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2009年03月02日

函館・冬の味わい紀行 (1日目・前編)

函館・冬の味わい紀行 (1日目・前編) 今回から、先に訪れた北海道函館市を中心とした道南紀行をご紹介していきたいと思います。

実際に訪れた流れをベースに、より楽しみやすいように行程を組み立ててみました。
冬の北海道といえば「雪まつり」や「ウィンタースポーツ」が観光の中心ですが、この時期に函館市を訪れる理由は、"冬の味覚"と"澄んだ空気"にあります。



■利便性に優れる函館空港からスタート

函館市を訪れる上での"玄関口"となるのが「函館空港」。
このほかにも本州からは青函航路を使った船旅や、青函トンネル経由の鉄道というアプローチ手段もありますが、今回は最もスタンダードな空路で函館入りします。

本州と函館を結ぶ空路は2009年2月現在で1日9往復。ANA(全日空)JAL(日本航空)に加えて、AIR DO(北海道国際航空)の三社が就航。
AIR DOANAは共同運航便も設定しています。

今回は東京(羽田)を早朝6時40分に出発する朝一便を利用。定刻は8時ちょうどに函館着ですが、折しもこの日は北海道地方に発達した低気圧が接近して交通機関は大混乱。
幸いに函館は影響が小さく、空港の除雪終了を待って無事に着陸となりました。

到着後はレンタカーを借り受け。ターミナルビルから送迎車で約3分ほどの場所に、主要レンタカー会社の営業所が密集しています。



■空港に最も近い"聖なるスポット"

レンタカーを借り受けたら、まずは空港に最も近い函館観光では外すことの出来ない"定番スポット"に向かいます。

「トラピスチヌ修道院」。

1898(明治31)年に設立された女子修道院です。今でも70名ほどの修道女たちが、戒律を守っての生活をしている神聖な場所です。
その生活ぶりを見ることは出来ませんが、施設の前庭は一般開放されています。整備された庭からは格調ある建物を望め、ルルドの泉や聖母マリア像などを拝観できます。
前庭の見学は無料ですが、神聖な場所ですから大声を出したりすることの無いように要注意。

また売店では修道女の方々が造られたロザリオやお菓子、美しい修道院の風景をあしらったポストカードなどが販売されています。

車で訪れるにあたっては、道道83号の上湯川町交差点からアプローチした場合、最初に出てくる「市民の森駐車場」は無料。ただし修道院までは登り坂を数百メートル歩く必要があります。
次に修道院のすぐ手前には民間駐車場があり、やって来る車を誘導しています。ここは駐車料金300円。
しかし更に先に進んで修道院入口先を右に折れると市営駐車場があり、こちらは200円。「市民の森ビジターセンター」の先にありますが、こちらが距離と料金のバランスから言って最もお薦めです。

なお「函館空港」からの車での所要時間は15分ほどです。

 【トラピスチヌ修道院】
函館市上湯川町346
開門時間 8:00 ~ 夏期17:00/冬期 16:30
休日 12月30日 ~ 1月2日

売店・資料館
夏期 8:10 ~ 17:00
冬期 8:20 ~ 16:30




■"歴史が動いた"北の城郭を訪ねる

最近はテレビドラマの影響もあってか、幕末から明治維新にかけての日本史に注目が集まっているようです。
先に訪れた福島・会津の地はドラマの舞台としても脚光を浴びているようですが、一連の戊辰戦争が終結したのは、ここ函館の地です。

榎本武揚や土方歳三ら旧幕府軍勢力が北海道に新天地を求め、五稜郭を無血開城させたのが1868(明治元)年。蝦夷共和国としての独立を宣言しますが、新政府軍が黙って見過ごす訳もありません。
翌年には攻勢を本格化させ、北海道に上陸進軍。幾多の激しい戦闘を経て着々と旧幕府軍を追い詰め、五稜郭に篭城していた榎本武揚らに降伏を勧告。1869(明治2)年5月18日に五稜郭は開城、蝦夷共和国は半年ほどで歴史から姿を消しました。

