• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

RicoAlfaRomeoのブログ一覧

2021年04月29日 イイね!

しまなみ海道に泊まる【愛媛・大島】

しまなみ海道に泊まる【愛媛・大島】今回の旅のテーマは、

しまなみ海道をしゃぶりつくす

という旅です。
(※註・ぜんぜんしゃぶりつくしてません)

和歌山からしまなみ海道へのルート。
地図にするとコチラ。
alt

まずは南海フェリーで徳島へ。
alt

雨の旅立ちとなった。
alt

無事に愛車を乗船させて、
alt

8時半、定刻に出港 。
alt

天気が悪いので甲板に出られない。
alt

やむなく客室ですごす。
客数はすくなめ。
それをいいことに、
誰だ、犬なんか連れ込んだのは。
alt
(ペットOKなんだそうです。そうか、アリなんだ・・)

10時35分、徳島港につく。
ゲートオープン。
さあ、四国上陸だ。
alt

せっかく四国にきたんだから、
ちょっと寄り道して
香川讃岐うどんでも食べましょう。
これがわりと楽しみ。

丸亀市にある「まいどまいど」といううどん店。
alt

ここには前にも来たことがある。
勝手知ったるお店。
alt

『釜玉うどん』
alt
(勝手知ったるとかいいながら、いまだにさぬきうどんのメニューを理解しておらず、ダシなし生卵ありが「釜あげ」なのか「ぶっかけ」なのかわからず店主にきいてみると、正解は「釜玉」。まことに難解なメニューである)

本場にきたら、やりたかったこと。
本場さぬきうどんで「カレーうどん」を食べたい!
alt

さて、どんなカレーうどんなのか。
いっけん、レトルトカレーをだらしなくかけただけのつまらぬカレーうどんにみえるが。

するとこれがうまいのだ。
カレーはかなり辛口。
コシの強いうどんに負けず、カレーじたいが非常にうまい。
これだよ。
こういうカレーうどんが食べたかったんだよ!
alt

カレーうどん頼んだら、追加でおにぎりも欲しいところ。
・・いつまで食ってんだ。
alt

ふたたび高速にのる。
松山自動車道、石鎚山SAについても
雨まだ降りやまず。
alt

店内にポンジュースの特設売り場があって
これがやたら目をひく。
alt
(↑で、つられて買ってみた)

松山自動車道からしまなみ海道へ。
来島海峡SAでパシャリ。
alt

雨はなんとかやんだが、絶望的なまでにドス曇り。
せっかくの絶景も色褪せたように冴えない。
alt

ここから来島海峡大橋を渡り、
しまなみ海道の愛媛側さいしょの島・大島へ。

大島のインターでおりて、すぐ。
民宿 名駒 』 (なごまとは、このあたりの地名)
alt
(↑民宿というからには、民家に毛の生えたようなものを想像してたので、会社の保養所みたいな立派な外観で、ここであってるのかしばらく周りをキョロキョロした)

部屋はちょっとせまい。
せまいのはべつにかまわない。
alt

ベランダから海が見える。
おっしゃ!オレの好きなオーシャンビューだぜ!
天気悪いけど!
alt
(↑対岸は今治になる)

この宿のめずらしいところは
お風呂が2階にあるところ。
写真むかって右が自分の部屋。
つまり部屋のまえに風呂がある。たすかる。
alt

露天風呂にこんなのが。
瀬戸物か陶器でつくられたやつ。
あ、知ってる。壺風呂っていうんだっけ?
alt

そういえば、部屋の洗面台もやたら凝ってたけど、
ここは瀬戸物が有名な産地なんだろうか?
alt

さっそく風呂に入ってみる。
ふぃ~、ごくらく極楽。
日頃の仕事の疲れが癒されるぜ。
alt

    *   *   *

亀老山展望台からの夕暮れ

ここ大島に宿をとったのには理由があります。

亀老山展望台というのがあって、そこからのしまなみ海道の夕暮れが絶景なのだそうです。

・・・伊予・松山在住のみん友さん、「一文無し。」さんがかつてそこから撮ってまして、その写真が雑誌に掲載されたことがありました。

ディスカバー・ジャパン」2019年11月号
alt
(kindole版)

その103頁目。いちばん左手の写真。
alt

雑誌に載るほどの絶景。
みん友さんが撮った写真を自分も撮りたい。
それが今回の旅の主題でした。

・・・お風呂からあがって、また車を駆り出す。
宿からすぐ。
海岸からまわってきたので、通常の案内表示の見方が逆向きになってます。
高速からおりたらふつう、反対側からきます。
alt

