~?笑



終わり



Posted at 2019/02/09 00:20:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月06日 イイね!

モンベルアルパインスノーポンデビューin釈迦ヶ岳(後編)

モンベルアルパインスノーポンデビューin釈迦ヶ岳(後編)お待たせしました~!
続きです(^^)/
行き詰まった斜面の岩の上から下りる時に滑落寸前でなんとか堪えていますが、そこで切羽詰まって考えた出した答えは2つ。一つは「開き直ってそのままお尻で滑り下りる」もう一つは「その場でスノーポンを取り外す」お尻で滑り下りるは最終手段にしてその場でスノーポンを外してみます。
で、辛い体勢のなか右手だけでなんとか右足ののスノーポンを外します。
スノーポンが外れると右足もしっかり雪面を捕らえる事が出来、そのまま左足のスノーポンも外してしまいます。
そして無事両足で雪面を捕らえることが出来るようになり、急斜面をゆっくり下りることが出来ました。









ふ~ヤレヤレ、危なかったな~・・・
って感じでさっきの場所を振り返ります。
やっぱりこれだけ狭く急な登山道ではスノーシューの類いはいくらアルパインスノーポンと言えど
却って危ないのですね。
ピッケルを斜面に突き刺してほぼ四つん這いで登るような急斜面ではスノーシューは外した方が無難ですね、特に下りは外さないと危ない事もあることが良く分かりました・・

って事でここでスノーポンをザックに戻します。

けど、コレで一件落着した訳ではありません。

そもそも正しいルートは何処なの?って辺りをキョロキョロしてみます。





正しいルートの可能性があるのは、こちらの斜面をトラバースするしか無さそうですが、ちょっと
こちらもヤバくないですか~。この斜度は・・・汗






もしさっきのように滑り落ちたらかなり下の方まで落ちちゃいそうですよ~。

ここでまたもや悩んじゃいます。

さっきと同様にこの先のルートが間違い無いのなら一歩一歩確実に進めば行けなくも無さそう、
けど、万が一違っていたら大変な事態にもなりかねません。

勿論ルートの目印もどこにも見当たりません。

入道ヶ岳の時に味わったルートロスにて退散するという悔しい思いが脳裏をよぎります。

よ~く辺りの木々を観察しているとこの斜面の先にある木の幹に古いタオルが結び付けられて
いるのを発見しました。

って事はやっぱりここが正解なんだと確信して、滑落しないように一歩一歩雪面をしっかり踏みつけ
ながら進んで行きます。






暫く進むと歩きやすいルートに変わります。








相変わらず目印も無くちょっと心配な感じですが進める方に進んで行きます。






すると見晴らしの良い場所に出ました。






遠く四日市の街並みが見下ろせます。







御在所岳方面






今から向かう釈迦ヶ岳方面







見晴らしの良い場所を過ぎて暫く進むと道標が出てきました。
ルートは間違っていなかったようですね。
ここでホッとします。

しかしこの迂回路、結構な斜面のトラバースが続いた記憶があります。
アイゼン履いているので大丈夫だと思いますが、全く誰も足を踏み入れていないのでちょっと心配
な気持ちで進んで行きます。


無事急斜面のトラバースを終えると(あまり余裕が無く写真撮っていませんでした)



