
お待たせしました!後編です。

ボーダーコリーを連れた男性の方と別れて暫くで、分岐を猫岳方面へ進みます。

こちらも樹氷のなかの稜線歩きになります。

先ほど登頂した釈迦ヶ岳が左手に見えてきます。

こちらがこれから進む方向に見える猫岳。

ここから猫岳への登りにさしかかります。

左手の釈迦ヶ岳は見る角度が変わって大陰のガレの部分が見えてきました。

稜線がV字に深く切れ込んだ場所がガレの部分、あんな所を人が歩くのですね。

遙か彼方に鈍く光る四日市ドーム。

登り途中で見つけた凄い氷柱、極寒の地のようですね。

もうすぐ山頂。
看板を見て「今更言われなくても・・・」って感じでした。笑

10:50
1057.7m
猫岳登頂です。

山頂からの景色。
低いですが周りには木が生えており、下界の景色はそれなりです。
時間は少し早いですが、ここでお昼休憩にしようと準備をしていると・・・

先ほど釈迦ヶ岳三角点手前ですれ違ったボーダーコリーを連れた男性の方も登頂されました。

その男性とボーダーコリーちゃんと一緒に休憩することに。
その方と色々お話しさせていただきましたよ。
私も柴犬飼っている事もあり犬談義で盛り上がっちゃいました。

色々お話しさせていただいた後、男性の方は先に下りられると言うことで、
ここでボーダーコリーちゃんと記念撮影をされるとのこと。
指示待ちの図。

そして男性の指示で岩の上にヒョイっと登ってお座りします。
男性がカメラを向けると、ちゃんとカメラ目線です。
凄い~!
リード無しで指さし指示でいとも簡単に岩の上に移動、そしてお座り。
極めつけはカメラ目線凄すぎです。
我が家のもみじはまず指さし指示なんて聞いてくれません。
(自分のケージへ入ることを「ハウス」ってワードでは理解していますが)
そしてカメラ目線はまずしてくれませんよ。
なので写真撮るときは一苦労します・・・汗

カメラを向けた私にもサービスでカメラ目線してくれましたよ。
しかし猫岳山頂看板をバックに犬の写真ってのも面白いですね・・笑

そして私はいつのもカップラーメンとおにぎりで腹ごしらえ。
凄く寒かったのですが気合いでコーヒータイム、雪山の醍醐味を味わいます。

ゆっくりとランチタイムを楽しんだあと、景色を見ながらのんびりと下り始めます。
下りのルートから見た雪山の景色をいくつか紹介するので、雪山登山気分に浸って見てくださいね~笑

そんなのんびりした雰囲気で歩いていると、時折西から突風のような風が吹き付けてきます。
すると画像のように真っ白な吹雪のような雪に包まれてしまいます。

しかし、それは雪ではなく樹氷の氷の部分が強風で飛ばされてくるのです。
なので身体に当たるとパチパチと音を立てて痛いくらいです。

これが飛んできた樹氷の欠片。
雪ではないのがお分り頂けると思います。

標高が下がってくると、樹氷も雪も少なくなってきます。

先ほどのボーダーコリーちゃんの足跡。
いつも登山中に動物の足跡を見かけるとどんな動物なのかな?って想像するのですが、この足跡はボーダーコリーちゃんの足跡で間違い無いですね。

やがてルートは稜線から林の中へ進んで行きます。

もうすぐハト峰です。

林を抜けるとすぐにハト峰山頂に到着します。

12:30
823.1m
羽島峰到着です。
この山は私のMTB探索や登山の原点の山なのです。
語り出すと長くなるのでここでは話しませんけどね・・・笑

ハト峰山頂からの御在所岳方面の景色

稜線上に書かれた地上絵、いつも何か書かれていますね。

ハト峰のピークからハト峰峠に下って来ました。

峠からハト峰のピークを見た画像。
ピークはこんな感じの砂山のような山なのです。

峠で見かけた真新しい石柱に掘られた道標。
よく見ると、「釈迦ヶ岳」が「釈ヶ岳」になっちゃってますよ~!
で、誰かが白いペンで「迦」を付け加えて書いている様です。
これは発注者のミスなのか、石の加工業者のミスなのか?
どちらにしても設置されるまでに誰もこのミスに気付かなかったのか不思議です。

そして、車駐めた朝明キャンプ場を目指して下山します。

谷沿いのルートを進んで行きます。

このルート沿いには明治時代に造られた石積みの堰堤が幾つも出てきます。

深く刻まれた谷。
前方には御在所岳。

最近よく見かける「東芝山岳会」の道標。

これまた立派な石積みの堰堤。
今のコンクリート製の堰堤と違い自然に溶け込んでいて良いですね。

登山道はこの堰堤の左端に付けられておりロープを使って登り下り出来るようになっています。

登山道脇にある炭焼き窯の跡。

そして登山道は林道に出ます。
この林道もかなり昔に上部の砂防ダム(堰堤)を建設するために造られた林道で現在は車両は通行できない位に荒廃しています。

その林道に建てられた先ほどの石積み堰堤の案内看板。
興味ある方は読んで見てくださいね。

そんな廃林道を下って行きます。

やがて砂防公園なるものが出てきます。
ここでは砂防ダムの役割や構造を学ぶ事が出来るようです。

しかし、そんな公園の芝生がエライ事になっちゃってますよ~!
芝生が凸凹に耕されている様に見えます。
おそらくイノシシさんの仕業でしょうね。
きれいな芝生が勿体ない・・・
我が家の庭の雑草だらけで手に負えない芝生も一度イノシシに掘り返してもらいたいな~なんて思いました・・・笑

根の平峠への分岐の道標も釈ヶ岳になっちゃってますよ~(>_<)

やがて、私の好きな昭和の香り漂う朝明キャンプ場へ到着。

キャンプ場を抜け、駐車場に戻ってきました。
それにしても観光バスがこんなに駐まっているなんて驚きです。
何処かの小学校の遠足?課外授業のようでしたね。

13:40
無事下山。
片付けしてからはいつもの温泉へ向かいます。

麓から見る今日登った釈迦ヶ岳。
天気良くなってますね。

道中に満開の桜発見。
先ほどまで樹氷を見ていただけに不思議な感じです。

いつもの温泉到着~!

開通した新名神高速道路の高架がすぐ上を通っています。
温泉からの鈴鹿の山が見えにくくなって残念な感じですが、奇麗なコンクリート建造物とこの直線基調の温泉施設の建物がマッチして見えますね。
これはこれでありかも?
なんて思いながら、温泉で体温めてきます~!
終わり