てっぺんの展望台にむかって車であがっていく途中、
アレッ!? ここで撮るの?
alt

展望台まで行かないんで撮れるんだ。
あわてて三脚を設置する。
(三脚設置後、いちおう展望台までいってみた。ここから100か200メートル先くらいのところにあって、コンクリ造りの立派な展望デッキがあったが自分はこっちでいいと思った)
alt

となりは地元・今治から。
「雨上がりできれいな夕焼けになりそうなので」
あわてて車に機材のっけて駆けつけたという。
仕事帰りなのか、作業着姿である。
ちなみにカメラはSONY α7Ⅲ。
先週買ったばかりなのだそうだ。
alt

そうか!夕焼けになりそうなのか。
さっきまでの雨が嘘みたいに、雲がとれ空が広がる。
おれはやはり旅の女神がついている。
alt

そこへもう一人。
地元愛媛ナンバー。
野球の故・野村監督にそっくりなこの人は、大橋がライトアップされるときいてあわてて駆けつけてきたのだという。
そして私にしきりにライトアップ夜景写真をすすめる。
alt

18時28分。しまなみ海道・来島海峡大橋が夕陽に染まりだす。
alt

同38分。一文無しさんとおなじ構図で。
alt

2年くらい前ですか。
NHKの番組で小柳ルミ子さんがこの亀老山展望台で、
瀬戸の花嫁 」を生中継で歌ってました。

それを見てて私は、
(歌の舞台って、しまなみ海道なの!?)
とビックリしました。
てっきり小豆島あたりだろうと思ってたので。
あとでしらべたら、しまなみ海道も舞台としてアリなんだそうです。

瀬戸は 日暮れて

      夕なーみ こーなーみー
alt
19時をもって撤収する。

野村監督に、
「ライトアップとらないのか」
とせまられるが、構えて辞した。

「ライトアップを撮らない写真なんてカスだぞ」
とまで言われたが、私の写真なんてカスばかりだから別にかまわない。

   *   *   *

宿にもどると、夕食が待ってます。
こんな広間でひとりでめしを食うという狂気は、もはやわたしのお家芸といっていいでしょう。
alt

活魚料理が自慢の宿。
期待が高まります。
alt

海の幸豊かな和歌山からわざわざやってきて、
お魚食ってるのも、なんとも妙な感じです。

「鯛のお刺身」
alt

「さざえの刺身」
alt

「鯛の天ぷら」
これがめちゃくちゃうまいのだ。
alt

「たこの姿あげ」
ハサミがあらかじめ用意されてる。
これもうまかった。
alt

すっかりお酒がススムくんな料理ばかりで。
地酒を楽しむ。

「しずく媛(ひめ) 純米吟醸」
alt

メインは、「めばるの焙烙焼き」。
さざえと海老と玉子も鎮座。
alt

ご飯はたこ飯でした。
alt

ほんとうに肉が一切出てこない。
文字通りの魚づくしフルコース。
全体的にうす味仕立てだけど、どれも味わっていただける。
こういう料理が食べたかったんだよなー。

こうしてしまなみ海道の夜が更けていきます。
alt

次回は、・・・

また今回の旅でも「何か」をレンタルしたいと思います。

ご期待ください。

Posted at 2021/05/02 19:14:21 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2021年04月10日 イイね!

【新アニメ】スーパーカブ【雑談】

【新アニメ】スーパーカブ【雑談】『原付がほしいと思ったんだけど、

どうやらお金がぜんぜん

足りないみたいです』

  *  *  *

変わり映えしない自転車通学の風景に
飽き飽きの主人公。
ふと、バイク店に立ち寄る。
だが、原付といえどバイクは高い。
すると店主、
「中古でよければ」
と言って、奥から引っ張り出してきたのは、
alt

そう、作品のタイトルにもなっている、
スーパーカブ50。
alt

中古とは到底おもえない状態の良さにたじろぐ主人公。

『あの、ほんとうにお金が』

『・・・一万円』

この時点でおかしい。

主人公、車体にまたがり、
alt

グリップを握った瞬間、
alt


なにかに感応したかのように、こころが動く。
alt

(このときの主人公の心情を、ピアノの「ポーン」という音で表現する。
それだけでなく、周りの風景がぱあっとあざやかになる(彩度をあげる)。つまり、それまでの主人公の鬱然たる心情をアニメ背景の彩度を意図的に下げることによって表現していた。)

『これ、買います』
alt

ところが店主は妙にしぶる。
なにか隠してる風情。

『なんで一万円なんですか』
なぜか詰問口調になる主人公。
alt

『人を、死なせてる。三人・・』
alt

『かまいません』
『エッ!?』
alt

なにか決意を秘めたかのようなまなざし。

このあと店内へ。
書類をかいてる主人公、
ふと顔をあげ、

『免許もってません』
alt

『(オゥ)・・・・・。』
alt

ブワッハッハッハ!!
ここで大笑い。
このアニメ、
すっごい面白いわ!

