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2009年01月16日

ロータス・エヴォーラ、いよいよ上陸

ロータス・エヴォーラ、いよいよ上陸 本日は午後から都内へお出かけ。久しぶりに都心の真ん中・六本木まで足を運びました。

赴いた先は、某ホールで催されたロータスのニューモデル「エヴォーラ」の発表会。
イギリスの伝統あるファクトリーから、13年ぶりにオールニューモデルが登場する運びとなりました。

ロータス社はかのコーリン・チャップマン氏が自ら造り上げたレーシングカーを起源とするイギリスのメーカー。
レーシングマシンの生産、その後は市販車生産にも乗り出しましたが、F1での活躍などスポーツ・スピリットに溢れるブランドとして世界中の愛好家を虜にしています。

しかしコーリン・チャップマン氏が亡きあとは会社は存続の危機にも直面しましたが、現在はマレーシアのプロトン傘下として安定感を取り戻しました。

代表作としては往年の「セブン」や「エラン」「ヨーロッパ」などが広く知られるところ。日本ではスーパーカーブームの火付け役となった漫画でも活躍した「ヨーロッパ」が、もっとも一般的に知られた存在かもしれません。


現在のロータスは、1995年にデビューしたライトウェイト・ミッドシップ2シーター「エリーゼ」が販売の主力。
今や世界的にも稀少な存在となっているライトウェイトスポーツ、数種類のエンジンバリエーションが用意されており、走りの嗜好やテクニックに応じたチョイスを可能としています。

また、日本でも2007年から"エリーゼ・S"をベースにした"カップ・カー"で競われるクラブマンレース「Lotus Cup Japan」を展開。
このレースはナンバー付車両によるワンメイク、テクニック向上に適した上にローコストで楽しめるカテゴリーとして人気が高まっています。


この「エリーゼ」シリーズの上には「エキシージ」があります。
更に上級仕様としては伝統のネームである「ヨーロッパ」が2006年に復活。ミッドシップ2シーターという点は「エリーゼ」などと同様ですが、より上級のGTに位置づけられており大人の雰囲気が漂っています。


そして今回日本でお披露目された「エヴォーラ」。
こちらはロータスラインナップのトップレンジというポジションを担うことになります。
なんといっても他のモデルとの最大の違いは"リアシート"を備えたミッドシップレイアウトとされていること。もちろんリアの2席はエマージェンシーレベル、現実的には手回り品の置き場程度の空間という印象です。

3サイズは全長4344(+559)mm×全幅1848(+275)mm×全高1219(+102)mm。カッコ内は「エリーゼ」との比較ですが、一回り以上大きなサイズであることがお分かり頂けるかと思います。

しかし、決して"肥えた"という印象はありません。拡大されたサイズは伸びやかかつシャープなスタイリングに活かされ、まさに空気を切り裂いて進んで行きそうな印象のフロントノーズや、高いレベルのパフォーマンスを予感させるロー&ワイドな佇まいは、遥かに高額な値札を付けるスポーツモデルと遜色ない存在感を見せつけてくれます。

シャーシはアルミ押出材をエポキシ接合したもので、修理コストの抑制も実現。
サスペンションはアルミ鍛造製で、ビルシュタイン製ダンパーとアイバッハ製スプリングが組み合わされます。


室内は本革を贅沢にあしらっていますが、基本的なデザインレイアウトはロータスらしいスポーツマインドが漲っています。もちろんそれはデザイン面だけでなく、実際の運転操作がしやすいという機能面も含んでの話です。

フロントはレカロ製シートが備わりますが、更に興味深いのはリアシートにチャイルドシート固定のためにISOFIXが備わる点。現行ロータスモデルとして初めて有したリアシートにより、小さなお子さんを連れたご夫婦でも愛車で外出することが出来るようになります。

インパネには最上級GTモデルらしく、カーナビゲーションも装備。ブルートゥース通信機能やi-podとの接続機能も有しているとスペックシートには謳われています。


エンジンは排気量3.5リットルのV型6気筒をリアシート背後に横置きミッドマウント。
ご存じの方も多いでしょうが、このエンジンは日本のトヨタ製、ブレイド・マスターなどに搭載されている2GR-FE型です。
スペックは最高出力が280ps/6,400rpm、最大トルクは342Nm/4,700rpm。これに6速マニュアルミッションが組み合わされています。
スペックシートによると停止状態から時速60マイル(約96km/h)までの加速に要する時間は、僅かに5秒ほどとのことです。

なお、車両重量は1,350kg。ロータスとしては異例の"ヘビー級"になりますが、V6エンジンを搭載し、エアコンやカーナビゲーションなどの快適装備も用意した上、現代の安全基準をクリアしてこの重さに留めたことは賞賛に値するでしょう。

なお、エンジンコンパートメントの後方には、160リットルの収容量を誇るラゲッジルームも用意されていますので、先に記したように小さなお子さんとご夫婦の家族三人で一泊程度の旅行に出かけるにも全く不自由は無いと想像できます。


気になる日本での価格は未発表ですが、900万円前後と予想されています。
2009年夏に販売を開始するようですが、この魅力的なモデルに注目している方も、既に多くいらっしゃるのではないでしょうか。
 
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Posted at 2009/01/21 00:04:41

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