おはようございます。ケロタン少佐デあります(^_^)ヾ
昨晩、量産化作業の終了後に、
NHKスペシャル『100年の難問はなぜ解けたのか~天才数学者失踪の謎~』の
再放送を見ました。久々に宇宙大の数学問題を考えていると、頭の中が宇宙へと
トリップして、久しぶりに楽しい時間を過ごすことができました。
番組の内容は、クレイ数学研究所(アメリカ)が提示している
『ミレニアム懸賞問題』の1つ
『ポアンカレ予想』を
証明したとされるロシア人数学者グレゴリー・ペレルマン博士の謎の失踪に
関するものでした。
私は昔から数学が好きで、この『ミレニアム懸賞問題』と知り合ってからは、
一時虜になっていた程でした。
さて、『ポアンカレ予想』ですが、詳しい内容はWIKIのページを参照して
頂くことにして、良く使われる説明では・・・
『宇宙の中の任意のある一点から長いロープを結んだロケットが宇宙を
一周して戻ってきて、ロープの両端を引っ張ってロープを全て回収できた場合、
宇宙の形は概ね球体(=ドーナツ型のように穴のある形ではない)と言える
のではないだろうか?』
(WIKI引用)
これは、私たちが、今まで学んできた
平面幾何学(ユークリッド幾何学)に
対して、
非ユークリッド幾何学、特に
位相幾何学(トポロジー)の分野で
証明されるべき問題でした。
ここで、面白い例を思い出したので紹介します。
さて、みなさん
『三角形の内角の和は?』と聞かれたら、どう答えますか?
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『もちろん180度』ですよね♪
では、内角の和が180度以内や180度以上の三角形。
例えば、60度や270度の三角形は存在するのか?
さて、どうでしょうか?
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実は、
存在すると言えるのです!!
それでは、証明してみましょう。
・A君とB君が北極点から赤道に向かって、お互いに90度の角度をあけて、
共に歩き出します。赤道までまっすぐに直線で歩きます。
・A君もB君も赤道に到達してので、お互いに赤道上に沿って、相手の方角に
向かって、まっすぐに歩き出します。
・そして赤道上のある点でお互いは出会います。
・彼らの足跡(軌跡)を図形化すると、それは大きな大きな大三角形が
出来上がります。
・北極点で歩き出したときには、お互いに90度の角度が付いていました。
・赤道に到達してから方向転換をする際にも、お互いは90度の角度で
曲がっています。
・それぞれの角度を足してみると・・・『270度!!』
・これで、内角の和が180度以外の三角形の出来上がりです。
これは、非ユークリッド幾何学のなかでも、
球面幾何学と
呼ばれる分野になります。中学生の時に恩師より教えて頂き
とても興味深く聞いていた記憶があります。
この様に、数学の分野には、私達が日頃考えもしない、
非常識な世界が広がっています。まだまだ人類が知らない世界に
あふれているのです。どうですか?面白いと思われませんか?
最後に・・・
【ミレニアム懸賞問題】
・
P≠NP予想
・
ホッジ予想
・
リーマン予想
・
ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題
・
ナビエ-ストークス方程式の解の存在と滑らかさ
・
バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想
・ポアンカレ予想
以上の7問(難問)
一つにつき証明できれば、
懸賞金100万ドルを手にすることができます。
7つで、700万ドル・・・!!
みなさんも一度チャレンジしてみては、いかがでしょう?
思わぬ
『ひらめき』で、難問解決し、懸賞金を手にすることができるかもしれませんよ(^_^;)ヾ
Posted at 2007/10/25 11:52:41 | |
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