このように戊辰戦争における最終曲面の舞台となったのが五稜郭
江戸幕府13代将軍・家定の命によって、対外的な開港を果たした函館周辺の防衛強化を目的として建造された日本初の西洋式星型城郭です。
現在は公園として整備されており、現在は「箱館奉行所」の復元工事が2010(平成22)年の完成予定で進められています。

そして五稜郭の全貌を見たいのならば「五稜郭タワー」がお薦め。
2004年には107mの高さを誇る現在のタワーが完成。旧タワーが60mの高さでしたから、見晴らしは格段に良くなりました。

展望室は2フロアになっており、内部には箱館戦争にまつわる展示がされています。福島の会津を訪れて間もなくの函館訪問という流れであったため、より興味深く展示内容を見ることも出来ました。

五稜郭タワー」に専用の駐車場はありませんが、すぐ近くにある「函館市芸術ホール・北洋資料館・道立函館美術館 駐車場」や「函館市五稜郭観光駐車場」を利用できます。
前者は2時間まで200円、以降30分毎に100円。後者は1時間まで200円、以降30分毎に100円です。
なお「トラピスチヌ修道院」からの車での所要時間は15分ほどです。

 【五稜郭タワー】
北海道函館市五稜郭町43-9
夏期営業時間 8:00 ~ 19:00 (4/21~10/20)
冬期営業時間 9:00 ~ 18:00 (10/21~4/20)

展望料金 大人840円、中・高校生630円、小学生420円

TEL : 0138-51-4785




■函館名物でのランチ、どちらを選ぶ?

五稜郭見学の時間帯は、ちょうどランチタイム。そこでタワーと公園を行き来する合間に昼食を摂ることに。ここでは函館ならではの"名物"から、二つの選択肢をご紹介しましょう。

まず一つ目は函館の老舗洋食店「五島軒」。大人の味わいを楽しめる伝統のカレーが名物のお店ですが、「五稜郭タワー」の2階にカジュアルテイストのレストランを出店しています。

そして二つ目の選択肢ですが、今回はこちらをチョイス。「ラッキーピエロ」というハンバーガーショップで、函館エリアのローカルチェーンです。

五稜郭はタワーの斜め向かいに"五稜郭公園前店"を構えています。
訪れてみるとほぼ満席、客層は地元の方と観光客が半々といったところ。喫煙席と禁煙席の区分がやや曖昧な感じを受けたのは、喫煙率の高い北海道だからでしょうか。

私がオーダーしたのは人気No.3の"トンカツバーガー(380円)"、同行しているウチの社員嬢は人気No.1の"チャイニーズチキンバーガー(350円)"を注文。
さらにサイドメニューから"ラッキーフランクフルト(200円)"も選んでみましたが、どれもなかなかの美味しさ。
トンカツもフランクフルトもともにジューシーな味わいで、肉の旨味をしっかり楽しむことが出来ます。

この他にもメニューはとても豊富に揃っていますし、何よりリーズナブルなのが嬉しいところ。
ただし「THEフトッチョバーガー(780円)」だけは、迂闊に手を出してはいけません。
偶然、私たちが食事をしている間にやってきた地元の学生さんがオーダーしていましたが、地元の彼らでさえもその大きさに驚いていたのですから・・・。

 【ラッキーピエロ 五稜郭公園前店】
北海道函館市五稜郭町30-14
営業時間 10:00 ~ 24:30
駐車場 6台分完備

TEL : 0138-55-4424




■"坂の街・函館"の定番記念撮影スポット

美味しい名物でお腹を満たした後は、異国情緒にあふれる元町エリアに移動します。
函館市と聞いて誰もが真っ先に思い浮かべるのが"夜景"。函館山からの眺望は"世界三大夜景"にも数えられると言われますが、その函館山の麓が元町地区。
この界隈は坂が多く、そこに歴史的な建造物がいくつも立ち並んでいます。