店主とのやりとり、
ぜい肉をそぎ落とすだけ落とした
無駄のない脚本。

そしてなにより私の心を動かしたのは、
alt

やばい、ヤバイ!
alt

おれもスーパーカブ、欲しい!!
alt

やばい。
わたし、「ゆるキャン△」みて昨年2020年に「ヤマハ ビーノ」買って、いまガンガン乗り回してるんですけど、アレですね。

ゆるキャン△の前にこのアニメやってたら、おれ間違いなくスーパーカブ買ってましたね。マジで。
alt

ええ、でもわかってるんです。
こういう子がスーパーカブ乗ってるから絵になるのであって、

おれみたいなおっさんがスーパーカブ乗ったら、ただの新聞配達ですよ。
ええ、わかってますともよ。
alt
(↑それまでかたくなに無表情だった主人公が、バイクに乗った瞬間自然と笑みがこぼれる。わかるー。おれもそうだった)

あと、特筆すべきことが一点。
劇伴にドビュッシーが流れるところ。

ドビュッシーってこんなにエロかったっけ!?
alt
(↑その日の夜。買ったばかりのバイクで走り出す~。乗りたくてウズウズしたらしくて。でもこのあと主人公はエラい目にあいます)

以上、新アニメ「スーパーカブ」第1話のお話しでした。
個人的に「オオッ!」と思ったので、書きだしてみました。
2話以降がつまらなかったら、知らんぷりして削除するかもしれません。(←コメントたくさんいただいたので、消しません)

ありがとうございました。
またお会いしましょう。

Posted at 2021/04/10 20:30:38 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2021年03月14日 イイね!

絶勝! 賀名生梅林

絶勝! 賀名生梅林がなうまれ、と書いて

あのう」と読みます。

・・・って、3年前にも

おなじことを申し上げたのを

みなさまおぼえておいででしょうか。

賀名生梅林」
奈良・五條市にあります。
うちから1時間半。
近くてたすかる。
alt
 
7時半にでて9時には駐車場に到着。
協力金として300円を。
安い。安すぎる。
alt
 
これが梅林の入り口です。
手前の人物が傾いているのは、私のニコンのレンズの歪みではなく、本人みずから傾いてるせいです。念のため。
alt

そこからスグ!
ほいッ!いきなりこの絶景!!
ほおーーーッ!!
alt

これコレッ!!
これが見たくて、またきました。
3年前にもきたんですけどね。
alt

今回は気晴らしのつもりで、かるーく梅林見物。
alt

振り返って一枚。
alt

夢中になって写真を撮ってると、気配を感じる。
ふと足元をみると、ネコがひたひたと忍び寄る。
alt

飼い猫らしく、人に慣れてるせいか逃げもしない。
私のニコンを一瞬嗅いだあと、スタスタと立ち去る。
alt

ま、こんな感じで、花を眺めながら
alt

テクテク歩いて、山を上がっていきます。
alt

このあたりでいちばん標高のてっぺん。
写真中央の民家が、前回きたとき軒先で茶店みたいなのを開いていたのをおぼえていて、ここで一服しようと思ったら、今回やってなかった。ざんねん。
alt

喉かわいたなーとか思いつつ、
山を下っていきます。
いい天気なのでちょっと汗ばんできました。
いい運動になってます。
alt

たっぷり1時間半かけて戻ってきました。
陽がだいぶ昇ってきたので、
行きと風景が変わってきたようにみえる。
いや、ほんとうに1時間半歩いたんですよ。
alt

下のお店で、なんかペットボトルのお茶でもと探したら、売っているのは煮込みこんにゃくやら焼き栗やら草餅など喉が渇きそうなものばかり。困った。
alt

するとその先で、古めかしい誰も客のいない食堂をみつける。
3つならんだ魔法瓶が、わざとじゃないかって思うくらいノスタルジー。
alt

コーヒーをたのむ。
インスタントじゃなしに、ちゃんと豆をガリガリ挽いて淹れてもらえた。
ふう~。やっと一服できる。
alt

店先で干し柿やら梅干しやらお土産も売ってます。
ここでうどんとおにぎりでお昼でもいいですけどねー。
alt

奈良・五條にきたら、お昼はここって決めてる店があるんです。
中華料理「豚珍館」
ブログで何回か登場してますが、何回目なのか数えるのがめんどうなのでやめました。
alt

