冬支度

カレンダーも11月になって、早くも一週間が過ぎました。
街中ではクリスマスに向けたイルミネーションが始まったり、ケーキの予約注文を促すポスターやチラシがあったりと、年末が近づきつつあることを徐々に感じる日々です。

●初雪 ： 平野部で記録／北海道
－毎日jp(毎日新聞)　2008年11月5日

北海道からは平野部でも初雪の便り。札幌では平年より8日、昨年より2日遅い初雪となったようですが、これも地球温暖化が進んでいることの現れなのでしょうか。

冬本番に向けて、自動車の"冬支度"も気になる季節。
既に初雪も降ったので、降雪地域の皆さんはスタッドレスタイヤやウィンターワイパーブレードに交換したという方も多いでしょう。

実はここ10日間ばかり、私のブログのアクセス解析データを見ると、検索サイトから「スタッドレスタイヤ」「交換時期」といったキーワードでやって来た方が増えていました。

タイヤの交換時期については、既に初雪もことですから北海道の方々はスタッドレスタイヤにしても良い頃かと思います。
市街地の通勤や買い物だけに使う車であれば、あと2週間くらい遅くても良いかもしれませんが、突然の降雪で慌てるよりは早めの交換がベストです。

ところで今年は景気後退の影響からか、輸入格安スタッドレスタイヤが売り上げを伸ばしているそうです。
価格も決して安くはない消耗品であるタイヤ、ゆえに少しでも安価な商品を求める消費者心理もわからなくはありません。

しかし自動車が唯一地面に接するタイヤ、その性能が安全性を大きく左右します。例え4輪駆動でトラクションコントロールやアンチロックブレーキなどが装備された最新の車でも、性能の低いタイヤを装着してしまうと"宝の持ち腐れ"になってしまいます。

夏に比べて路面コンディションが圧倒的にシビアになる冬の期間、自分や大切な家族・友人などの生命を預けるタイヤは、やはり信頼出来るメーカーのものを選ぶのがお勧めです。
仕事柄もあってスタッドレスタイヤも何社かの製品に乗る機会がこれまでもありましたが、やはり一部の輸入品は性能が2ランクは下がる印象です。


当方は首都圏在住ゆえ、年に1～2回の降雪時は車に乗らなければスタッドレスタイヤも不要。
しかしモータースポーツはオフシーズンになっても、さまざまな取材などで降雪地帯を訪れる可能性もあるので、12月下旬～3月中旬くらいの期間は社用車1号機(日産フーガ 350XV)にはスタッドレスタイヤを装着します。
近距離用途が主の2号機(三菱ランサーエボリューションVII GT-A)は通年夏タイヤゆえに雪が降ったら"お休み"します。

1号機に装着するスタッドレスタイヤは昨年購入したYOKOHAMAの「iceGUARD BLACK iG20」。
冬の間に圧雪路面なども走行しましたが、高い走行安定性と制動性能を実感できました。特に制動については最後の5km/hを確実に止めてくれるのが安心につながります。ミラーバーンや圧雪路を日常的に経験する方ならわかるかと思いますが、交差点などでじわっとブレーキングしていった時に、停止直前の5～10km/hから確実に車を止めてくれるか、それとも磨かれた凍結路面に負けてズルズルと前に出続けるかはスタッドレスタイヤ選びの大きな決め手になるではないでしょうか。

ちなみにYOKOHAMAからは新製品「iceGUARD TRIPLE iG30」がリリースされています。
更に性能が磨き上げられたようで気になるのですが、さすがにまだまだ交換には早過ぎるタイミングなので、私の方はもう1シーズン「iceGUARD BLACK iG20」で過ごします。

ちなみに写真は先の北海道取材で多く見かけた除雪車。
旭川などの街中で多く目についたのですが、冬本番に向けてのメンテナンスなどを進めていたようです。