今日は、シフトポジション信号の検出方法について考えて見たいと思うデあります…(^_^)ヾ
LYにはセンターシフト部分にポジション信号はありません。
センターシフトとエンジンルームのATユニットは、ワイヤーで
接続されており、ソレノイドバルブを制御しています。
そして、ソレノイドバルブの変化を、今度は信号に変換して
ECUとBCMへ送られており。BCM内にてデジタルデータに変換されて
車内LANのCANに流されて、各モジュールへと配信されています。
さて、シフトポジションの検出ですが、方法はいくつかあります。
①ATユニット~BCM間の配線から拝借する方法。
②CANネットワークからダウンロードする方法。
③CANネットワークを出て、各モジュールが作動信号を生成している
箇所から拝借する方法。
④メータ内のポジションLEDから拝借する方法。
実際は…
①は、エンジンルームから配線を引き回すので、めんどくさい。
②は、通信モジュールを組み立てるので、敷居が高い。
④は、メータの針抜きをするので、リスクが高い。
よって、これら3つは後回し。
③の方法を実行して見たいと思います。
ところで、目的とするシフトポジション信号を
ここで整理しておきたいと思います。
・Pポジション
・Bポジション
・Nポジション
・Dポジション
・Mポジション
の合計5つになりますね。
まずは、Pポジションから、これは、お友達のネミッサさんが
車速感応ドアロックユニットを取り付ける際に、メータ裏の
コネクターに信号発生しているのを突き止めていますので、
そこから拝借します。信号ソースは+電圧となるので、
これをソースとして電源からスイッチングをして、+信号を
作り出します。
次に、Bポジションですが、これは簡単です。みなさんナビを
装着されている方も多いと思います。同じ方法でBCMのバック信号
または、バックランプ信号、共に+電圧ですが、こちらをソースにして
電源スイッチングで、+信号を作り出します。
お次は、Nポジションですが、こちらは後述します。
肝心のDポジションになります。こればっかりは信号を取る箇所が
見当たりませんでした。よって、katisさんのように、シフト部分に
マイクロスイッチを設置するか、光学スイッチを設置して、新たに
信号を作り出してやらなければなりません。Dポジションの場所的にも
シフトの一番下がっている場所ですので、割合と簡単に新設できると
おもいます。このスイッチによって+信号を作り出します。
最後にMポジションですが、これはシフト脇のカプラーがMモードへの
信号生成をしているのは、お友達のあおさん23Tさんが見つけていますので
こちらを利用します。ただこの信号は-電圧となっているので、これを
ソースとして、+信号をこれまた電源スイッチングによって作り出します。
ここまで、書いてきた電源スイッチングとは、大まかに言えば、
トランジスタやFETによるスイッチングのことです。各信号を、
トランジスタであれば、ベースにつなげ、FETであればソースへ
つないで、電流のスイッチングをするということです。
さてさて、後述するとしていました、Nポジションですが、
ここまでで、5つのポジションのうち4つまでは、何とか
信号を生成することができています。よって最後の1つは
ロジック回路を利用することによって、信号を生成すること
にします。
つまり…
・Pポジションでもない
・Bポジションでもない
・Dポジションでもない
・Mポジションでもない
では、あなたはいったい何ポジション?
ポジションの箱は5つしか用意されていないので、
必然的に残っているNポジションということになります。
ロジック的には、正ロジックでも、負ロジックでも作成は
できます。みなさんが使いやすいロジックを使用すれば良いと
おもいます。ちなみにこの画像に載せているのは、
ORゲートを利用したNポジション検出回路になります。
もうひとつ、同じようにNORゲートを使っても
作成してあります。
今回のお勉強は、デジタルの世界でも逆説の逆説は正になる
ということの証明ですね。ちょっと大げさですが…(汗
こちらの回路を使用すれば、シフトゲート脇のポジションを
個別のLEDにして、シフトがある位置の文字だけをLEDで
点灯させるなんてことも可能になりますし。
ポジションに対応した電子工作も作成することが可能に
なります。
でわでわ…(^_^;)ヾ