そんな建造物については後ほどじっくり見学するとして、まず訪れたいのは"八幡坂"。幾多ある函館の坂の中でも、最も眺望に優れているとされており、記念撮影の定番スポットです。

この坂の上からは函館湾を望め、ちょうど正面に「摩周丸」が見えるというロケーション。
実はこの地は昼間の景色よりも夜景の美しさで定評があるのですが、折角ですから日中の眺めもしっかり確認しておきたいスポットです。



■ホテルで一息、リフレッシュ

ここで時計を見ると、時刻は15時すぎ。
朝一便で東京からやって来た身としては、早起きでやや疲れも出てきました。そこでホテルにチェックインして一息ついてリフレッシュすることにしましょう。

函館には数多くのホテルがありますが、私の一押しが「ホテル&スパリゾート ラビスタ函館ベイ」。
2008年春にオープンしたまだ新しいホテルですが、全国各地で色々なホテルを泊まり歩いてきた自分にとって、五本の指に入るレベルの素晴らしいホテルです。

立地は「金森赤レンガ倉庫」や「函館ベイ美食倶楽部」などがあるベイエリア。
煉瓦造りの倉庫があった地に建てられたホテルは、元の倉庫で使われていた煉瓦を外壁に再利用するなどして、周囲との調和がとれた落ち着いた雰囲気の建物。
それは一歩中に足を踏み入れても変わらず、シックな感じの広々としたロビー&フロントが出迎えてくれます。

全体的に照明は明るさを抑えた落ちついた雰囲気。セミダブルベッドのシングルルームは特段に広いという訳ではありませんが、大正浪漫をモチーフとしたコーディネートが居心地の良い空間を演出しています。
もちろん最新鋭のホテルですから各部屋に液晶テレビやブロードバンド、ウォシュレットトイレなどは完備。

そしてこのホテルを選ぶ決めてのひとつになるのが最上階に設けられた、源泉かけ流しの天然温泉。
茶褐色のお湯は海岸らしく塩分がやや濃いめ。ヌルヌルした感じはあまりなく、お湯に包まれるというよりは、温泉成分がどんどん身体に浸透していくようなイメージのお風呂です。
施設的にも内風呂、露天風呂、サウナと揃っています。そして何より嬉しいのは15時から翌朝10時まで好きな時間に何度でも利用出来るということ。

各部屋には2セットのフェイスタオル&バスタオルが用意されており、部屋用と温泉用で使い分けられます。しかも温泉用は洒落た手提げバッグに入れられているので、洗面用具や着替えを持ってスマートにお風呂を楽しめます。

そこでお薦めは、日暮れ前にチェックインしてまずは部屋で一息つきましょう。荷物もこのタイミングで部屋に持ち込んでしまうのが吉。
そして贅沢に夕暮れ前の天然温泉を満喫して、ここまでの旅の疲れも洗い流してしまいましょう。
ついでに温泉に向かう前にはデジタルカメラの電池残量をチェック。まだまだ写真撮影の機会はありますから、心配なようでしたらお風呂の間に充電しておくのも良いでしょう。

 【ホテル&スパリゾート ラビスタ函館ベイ】
北海道函館市豊川町12-6
チェックイン 15:00
チェックアウト 11:00

・部屋設備
有線方式高速インターネット、CS放送(液晶テレビ)
ミニバー、湯沸ポット&ティーセット、冷蔵庫
ドライヤー、ウォシュレットトイレ、シャワーブース

・館内設備
天然温泉大浴場
レストラン(スペイン料理/海鮮ダイニング/カフェ)
バーラウンジ、エステサロン

・駐車場
171台(平地・ミニバン等OK)
先着順 500円/1泊

TEL : 0138-23-6111


●ルートマップ|函館空港 → トラピスチヌ修道院 → 五稜郭タワー → 八幡坂 → ホテルラビスタ函館ベイ
 
ブログ一覧 | ドライブ・観光ガイド | 旅行/地域
Posted at 2009/03/05 10:59:39

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