ここのちゃんぽんが絶品でしてねー。
alt

でもちゃんぽんは何回か食べてるので、こんどきたときは五目そばにしようって決めてました。
alt

五目そば。
手でなく、腕をひろげたぐらいの大きさのどんぶりに入っている。
まさにスープの海。
alt

ニンニクが効いてうまいのだ。
alt

キャイ~ンの天野さんが絶賛したという餃子が気になってたまらない。
追加で頼んでみるか。
alt

ひとくちほおばると、ウオ!?
餡がなまなましい!?
口の中で溶けていくようなふしぎな餃子でした。
alt
今年の観梅はこんなかんじです。

ありがとうございました。
またお会いしましょう。
Posted at 2021/03/14 15:04:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2021年02月20日 イイね!

大阪・岩湧山 ダイヤモンドトレール / 「ゆるキャン△」のひみつ

大阪・岩湧山 ダイヤモンドトレール / 「ゆるキャン△」のひみつ 今回のブログは二部構成。

第1部
大阪・岩湧山 ダイヤモンドトレール

最近休日といえば、もっぱら釣りばかりしています。
海のきれいな漁港で釣り糸をたらし、いっぱしの太公望きどりです。
alt

最近はサビキ釣りから進化を遂げ、ハリにエサつけてのウキ釣りなどたのしんでおりますが・・・。
いっこうにぜんぜん釣れません。
釣れるのはベラやフグなど外道ばかり。
アジやサバはどこに行ったのだろう。
すると父いわく、
「真冬は海表面の水温がさがるから、比較的あたたかな沖の深いところにいる」
だそうで、要するにていぼうでいくら釣りをやっても釣れないらしい。
そーゆーことはもっと早く言ってくれよ、パパン。
alt

釣れない釣りは、いい加減ヤメにします。
ちょっと目先を変えて、別なことをやりましょう。

するとみんカラで、おなじ和歌山にお住まいの乗り鉄エキスパートのみん友さんが岩湧山(いわわきさん)によく登山されている。

近場で登山。あ、いいですね。
ようし、コレ真似させてもらおう!
まえに登った大阪・金剛山の近くですし。
とちゅうまで道いっしょだから、道わかるわ。

思い立ったらさっそく、早朝からアルファロメオを駆り出します。
「道の駅 かつらぎ」(京奈和道)
alt

地図にすると、こんな感じ。
京奈和道の橋本ICをおり、北上して右へ行くと大阪・千早赤阪村で「金剛山」の登り口、左へいくと大阪・河内長野市で今回の岩湧山の登山者用の駐車場が整備されています。
つまり和歌山からはいったん大阪に出ないと登れないわけでして。
たとえば静岡のひとが富士山を登山するならいったん山梨県を通らなければならない屈辱に似てますが。いや、それほどではないですが。
このあたり和泉(いずみ)山地をレジャー開発した、南海電車のしわざかもしれません。
alt

駐車場に着きます。
いちばん手前の「第6駐車場」に停めてしまいました。
もっと上に停めりゃよかったと、あとで後悔します。
登山口にちかい駐車場、空いてたんですよね。
alt

これが登山口です。
なんだか庭園みたいになってますが。
となりにお土産屋さん&観光案内所があるからでしょうか。
alt

その先に、おっと。びっくり。
「落石注意」と言われてもな。
alt

そのすぐそばに、有名な湧き水があります。
「岩湧寺の長寿水」
alt
↑駐車場から遠いから、汲んで帰れないなーと湧き水ファンの私にとっては残念でしたが、やっぱ汲んで帰りました。車移動して。ペットボトルのケース肩にかついで。この水で芋焼酎のお湯割りつくったら、まろやかな風味出まくりでうまかった。湧き水サイコー!

