アテンザ純正 フレームレス自動防眩ミラー交換　その1

BLアクセラ編です。

純正ミラーを外すためにミラー根元にあるセンサーカバーを外します。
真ん中の隙間に細いものをさして隙間を広げれば簡単に分離できます。

※写真は少し隙間を作った状態です。

今回、他の皆さんの整備手帳やブログを参考にさせて頂きました<(_ _)>
BLの場合、自動防眩ミラーが装備されていないグレードもありますが、他の方の整備手帳を参考にしていただければ、必要な配線を引き込むことで自動防眩ミラーを取り付けることが出来ます。
その時におそらくMS用やUS用の自動防眩ミラーを流用されていると思うので、それを今回のフレームレスミラーに置き換えてもらうと、すべてのBK/BLでフレームレス自動防眩ルームミラーに交換可能になるはずです(理論上)。

ミラーを外す際に邪魔になるので、レインセンサー・照度計ボックスを外します。
赤丸の箇所にツメが左右(運転席側・助手席側)にあるので、これをずらします。

ツメをずらした状態です。
赤矢印の状態がツメをずらした状態ですので、左右ともこの状態にします。
この後は、ボックスにささっているカプラーを外し、ボックスをフロントガラス面に対して垂直方向(室内側)にゆっくりと浮かせていけば外れます。

その後、ミラーを外すために「ここから」となっている隙間に硬めの針金などを突っ込み、ミラーを台座に固定している板バネを押すことになりますが…
これに手こずりました(苦笑
板バネを押しながら、フロントガラスに沿って天井側に根元を動かします。

板バネを押す際にコツが必要でしたので、ここだけ別途説明を。
ガラス側(固定している金属の台座)からみたイメージです。

工程3の位置から細いものを突っ込むのですが、青い矢印の先端部分にある板バネを押すことになります。
ですので、青い矢印のように若干斜めに突っ込むことで板バネの中央をうまく押せるようになります。
板バネをうまく押せない状態で力任せでもぎ取ろうとしないようにご注意ください。
最悪の場合、台座がフロントガラスから外れてしまい、その際はフロントガラスが損傷してフロントガラス交換という事になりかねませんので(汗
板バネをうまく押せてるなら、それほど力を入れなくても外せます。

ミラーを外した状態になります。
この中央の金属の台座にミラー台座が固定されています。
その下にあるどぎつい色の物体がレインセンサー・照度計ボックスがくっついていたものになります。
ミラーを外す際に、針金など突っ込む際にはこの紫色の部分にぶつかることがあるので、上下4つず並んでいる突起物を損傷しないようにしてください。
ここから外部の状況を確認する基板上のセンサーに光りなどを導くようになっているので、損傷してしまうとオートワイパーやオートライトが正常に動作しなくなる可能性があります。
ちなみに、これも金属のミラー台座と同様にフロントガラスに貼り付け済みなので外すことは不可能です。
フロントガラス交換の際には金属台座と紫色のパーツは初めから一体化されています。

次はカプラーの形状が異なるために、車両側のカプラーを交換します。
標準の自動防眩ルームミラーにつながっていたカプラーを加工するために保護テープを剥がしてみると…全て黒でしたｗ
別にどこがなんなのかはわかっているのでいいのですが、切断してしまうと同色でわからなくなるためテープなどでマーキングしておきましょう。

ちなみに、標準コネクタは4極オスで、カプラーに向かって左から、

IG(イグニッション)、R(リバース)、空き、GND(アース)

になっています。
4極のうち1つが未使用になっているので、線が入っていない場所を基準にみればどれがどれかは判断しやすいです。

車両側のカプラーを切断した状態です。
予定外に全て黒線だったので、急遽その場にあったマスキングテープにボールペンで線種をメモしてぶった切りました。
今回は、切った配線を戻す際の専用コネクタに加工する予定だったので、車両側に残るものを短くなるようにしました。
その分、カプラーを取り付ける際に体勢がかなり厳しい状態になりました(苦笑

カプラー：住友電装 025型 TS 10極 カプラー(オス)

こちらを使用して車両側カプラーを作成します。
この写真の方向は、圧着した端子を差し込む側です(反対側がメス側のカプラーにささります)。
ミラー側のカプラーを撮り忘れていたのですが、この写真の向きでさすことになるので、ミラー側の10極カプラーは、

GND　　R　　空き　　空き　　謎
　謎　　空き　空き　　謎　　　IG

となっています(「謎」となっているのは結線されているのですが、今回は使用しないものです)。

その2へ続きます…