今度は急斜面の直登








しかも深雪、絶えず膝まで潜るような状態での急斜面なので非常に疲れます。






ある程度登って見下ろした画像、この急斜面、下りるのも大変そう・・・










さっきの急斜面を登り切るとまた見晴らしの良い場所に出ます。





雨乞岳山頂付近。
あそこにたどり着くのはこの季節では難易度高いのでしょうね。






猫岳山頂付近、当初はあそこを経由して下山するつもりでしたがここまででこんなに苦労してしまっているので無理な気がしてきました。






その後も完全に四つん這いにならないと登れない斜面を雪まみれになって意地でも進んで行きます。







11:30
「釈迦白毫」ってポイントに到達。






尾根上のこの場所は西からの強い風が吹き付けます。
そしてその西の空には雪雲のような暗い雲の塊が迫ってきています。






この先も危ういルートが続いていますね・・・


ここで少し休憩がてら今後の行程を考えます。
ここまでのルートは無雪期なら約2時間のコース。
しかしもう出発してから3時間が経過しています。

私の計画では山頂まで標準時間の2時間半でたどり付けたなら、猫岳、ハト峰を経由して
下山するつもりでした。
なので山頂には11時には到達していないと駄目なのです。
ただいまの時刻は11:30
この時点でタイムオーバーでその計画はボツ決定。
そして今回の山行ではもう一つのタイムリミットを設定しています。
それは山頂に到達出来ていなくても12時になったら問答無用で引き返すというタイムリミット。
詳しくは3時間掛けて山頂にたどり着いたのなら、下りも3時間は掛かるという考えです。
12時で山頂だと所要時間は3時間半。
山頂で1時間休憩して1時から下山するとそこから3時間半だと下山完了は16:30
この時刻はこの時期の登山としては限界の下山時刻です。
もしなにかトラブルが起きたら確実に暗闇になっちゃいますね 。
休憩を一時間も取らなければ多少は時間的余裕も出来ますがそれでもやっぱり
ちょっと心配な時間配分。

説明が長くなっちゃいましたがそのタイムリミットまであと30分です。

ここから山頂までの無雪期の標準コースタイムは30分です。
しかしこの積雪だと倍以上は掛かるのはほぼ間違い無いと思われます。

となると途中でタイムリミットが来ちゃうのはほぼ確定。
仮に天気が良いのなら多少タイムオーバーしてもなんとかなるでしょう、安全マージンをとった
時間配分なので。
しかしこの天候です、無理は禁物ですが山頂手前あと少しで登頂ってところまで登って引き返すのは
とても勇気の要ることです。
人間の心情としてそこまで行ったのなら多少無理してでも登頂してしまおうという欲が出てしまうのが
目に見えています。
そんな感じで無理をして登頂して、時間を気にしたり悪天候になったりで下山を急いでルートミスや滑落で
遭難って事はよくある事実です。

このソロ登山ってのは何かトラブルが起きちゃうと自分でのリカバリーは大変難しいのでそうなる
前に対処する事が基本です。
(さっきスノーポンはいて急斜面で滑落しそうになってた奴がエラっそうな事言うなって?・・・笑)

ってことでちょっと悔しいですがここで引き返す事とします。





来た道を引き返します。

少し戻ったところで、朝、見た男性の登山者さんと出会いました。
全然追いついてこないので引き返したと思っていたのですが、登って来ていたのですね。


挨拶後、男性の方から話しかけてきました。

男性
「もう、山頂まで行かれたのですか?」


「いえ、もう少し行ったところで引き返してきました、ここまでずっと全く踏み跡が無かったので
予定より時間かかっちゃったので下山します。」

男性
「そうですか、私は後ろを歩かせてもらったので助かりました、けどこの先のキレット(登山道の
両側が極端に切れ落ちた尾根道)は難しいですかね?」


「そこまで行って無いので分からないですがここでこの積雪なので大変だと思いますよ、それと
天気も怪しいし・・・」


男性
「そうですよね、天気、崩れて来そうですね、私ももうちょっと行ってみて無理そうなら引き返し
ます」


「そうですか、気を付けて」

男性
「ありがとうございます、お気を付けて」

って言うような会話を交わし男性とは別れて麓に向かいました。






予想通り、男性と別れてすぐに強い風に乗って雪が舞ってきました。

引き返して来て正解でした。


さっきのおじさん大丈夫かな~?
私より軽装だったし・・・

そんな心配をしながら来た道を下っていきます。

下りのルートは登りと同じなので端折りますね・・






登山道には西から雪が容赦なく吹き付けてきます。






雪面は地吹雪のようになっています。







しかし、トレースがあるってこんなに楽で安心出来るのだな~って自分の残したトレースですが
ありがたく思いながら下って行きます。








「鳴滝コバ」ってポイントまで下りてきました。
登りの時ははっきり見えていた御在所岳はもう真っ白で全く見えなくなっちゃっていますね・・・








登山道脇の木の幹に生えている大きなキノコ。
「猿の腰掛け」かな・・?