このあたりだと、雪が残っています。
気温はいま朝の時点で0度くらい。
alt

湧き水から、本格的な登山道に入ります。
「ぎょうじゃの道」
登山道はいくつもあるのですが、これがスタンダードなコースかなと当てずっぽうで。
もう一つの「いわわきの道」は、下調べで通行止め。
alt

とちゅう、このような石垣が。
むかしなら気にもとめなかったですが、「ブラタモリ」のおかげで最近すっかり考察グセがついてしまい、まあそうですね。楠木正成ゆかりの千早赤阪村も近いことですし、古戦場のあとかもですね。これ城塞のあとですよ。きっと。
alt

登山道にはこのように雪が。
まあ、アイゼンが必要なほどでもないですし。
スニーカーでなければ。トレッキングシューズでおk。
alt

展望台が見えてきました。
alt

雪を踏むと片栗粉のようにキシキシいいます。
alt

お、ここから大阪南部がみえるな。
alt

別の登山ルートはやはり通行止め。
alt

きょうは天気もよく、絶好の行楽びより。
alt

汗ばんできて、いい運動になってます。
alt
 
分岐まできました。
右へいくといよいよ山頂です。
alt
 
このようななにげない風景に出くわすと、寂寥感といいますか、運動不足解消と気晴らしのためとはいうものの、なんでおれは朝もはよから必死こいて山にのぼらなきゃならんのかという奇妙な感情にとらわれます。
alt

にわかに視界が開けました。
山頂までもうすぐ。
alt

山頂に到着!
標高897m。
うつってるにいやんは、自撮りをチェックしてるただの知らない人です。
alt

ここからの眺めが、
ほおーーーッ!
alt

おれのニコンじゃ、ちょっと収まり切れない大パノラマ!
大阪南部の平野が一望できる!
これは金剛山よりずっといいながめだ。
alt

金剛山へとつながるこのあたり、トレッキングコースとなってます。
alt
 
通称「ダイアモンドトレール」。
alt

そういや金剛って、「すっごい金。金塊ッ!」って意味じゃなくて、ダイアモンドなんですね。ダイアモンドなのになぜに金。
つまり「戦艦 金剛」は「戦艦 ダイアモンド」であり、「金剛力士像」は「ダイアモンド力士像」ということになります。
きょうもくだらないヨタ話が冴えわたります。
alt

お昼は手持ちの弁当をひろげます。
朝からタッパーにご飯つめて山登るバカは、おれくらいのもんですよ。
alt

まともな人はね、ボンベかついで山ラーやるんですよ。
これが正しい姿なんですよ。
alt
(↑強風のためにバーナーの火が安定せず、地べたにおいてる。ちょっとお年を召したお母さんと息子らしきふたり。このあとおもむろに缶チューハイをゴトゴトベンチにならべだしたのにはおどろいた。なにする気だ)

ま、こんな感じで。
いい気晴らしになりました。
alt


   *   *   *   *

第2部
『「ゆるキャン△」のひみつ
 ~なぜ「ゆるキャン△」は面白いのか~』
alt

《序説》
「ゆるキャン△」の異常な人間関係を読み解く

2018年の当初から、登場人物の人間関係、その距離感が異様との話で持ちきりでした。

リンちゃん(画像左)はソロキャンパー。
ひとりぼっちかといえばそうでもなく、ちゃんと友達がいます。
斎藤さん(画像右)と仲が良い。
alt
でもこの二人、いっしょに下校するシーンがいっさいないんですよね。

まあ、それはいいとして、問題なのは第8話。
その斎藤さん。野クルのふたりにクリスマス・キャンプに誘われます。
alt

で、そのことを第10話でリンちゃんに斎藤さんは伝えると・・・。
alt

このときのリンちゃんの反応がちょっとおかしい。
ふーん、そうなんだ。みたいな感じで、すこしも動じる気配がない。
alt

ふつうなら、自分が参加を断ったイベントに、友達が参加を表明したら心穏やかではないはず。それが人情というもの。
ところが、この作品ではそういった人の情、「アク」と言っていい。
そうしたアクを完全に抜きとる傾向にある。
なぜなのか?

第9話で、リンちゃんは大垣千明のことを「苦手」と言っている。
この、「キライ」ではなく「ニガテ」というセリフこそがこの作品の世界観を如実に表していて、好感がもてる。
苦手なのであって、キライじゃないのだ。
alt

じっさい千明はちょっとウザイので、悪ノリが過ぎてリンちゃんが敬遠するのもわからないでもない。
alt

だが千明もけっして悪い子ではなく、流れでなでしこの一家全員ぶんの「ほうとう」をこしらえる羽目になったりと、断り切れないお人好しな一面も見せる。
どちらかというとこの場合、無意識にひとを利用するなでしこが、この世界いちばんの悪女と言えるかもしれない。
alt

この作品では、他人をぜったい否定しない。

そういった傾向は、最近のほかの漫画・アニメでも多く見られる。
たとえば例をあげるとすれば、『進撃の巨人』で、
alt

訓練候補生が「調査兵団」ではなく、命の心配のない「憲兵団」に志願する者がいても、主人公のエレンはそれを卑怯だと咎めだてたりはしない。そういう考えもある、と認める。
候補生どうし意見が食い違ってケンカしても、最後には手打ちで仲直りしてしまう。
当然彼らの間にいじめもない。
明日巨人に食われるかもしれない世界でいじめなどやってるヒマなどないからだ。
そうした絶望の世界でやたら人間関係だけは天国にちかいという、いまの中学生、高校生がみたら無性に恋焦がれてしまう世界を作者はみごとに描き切ってしまっている。
alt

漫画家はつねに我々に、新しい社会性メッセージを発信し続けているのだ。

《本論》
なぜ「ゆるキャン△」はおもしろいのか?

オンエア後、私はずっと考察し続けていました。
馬鹿な話で、2年かかりました。
昨年の春、はたと思いついたんです。

きっかけは、第4話「野クルとソロキャンガール」を見直したときのこと。
alt

リンちゃんは、霧ヶ峰で一軒のお店に立ち寄ります。
(↓みんカラでもおなじみ、ヴィーナスライン。おれもここ、愛車で走ったことある。みんカラ始めたばかりのころに)
alt
(↑もはや説明不要。みんカラでも有名なお店。みん友さんも何人もがここを訪れている)

店内に入るリンちゃん。
ここからはノーカットで。
alt

入ってすぐ、囲炉裏みたいなテーブル。
alt

グッズ・お土産などが所せましと置かれ、
alt

行儀よくならんでいるサイフォン。
alt

店内がまるでひとつのミュージアムのよう。
alt

隣をのぞくと、
alt

赤々と燃えるストーブと、
alt

あたたかそうにともるランプ。
alt

空いている椅子に腰をおろす。
alt

やっとで、落ち着く。
alt

メニューを開くと、ボルシチセットの文字が目に飛びこんでくる。
だが女子高生にとっては1,300円は高すぎる!ぐぬぬ・・・。
alt

「ピキーーン!(ガンダムのニュータイプの音) バイトしたから、金はあるんや!(なぜか関西弁)」
alt
(↑思い切って頼んでしまった)

つい、リンちゃんのお金イコール関西弁のテンプレネタに目がいきがちになりますが。おれも会社員でお金はあるけど、メニューをみたらつい懐具合を気にしてしまうなあとか思いましたもん。
ちがうんですよね。そこじゃないんですよね。
やはり最初の部分。
お店に入るのに、こんな多数のカットは必要ありません。
無駄ともとれる無数のカットの積み重ね。
アニメで描きたい本質はここにあるんです。
alt

みなさんにもおありだと思います。ドライブや旅の思い出。
それがふと、よみがえる。知らないお店に入ったときの視点移動がおなじようだったと気づく。自分の旅の記憶と重ねて合わせる。つと、こみあげてくる懐かしい感情。
それこそが「旅情」なんです。
そう、「ゆるキャン△」は旅情をテーマに組み入れた、最近のアニメにしてはめずらしい演出がなされた作品なのです。
だから、おもしろい。私やそれ以外の多くのひとが熱狂した理由がそこなんです。
これに気づくのに、2年かかりました。
alt

旅情といえば、以前ブログで作家の松本清張の話をしたとき、ヒットの理由が推理小説に旅情を取り入れたからだと解説しました。
そんなことは大昔からわかっていたことなのに、ゆるキャン△も旅情だとはなかなか気づけませんでした。私の頭が悪い証拠です。
なにより、私は自分のブログのなかで旅情を重要視してきたつもりです。
ですがその旅情とやらが入っているのかいないのか、自分ではわからないものです。

では、みんカラブログに旅情が入るとどのようなブログになるのか、自分のではなくみん友さんのブログで解説してみましょう。
もちろんご本人からは許可をいただいてます。バーボンLOVEさんが昨年夏に上梓されたブログ、

人生には感動を! 乗鞍岳 剣ヶ峰登山 』より。

夜の奥飛騨をひた走り、通行止めにはばまれつつも麓にたどりつくバーボンさん。
早朝から乗鞍岳へ登山を開始。無事山頂の剣ヶ峰につき、晴天のもと雄大な景色と碧い蒼穹を手に入れる。
下山して、一軒の店にはいる。折から降りだすに雨。ふと、店内でシャッターを切る。構図もなにもあったもんじゃない(バーボンさん、ごめん)。ほんとうにスナップ写真といった感じの一枚。窓ガラスにうつる雨粒。雄大な登山からは一転して、ささやかな生活感。
ここにふと、「旅情」がうまれる。

バーボンさんのこのブログ、私のなかでは良ブログとなってます。

・・・というわけで、この一年間書きたかったことをざっと書きあげてみました。
alt
ありがとうございました。
またお会いしましょう。

Posted at 2021/02/27 19:04:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2021年01月02日 イイね!

シギラ リゾート【宮古島】

シギラ リゾート【宮古島】宮古島 3日目の朝です。

今日はホテルを替えます。

さいごに

高級リゾートに

泊まってかえります。
alt

2泊お世話になった「ホテル デ・ラクア」の朝食ビュッフェは、きょうも地元の名物料理が盛りだくさん。
alt

ああ、きょうも天気には恵まれそうな予感。
alt
(↑朝食後バイクで向かった先は、「与那覇前浜」!)←日本一うつくしいビーチなんですって!そりゃすごい。期待に胸ふくらみます。

さとうきび畑を走りぬけ、
緑をトンネルをくぐると、
alt

あっ・・・!
alt

ちょっと待てよ。
ああ、おれはこういう風景が見たかったんだ。
 よなは
与那覇前浜
alt

あー、もう完全にアレですね。
頭ン中で曲流れてますね。
世界名作劇場「ふしぎな島のフローネ」の主題歌が。
だってこの光景そのものでしょう。
alt

フローネいるし。
「潮風をほほにうけ 裸足でかけてく」
alt

この場所から離れたくなくなって、
30分ほどずっとこうして海をながめていました。
alt

すると、頭上を着陸機が。
宮古島来るとき飛行機からみた風景はここだったのか。
対岸の島は来間島です。
alt
(↑沖縄限定というワードにはかっらきし弱い。ガーデンシークワーサー・ティー。まっ、よーするにレモンティーみたいなかんじ)

【まいぱり 熱帯果樹園】
ビーチから走り出すと、すぐにバイクでを停めてしまう。
植物園はよくあるけど、果樹園ってのはめずらしいな!
と思って700円払って入ってみるが、いまの季節はパイナップルもマンゴーもバナナすら実ってなくて、え、常夏なのに?ガッカリな結果になりましたってことをトホホな写真2枚をひとくくりにして報告させていただきます。
alt

そこからすぐ先。
【入江湾展望台】
干満差で海水の流れが速くなる。
alt
(↑流れの速い場所で女性がキャスティングしていた)

そこからすぐ先。
名もない入江。
うおッ!完全にアレですよ。
「紅の豚」のポルコ・ロッソのアジトですよ。
いいなー。ここ欲しい。全体的にほしい。
alt
(↑バイクが疾走してくる。おもわず一枚パチリ)

こんなふうに、宮古島は絶景が多くて足どめされて、なかなか前にすすみません。
ちなみに地図にするとこんな感じ。
赤いやじるしが、いま走ってるところ。
alt
(↑ドイツ村が見えたら、そこがシギラ・リゾート。)

漁港があったので、入ってみる。
ホテル・リゾートの裏面らしい。
建物がいくつもあるが、おれが泊まるホテルはどれなんだろう。
alt
(↑あそこに見えるの、まさかのプライベート・ビーチ)

丘の上まであがって、リゾートの全景を見渡す。
あとで聞いたけど、敷地面積は十万坪だか百万坪だかだそうで、
そんなん言われても、ピンとこない。
alt

で、なんでチェックインもせずにこんなふうにグズグズしてるのかといいますと、

いったんバイクを返却しに行くんです。

島の中央部をひた走り、
あ、左手にみえるのは自衛隊のレーダーサイトですね。駐屯地があるみたいです。
alt
(↑市街にもどります)

ややこしい話ですが、備忘録として時系列できちんとのこしておきたいので。

「ホテル デ・ラクア」に預かってもらってた荷物を受け取る。
   ↓
レンタル屋でバイクを返却。ちなみに二日間で四千円でした。
   ↓
路線バスで宮古島空港へ。
alt

空港内にシギラ・リゾートのカウンターがあります。
そこからシャトルバスが往復してまして、さっきバイクで行った場所にこんどはバスで行くわけです。馬鹿みたいですが、まあ大目にみてください。

到着便のはざまだったので、バスには私ひとり。
運転手さん、
「お一人様でも発車します」
「え、いや」
つぎの名古屋便到着まで待っててもいいですよ。オレひとり運ぶのにガソリン使っちゃもったいないでしょう。
ついつい貧乏性まるだしになってしまう。
基本的に私には高級リゾートに泊まる資質などない。
alt
(↑チェックインをすませると(敷地がひろいのでいろいろ煩瑣なせいかかなり時間がかかる)、部屋は4階)

おっ!
alt

おおーーーッ!!
alt

オーシャンビュー!
これがほんとのオーシャンビュー!
こういうところに泊まりたかったんだよ!
alt

じつはこの部屋、予約時よりグレードアップさせてもらってます。
なみじゃこの部屋は泊まれないみたい。
alt

ホテル ブリーズ ベイ マリーナ
alt

このリゾートの難儀な点は、
十万坪だか百万坪だかのせいで、
メシを食うにも温泉に入るにも、
わざわざマイクロバスで行かねばならんところ。
alt
(↑さっそく温泉に入りにいく)

まずは温泉プールから。
ええ、プールがあるんです。
ちょっと寒かったですが。
alt
(↑かわって露天風呂のほうを。見た目はプールとあまりかわんない?)
温室に咲くような熱帯の赤い花々にかこまれ、ああ入浴料金1,300円はこの風景にはらってんるんだなと合点がいきました。

さて、夜の食事はリゾート内に点在するレストランで。
予約が必要です。
私は馬鹿だから予約してきませんでした。
なんとかなるやろ、と。
alt

で、チェックイン時にどこか空席があれば放り込んでもらおうと。
すると、五千円の会席があったので、即決しました。
「BBQはいかがですか?」とすすめられましたが、「あの人ひとりでBBQやってるー、ウケルー」とかうしろ指さされそうなので。もうとっくにうしろ指さされてる人生かもしれませんが。あと、今から考えると、地中海料理の店があったけど悪くなかったかもなー。
alt
(↑これが「ラフテー」。なんだかんだで毎日ラフテー食べてました。ただの「豚の角煮」じゃなしに、皮の部分をものすごくおいしくいただく料理)

泡盛頼もうと思ったら、
おっとっと、ちょっとまてよ。
1,200円で飲み放題があるじゃないですか。
じゃあ、これとこれをグラスでと頼もうとしたら、
alt
(↑「飲み放題はセルフとなっております」)

うひょーーーーッ!!
alt
コレイイヨ!

アラカルト「宮古牛の煮込み」は追加オーダーで。
alt
(↑シメのご飯は宮古の炊き込みご飯、「じゅーしー」。そして宮古そば。けっきょく最初から最後まで宮古そば出てきた)

宴もたけなわ、三線(サンシン)の生ライブがはじまります。
alt
こうして宮古島さいごの夜がふけていきます。

  *  *  *  *

翌朝。
alt

朝食をいただいたら、わたしの旅もおわりを告げようとしています。
・・・と、いつもならそうなるのですが、
alt

フッフッフッ・・・。
オレの旅はまだまだ終わりませんよ。
今回の旅はおまけつきですよ。

じゃーん!
alt

竿とリール持ってきました!
これで飛行機乗りました!
(自分用メモ:竿は仕舞い寸法(竿を畳んだときの長さ)が50cm。60以下であれば手荷物でいける。ただし保安検査でめっちゃ言われる。でもANAの「機内持込手荷物」の札みせたら案外すんなり通れる)

だってホテルの前がこんなきれいな海なんですよ。
alt

いちど碧い海で釣りがしたかった。
alt

さあ、碧い珊瑚礁にむかってフルキャスト!
アハハ・・、へっぴり腰がバレますが。
alt

まあ、こういう感じで。
わたしの旅は。

ごらんなっていただいたみなさまには感謝。
ありがとうございました。
alt

またお会いしましょう。

   *  *  *  *

(自分用メモ)
かぶっていた帽子が風で飛ばされる。
だから上の写真は帽子かぶっていない。
宮古の海にささぐ。

Posted at 2021/01/10 18:24:19 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

Ricoというのは、「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)という、今となってはちょっとふるい漫画に登場する男の子の名をつけられた少女のことです。 作中、ドラ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

2025 さくらドライブ① 埼玉県他 241㎞ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/07 09:22:24
7月23日の続きを・・・(^_^)v 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/09/10 15:43:09
MiToの電動パワステ不具合 (1) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/16 21:02:46

愛車一覧

アルファロメオ MiTo アルファロメオ MiTo
ゲームやってMiToを買った男の話。
ヤマハ ビーノ ヤマハ ビーノ
アニオタここに極まれり。 ・・・というのは冗談で、日々の生活に必要性が生じたので購入しま ...
その他 Nikon D7100 その他 Nikon D7100
男は四十過ぎたら、カメラです。
トヨタ ヴィッツ トヨタ ヴィッツ
RSと同等の1.5Lエンジンでよく走った。 とても気に入っていた。

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation