橋めぐり・その6

【2008年12月29日　17時00分／長崎県長崎市戸町】

島原半島一周を無事に終えて、長崎市内に戻ってきました。

どこに行こうかと悩んでいたときに、候補地として急浮上したのが「女神大橋」。

海に隔てられている長崎市の北部と南部をつなぐ橋として1994年度から工事が始まり、2005年秋に供用を開始しました。
将来的には2010年度に長崎自動車道につながることとされています。

この橋は、2008年に入って間もなく私が初めて長崎市に自走で訪れた際に見かけて印象に残っている場所。
夜になってからの市内入りでしたが、美しくライトアップされた姿に興味を覚え、寒風の中で写真撮影もした思い出があります。

名称の「女神大橋」、公募から選ばれた愛称の「ヴィーナスウィング」と、異国情緒あふれる街に相応しいネーミングも興味をそそります。
しかも「女神大橋」という名前は取ってつけたものではなく、元々ある地名に由来しているそうです。

橋梁部は1,289m、480mの中央径間長は斜張橋としては横浜ベイブリッジを上回る日本で6番目の長さであり、長崎市のランドマークとして存在感を見せています。

そしてこの橋の特徴が、海面から65mというとても高い位置に架橋されている点。
これは長崎港が国際港であり、超大型の貨物船や客船が頻繁に入出港するため、大型船が橋の下を余裕を持って通行できるようにという理由があります。
また三菱重工の長崎造船所があり、ここでも巨大な船舶の建造や補修作業が行なわれているため、大型船の出入りが激しいという事情もあるそうです。
　
　
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