2018年10月09日
季節を感じる・・・
二週連続の週末台風も過ぎ去りましたね(;^_^A
先週の台風時は、夏を思わせるようなジメジメとした暑さでしたが、過ぎ去ると再び朝夕の冷え込みを感じるようになりました・・・
秋がまた一段と深まった・・・そんな感じがしますが、日中の陽射しだけはまだきつく、夏を思わせてくれます(笑)
季節の変わり目、そして昼夜の激しい気温差などで、体調など崩されませんよう十分ご注意下さい。
最近は公私、及び車についても、これと言った話題が特に『何もない』(強調(笑))毎日を過ごしております・・・(;^_^A
先日、ちょっと近所のスーパー(と言っても片道5km・・・えぇ、田舎ですから(笑))に買い物に出かけたときの事。
空気はそこまでジメジメしている訳ではなかったのですが、陽射しがきつい為か車内に熱が籠もり、ちょっとの運転でも汗がダラダラと出てくる始末(笑)
エアコンをつけるほどでもなかったので、窓を全開にして走っておりました。
そうすると、微かにですが甘~い香りが、どこからともなく風に乗って車内に入ってまいりました。
(畑などの付近に漂う、なんとも言えない「田舎の香水」の香りではないです(笑))
『キンモクセイ』の花の香りでした。
香ってきた場所の付近を見回しても、キンモクセイの樹は見つからなかったのですが、どこか近くの家の軒先にでも植えられた樹から、香りが風に乗っかって車内に入ってきたのでしょう。
ほんの少し鼻先を掠める様な感じではありましたが、たしかにそれは
「オレンジを甘く煮詰めた」ような濃厚な香り
でした・・・ホント微かではありましたが。
もうそんな時季なんですよね・・・たしかに10月ですもんね(^ω^)b
「秋本番だなぁ~」と感じたその時に、ふと高校時代のことを思い出しました。
当時は、よく授業を受けている振りをしながら、科目とは違うノートに『詞』(「歌詞」の方ね)を書き連ねていました(「似合わない」とかはナシの方向で・・・(笑))
ある程度纏まってから、友人達にそのノートをまわして読んでもらい、批評・感想なんかをよく書いてもらってました。
あるとき、「秋」についての詞を書いた事がありました。
当時、私の中の「秋」のイメージってのが、
「二人の関係に秋風がたつ」といった具合の、夏に熱くなった関係が徐々に冷え込んで、「すれ違い」や「別れ」が訪れる『寂しく悲しい季節』
というものでした。
それをイメージしながら書いた詞に対して、
「秋は寂しい季節だからこそ、人に触れてその温もりを感じることができる季節ですよ」
と、友人が感想を寄せてくれてました。
たしかにこう言う「感じ方」もできるよな・・・と、(その当時は)頭を金槌で殴られたような感覚になった・・・というものでした。
(もちろん人それぞれのイメージはあると思いますので、これらとはまた違うイメージを持たれる方も多いと思います)
この時ぐらいから
「物事をいろいろな方向から見つめる事は大事だよなぁ・・・」
って事に気がつき始めたように思います。
だからか、「秋」という季節は、私の中では印象深い季節です。
・・・少し話が逸れてしまいましたね・・・(笑)
「自然のちょっとした変化で、季節の訪れを感じることができる」
日本人が古より培ってきた四季への思い入れ、そして自然の中で四季と触れ合うこの感覚が、日々の生活に追われすぎてしまって、今は少し麻痺してきてしまっているのかもなぁ・・・と、その時ふと感じました。
毎日の仕事に忙殺されて、疲れとストレスだけ溜まっていき、周囲に対して愚痴しか吐き出さなかったり、きつく当たったり・・・気分を紛らわせようとドライブに出かけても、ただ溜まったストレスを発散するためだけの運転(荒々しく走り込む・あてもなくただ長い距離を走る・・・など)になってしまっていたり・・・。
自身の事で手一杯になっていて、周りの事、そしてその変化に全く目がいっていない・・・そんな日本人が、自分も含めて多くなってきている・・・と、ふと気づかされました・・・。
あらゆる事に「ゆとり」がなくなっちゃってるよなぁ・・・と。
そんな事を思って、夜にベランダで「ホタル族(-.-)y-~~」(笑)していると、静かな暗闇から、鈴虫など秋の虫たち大合唱が聞こえてきてました(周りは草むらだらけですから(笑))。
そして、ふと東の夜空をぼぉ~っと見上げると、冬の星座であるオリオン座が、もう見えるようになってました(^^)
そんな自然の変化は、私たちに静かに季節の移り変わりを教えてくれているんですよね・・・。
忙しい日常に追われている中で、ほんの一瞬だけでもふと立ち止まって、周りを見渡し、その変化を感じてみるのも、現代人の「心」にとっての大切な栄養なのではないでしょうかねぇ・・・。
(「似合わねぇ~」はナシのほ・・・(ry)
そういえば、キンモクセイの話を、大人の階段をちょっと上り始めた「セノビー(背伸び)」達に話をしたのですが・・・
「キンモクセイ?何それ?」
と言われ、画像で見せてみたら、意外と「知らない」者が多かったのには少し驚かされました(;^_^A
その中でも知っている者もいて、知らない者が「どんな香りすんの?」と聞いたら、
「えーっと・・・そうそう!よくある『トイレの(芳香剤の)香り』やわ」
・・・情緒もへったくれもありませんでした(笑)
今時の「セノビー(背伸び)」達にとっては、そっちの印象の方が強いみたいであるという事に、もの悲しさを感じざるを得ませんね・・・(涙)
そんなことを思う、平成最後の秋の夜長でございます・・・(笑)
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Posted at
2018/10/09 01:54:18
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