台風による豪雨でバイクが濁流にのみこまれる

6月２日(金)
この日、昼前にでた警報により、午後から勤務先で退社指示が出る。
ところが、会社の前の道が濁流になっている。
冠水どころの騒ぎじゃない。
山からあふれた雨水が濁流となって道をふさいでいる。
信じがたい話だし、言葉では説明が及ばないが、この目で見たときは生命の危機を感じたほどに危険な状況だった。
従業員の車が一台一台ゆっくり通っていくあとに、私のバイクが行く。濁流を通りすぎて、にわかにエンジンがとまる。
かけ直してもアクセルを吹かすとエンジンがとまる。しばらくアイドリングして、しずかに走り出す。途中一回エンストしたが、なんとか帰宅する。
同僚のホンダのズーマーは２度とエンジンはかからなかった。かれの自宅は床下浸水して停電もしてるという。

写真はない。
写真を撮る状況じゃなかったので。
左の写真はあとでぜんぜんちがう場所、近所の河川を撮ったもの。

帰宅後、やはりバイクが気になったので、降りしきる雨のなかバイク屋に駆け込む。エンジンに水が入ってたらエラいことだ。
ショップ店員に事情を説明すると、「エアクリーナー内に水が溜まっているようです」といって写真の場所を開けだした。「吸気は車体右のココからやるんじゃないんですか？」とたずねると、「そこはラジエーターです」
自分のバイクに対する無知さ加減に背筋がうすら寒くなる。

やはりエアクリーナー内は水びたしだった模様。
エンジンに水が入ることはよほどのことがなかぎりないらしい。
ほっと胸をなでおろす。
せっかくだから、お支払いはしますからちゃんとその辺キレイにしてもらおう。

フィルターが水をタップリ吸っていたので新品に交換。3,355円也。
代金は会社に請求したいものだ。
もう1時間退社が早ければ、濁流にバイクごとのみこまれることなどなかったのに。

ついでといってはなんだが、タイヤ交換もしておこう。7,700円也。3年で2回目。前回より値段が騰(あ)がっている。走行距離、16,930km

これを書いてる今も、雨は降り続く。