もうすぐ麓です。







ここからはもう危険なルートでは無くなります。











そこで見つけた動物の足跡。

何の動物なのでしょうね?

朝、私が通った後に付けられた足跡のようです。

足跡の形状から鹿や、猪では無く肉球の付いている足を持った動物って感じです。

普通に考えたらキツネなのでしょうね。

けどなんかキツネにしては足跡大きく見える気がしますが・・

クマ?

って事はないな・・笑




ちなみにこの動物の足跡、キャンプ場方面までずっと登山道にそって残されていましたよ。

登山道を通ってどんな動物が何処へ向かって歩いて行ったのでしょうね~。






やがて、キャンプ場のある広い河原に出てきました。






ここで、アイゼン外して川の水で綺麗に洗います。





13:30
無事駐車場まで戻ってきました。
下り始めて約2時間で下りてきました、やっぱり下りは早かったですね・・

もうちょっと頑張って登頂しても良かったのかな・・?
なんて思ったりしながら車で片付けをします。






今日の雪は湿気の多い雪だったので、ウエアー、ザックなど全てびたびたに濡れちゃいました。
なので車のフロアーヒーター全開にして乾燥させながらいつもの所へ車を走らせます。







いつもの所へ向かう途中に見上げた釈迦ヶ岳。





やっぱり山頂付近は雲に覆われています。
下山して正解だったかな~。






で、いつもの温泉施設に到着~!

しかし下界は晴れていますね・・・

ま、いいか~。

ゆっくり温泉に浸かって身体温めてきます!


終わり


おまけ

GPSログ







Posted at 2019/02/08 21:04:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月06日 イイね!

モンベルアルパインスノーポンデビューin釈迦ヶ岳

モンベルアルパインスノーポンデビューin釈迦ヶ岳今回のブログもタイトル通り先日行った雪山登山の様子です。
よって、登山に興味無い方はスルーしちゃってくださいね。





山を車で走ることの出来ないこの時期の私の楽しみは雪山登山。
雪山登山は、無雪期に比べ、ルートロス、滑落、深雪や吹雪での体力消耗などとリスクは格段に
増えちゃいます。
そんなリスク多い雪山登山を基本ソロで行う私なのでしっかりとした装備に事前の準備は必須
です。
考えられるリスクを想定し、装備、ルートを考えて無事たどり着いた山頂から見る、非日常の絶景を
見てしまうとまた次も来たくなっちゃうのですね。

そんな雪山の装備で私が考える最強のアイテムがカジタックスの12本爪アイゼン+モンベル
アルパインスノーポンってのは先回のブログで紹介したとおり。
その最強アイテムの真価を確かめるべく向かった竜ヶ岳では、想像していたより積雪状態は良く、良くも悪くもとても歩き易かったため、アイゼンもスノーポンも出番無くそのまま下山しちゃいました。

そんな中、またこの東海地方にも寒波がやってくるっていう天気予報。
予報通り平地でも薄ら積雪した翌々日の休日、万全な装備で雪山に向かいました。





自宅出発時 外気温2℃
ちょっと暖かい気がしますが、雪は一昨日に降ったばかりなので綺麗な雪景色を楽しみにして
出発します。






いつものルートで山を目指します。








いつもの建設中の新名神高速越しの御在所岳。







これから向かう釈迦ヶ岳。

綺麗に見渡せます。
今日の天気は晴れ時々曇りの予報。
綺麗な雪景色を期待できそう~。







道中、御在所岳の湯ノ山ロープウェイの山頂駅が太陽の光を反射させていました。







いつもの所からの鈴鹿山脈景色






御在所岳山頂付近。





先回登った竜ヶ岳
山頂は雲に覆われていますね。
気がつくとなんか雲行きが怪しい気がしてきました・・・





これから向かう釈迦ヶ岳。
こちらはまだ天気は大丈夫そう。
しかし、山の天気は油断できません。
ほんの数時間で天気が激変することなんてざらですから・・・





釈迦ヶ岳山頂付近。
数時間後にはあそこに立っている事を想像して車を走らせます。






登山口のある朝明渓谷キャンプ場の駐車場を目指します。






ここまで来ると外気温は-1℃
しかし、本来ならもっと寒くてもいい気がします。






駐車場にクルマ駐めます。






後部座席で道中コンビニで買い物した物などをザックにパッキングして、着替え等の準備を
します。






準備完了!
ザックにはトレッキングポール、ピッケル、アルパインスノーポンとアイテム満載で今回もヘビー級
になっちゃいました・・・・汗






ザックを背負っていざ登山道へ向かいます。
ここには竜ヶ岳と違い、係のおじさんも居ませんが(夏期は有料駐車場の為おじさん居ます)
ソロ登山のリスクを考えるときちんと登山届けを記入して提出しておきます。







登山道はいきなりの雪道。
しかしいくつかの踏み跡はありますし、私が準備中に一人の男性登山者が入山していってました。






いきなりの危険箇所。
足を滑らさないように慎重に通過します。
この山は、年末にいつも登る藤原岳や先回登った竜ヶ岳などに比べルート整備はあまり
行われて無い感じしますし、何よりルート自体が難易度が少し高いと思います。

しかし私、昨年の3月の積雪期に簡易アイゼン+スノーポンで登頂しています。
なので昨年同様のルート、釈迦ヶ岳登頂後、猫岳~ハト峰経由で下山する予定です。





やっぱり空には雲が立ちこめてきました。
このまま崩れ無ければ良いのですが・・・






その後すぐにさっき駐車場で先に入山していった男性に追いついちゃいました。







本日の予定のコース「中尾根登山道」の入り口に到着です。

しかし、さっきの男性は「庵座谷ルート」へ向かって行きましたよ。
この積雪期にあの谷ルートを選ぶなんてかなりのエキスパートさんなのでしょうか?
しかし、ピッケルもワカンも持っていない軽装な感じでしたが、鈴鹿の雪山でそこまでの
装備は要らないって事なのか?


そんな事を考えながら中尾根登山口を見ると・・・






ゲッ・・・汗

踏み跡ゼロ・・・・


これ、結構ヤバいパターンかも・・・


昨年冬の御池岳のいや~な思い出が脳裏をかすめます。


土曜日に積雪して日曜日を挟んだ本日。
昨日の日曜日も上天気で終日鈴鹿山脈を見渡すことが出来た位の天気だったので必ず誰かの
トレース(踏み跡)はあると思ってました・・・

しかし、御池岳の時と違うのは無雪期と積雪期両方登山経験のある山なのです。
全くトレースの無いルートで登頂するのも良い経験だと思いチャレンジしてみることに・・






いざ進んで行くと序盤はなんとなくルートは分かります。






山の斜面をよ~く観察しているとルートはやっぱり見えてきますね.

この辺りで斜面の下を見るとさっきの男性が登って来ているのが確認出来ました。

やっぱり、ルートミスしていたのかな?この登山口は確かに全くトレースの無い斜面だったので
見逃していたのかな?
はたまた、トレースの全く無いルートだったので私を先行させるための巧妙な罠だったのか・・笑

ま、どちらにせよ全くの一人では無いことに少しホッとします。






しかし、先行する以上、ラッセル(深雪をかき分けて進む事)とルートロスの危険がつきまとうのは
確定なので大変なのは変わりありません・・・






歩きながら、木々の生え方や斜面の形状をよく観察してルートを見極めて進みます。







この山は、竜ヶ岳のような登山道脇の目印や看板が非常に少ないのでルートロスの不安が
つきまといます。






ピンクリボンの目印の先に道標発見。






無事尾根上に乗ることが出来ました。
取り合えず一安心・・・






ここからはやせ尾根のルートの連続となります。
両側はこんな感じで崖になっていますね。
ちなみにこの斜面に付けられた足跡は野生動物の足跡、たぶん鹿だと思います。







鹿のように高性能4WDであれば心配無いのでしょうが、基本2WDの人間の私なので、もしもの
ときの為ピッケルをザックから取り外して持って歩きます。







こんな雪の尾根道を進んで行きます。







先行してある足跡は野生動物の物ばかり・・






その足跡は斜面奥へ消えていきます。











こんな危険な感じのルートが続きます。
とりあえずはピッケルを雪面にしっかり差し込んで一点を確保して慎重に一歩一歩進んで
行きます。







この尾根道はアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。
そして標高が上がってくると次第に雪も深くなってきます。






天気は良くはありませんが、まわりの山々は見渡せるので大丈夫そう。







この辺りで次のアイテム、12本爪アイゼンの登場!






サクっと装着完了~








このような少々心配なルートが続きますがピッケル+アイゼンでかなり安心出来ます。








しかし、安心ばかりではありません。
竜ヶ岳や藤原岳のようなフラットな雪面では無く両側が切り立った崖で雪の下には木の根や岩が
随所にあり、うっかりアイゼンの爪を引っかけようなもんなら最悪、転倒からの滑落につながっても
おかしくない状況のルートなのです。
踏み跡の無い雪面の怖さはこんな所にもあるのですね。

なので一歩一歩を確実に、ピッケルも使いながら慎重に進んで行きます。

ここで、アイゼン装着したり、超スローなペースになったにもかかわらず後続の男性が追いついて
こないことに気づきます。

あまりの雪深さで帰ってしまったのかな~なんて思いながら進んで行きます。







「鳴滝コバ」ってポイントに到着。







そこからの景色。







正面には御在所岳がはっきり見渡せます。








この辺りまでくるとふかふかの新雪ですがまだスノーポン付けるまでの深さはないので
そのまま進んで行きます。








先行する動物のトレース。






ここは結構な危険箇所。
左手は落とし穴のようになっており落ちたら最後、急斜面を滑り落ちることになります。
右手は見ての通りの雪の急斜面。
流石の高性能4WDの野生動物もここを通るしか無いようですね・・・笑






その後超急斜面の直登りが出てきます。
無雪期のここは長く続く階段の斜面なのですが雪積もると、登れるの?って感じに見えます。






雪も深くなってきて非常に辛い登りが続きます。






超、急斜面を登り切ると、前方に目指す釈迦ヶ岳山頂方面が視界に入ります。
歩き始めて1.5時間程ですが山頂はまだまだ先ですね。







雪も深いところでは膝まで潜ってしまうので、ここで最終兵器、アルパインスノーポン登場です。






ここで、初めての装着。
実はこのスノーポン試し履きまだしていなかったのです。
自宅でしようもんならまたフローリングに穴開けちゃいますから・・・・笑





で、ぶっつけ本番での装着でしたが問題無く完了。
さすがモンベル製ですね~。






庵座谷ルートとの合流地点に到着。







ここの笹の急斜面も登るの超苦労しましたよ。

急斜面なので深いところは腰近くまで潜ってしまうこともしばしば。
そして笹がある為かやたら足滑ってしまいます。
そうなっちゃうとスノーポンも却って邪魔になってしまいます。

息が上がってしまうほどもがきながらやっとの思いで登り切りました。






登り切ると猫岳が見渡せます。








この辺りも相変わらずルートの目印はほぼ無くルートが不明瞭な状態になっちゃいます。

激狭のやせ尾根はどう考えても一本道なので迷うことは無いのですが、ルートがちょっと広くなって
しまうと、何処が正解なのか分からなくなり事もしばしば発生します。






そんな感じでルートを探しながらの不安な状態でラッセルで登り続けますが、ここで今回の
山行で一番の苦労をする事に・・・

この画像の右手上の岩の上部へルートは続いているように見えます。
しかし、急斜面と深雪でアルパインスノーポン+アイゼンでもなかなか登る事が出来ません。
ピッケルを刺しても雪が深くて体を支えることも出来ません。
なので雪面に手を付いてもがいているのが残された手の跡でご理解頂けると思います。






足元はこんな感じ。
ここまで来るまでも結構な急斜面を苦労して登って来ました。
その最後がここであと少しが登り切れません。
万が一、登るの失敗して滑落してしまうことを考えると、若干の恐怖さえ感じます。

しかし、ここまで来たので行くしかありません。






スノーポンで斜面の雪をしっかり踏み固めながらアイゼンの前歯をしっかり効かせて、
慎重に登り切りました。

岩の上に登ってから振り返って斜面を見下ろした画像。

木が斜めになって写っていますが決してカメラを斜めにして撮ったのではありませんよ。
真っ直ぐに立ってそのまま見下ろして普通に撮影しています。
木が斜めになっているのは急斜面に生えているのでそうなっているのです。







そしてあろう事か苦労して登ったにもかかわらず、その後のルートが全く分かりません・・・
今立っているところより上は笹に覆われた急斜面で登れるような感じではありません。






そのまま斜面をトラバースして進めそうにも見えますが非常に危険な感じなのでまずルートでは
無さそう・・・・


チ~ン・・・・汗


ルートは何処・・・?



ここで脳裏をよぎったのはさっき無理矢理登った急斜面をもう一度下りるって事・・・


ここより進むにしても超危険な香りが漂ってます・・・

戻るにしてもあの急斜面を下りるのです、安全ではありません・・・


しかし、同じ危険でも、ルートが合っているとの確証が無い限り危険を冒して進む事は駄目なので
ここは怖いけど、さっきの急斜面を戻ることとします。







また岩の上から下る斜面を見下ろします。

う~ん、怖い。

しゃがんで、ピッケル刺して恐る恐る右足を岩より出してアイゼンのかかとで雪面を捕らえます。
そにて左足も同様に雪面に下ろすと同時に大変なことに~!


なんと、ほぼ全体重が掛かっていた右足が滑っちゃいました!

右手に持ったピッケルには体重を掛けられるような状態ではありませしまわりにはつかんでも
ちぎれそうな笹の葉しか無く、左手も雪面しか触ることが出来ません。

尻もち付いてとっさに体重移動した左足のスノーポン+アイゼンだけに全体重が掛かっています。

右足でどうにか雪面を捕らえたいのですが急斜面の為スノーポンが邪魔をして右足のかかとだけ
のグリップでは体重を掛けられません。

せめて右手で何かをつかめればなんとかなりそうですが手の届く範囲には何もありません。

どう考えても元の位置に戻るのは不可能・・・

う~ん・・・!

絶体絶命です~・・・泣


果たして、無事この斜面を下りられるのか、そして無事登頂して下山できるのか?

非常に危うい登山ですが続きは後編で~。

(無事、こうやってブログ書いているので死んではいませんよ・・・笑)



続く





Posted at 2019/02/06 15:15:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「目覚め!

数カ月ぶりにエンジン始動!
バッテリーも完全に眠ってましたがブースターで無理矢理にお目覚め(^-^;)
春を探しに出撃します(^^ゞ」
何シテル?   04/09 10:27
touge-mtbです。よろしくお願いします。 スーパーカーブーム世代の私はスポーツカーはリトラクタブルヘッドライトじゃなきゃ駄目だというポリシーで免許取...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2019/2 >>

     12
345 67 89
10111213141516
171819 202122 23
2425262728  

リンク・クリップ

昭和スイッチ IN ハト峰 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/04/02 21:21:52
ナデさんのスバル インプレッサ WRX STI 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/11/22 20:47:51
はせ@GRFさんのスバル インプレッサ WRX STI 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/11/22 20:32:25

愛車一覧

マツダ ビアンテ マツダ ビアンテ
我が家のメインカーです。 ここみんカラではやはりロードスターが主役にはなっていますが、私 ...
アメリカその他 その他 アメリカその他 その他
私のもう一つの趣味のMTBです。 ’10 マングース テオカリ COMP  2011 ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
基本天気の良い日にしか乗らない贅沢な車です。 私NAロードスター歴は約8年程。 この ...
日産 ガゼール 日産 ガゼール
免許取得後このS-12型シルビアを3台乗り継いできました。 1代目は50周年記念限定車の ...

過去のブログ

2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation