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2009年09月06日

スーパー耐久シリーズ 第6戦・2

スーパー耐久シリーズ 第6戦・2 十勝大会の休止に伴い、今季全7戦で競われることになったスーパー耐久シリーズ。
ただし十勝大会の"第4戦"というラウンド名は大会休止にはなりましたが消えてはいないので、今回の岡山大会は"第6戦"となります。

さて、案の定朝から快晴、今年も厳しい残暑の中での戦いとなった岡山ラウンド。

"1Dayレース"という慌ただしさのなか午前中のAドライバー公式予選では、ST-2クラスのランサー同士が接触というまさかのアクシデントが発生。
アテられるかたちになったチームは何ともお気の毒でしたが、無事に両者ともに決勝のスターティンググリッドにつけたのは不幸中の幸い。もっともともにBドライバー予選への出走が出来なかったため、嘆願書による最後尾スタートとなってしまいましたが・・・。

決勝は400km、ST-1クラスはスタートから後続をグングン引き離して行ったBMW Z4M COUPE勢の独壇場に。
最後は谷口信輝選手組がポール・トゥ・ウィンを飾り、シリーズチャンピオンに大きく一歩近づきました。

ST-2クラスは「ENDLESS ADVAN CS-X」が序盤で姿を消したことから、エボリューションIX勢同士の戦いに。
過酷なサバイバルレースになるほど強さを見せるのがRSオガワ、20号車の阪口良平選手組が見事な二連勝でシリーズランキングのトップに躍進しました。

ST-4クラスは3人のドライバーが決勝をキッチリ3分の1ずつ走る作戦に出た浅野レーシングサービスが1回目のピットで先行。
接触などのアクシデントで順位変動を余儀なくされるライバルを尻目に、安定した走りで周回を重ねて久しぶり(2007年の富士以来)となる表彰台の真ん中を獲得しました。

そして最後の最後まで盛り上がったのがST-3クラス。
優勝を飾ったのは「FINA ADVAN M3」、チームとしては今季3勝目です。ただしランキングポイントの計算は「ゼッケンとAドライバーの組み合わせ」によって得点を累積するため、Aドライバーが異なる第1戦のポイントは別の組み合わせとしてカウントされます。

このM3を相手に大健闘を見せたのが、地元・中国地方のプライベーター"チーム・テスタスポーツ"の「WW2 RX-7」。
以前、私がスーパー耐久シリーズの情報を掲載するウェブサイトを運用していた頃から、必ず欠かさず岡山大会にスポット参戦を続けているこのチームにはとても興味がありました。
おそらくは各スタッフが手弁当で集まっているチームではないかと想像しますが、なにより欠かさず毎年グリッドに姿を見せてくれ、かつ必ず"完走"という結果を残しているところも注目させる理由でした。

その「WW2 RX-7」が今回は予選から大躍進。
昨年と同じ、桧井保孝選手/伊藤弘史選手/新宅文亮選手のトリオで参戦、AドライバーとBドライバーの合算タイムで決勝グリッドを決する公式予選では、堂々のST-3クラスポールポジションを獲得。
決勝でも暑さというRX-7にとっては「見えざる強敵」との戦いもありましたが、終始安定したレース運びで終盤には激しいトップ争いを展開。
ファイナルラップのフィニッシュライン直前まで「FINA ADVAN M3」とテール・トゥ・ノーズの激戦を展開、大勢の観客を釘付けにしました。

今回は惜しくも表彰台の真ん中にあと一歩届きませんでしたが、スポット参戦を果たした純粋な地元プライベーターチームの戦果としては素晴らしいものだったと思います。
更にいえば、この結果は来年の参戦に向けての大きな励みにもなることでしょう。

ぜひ来年もまた、岡山の地で活躍する姿を見せてほしいものです。


昨日も少し記しましたが、スーパー耐久というレースはひとつの"曲がり角"にあるように思います。
来年はシリーズ発足20周年(前身のN1耐久ラウンドシリーズ発足から数えて)にあたりますが、"参加型"と"エンターテイメント"のいずれにより舵を切っていくのか。
最近になって海外進出についても語られるようになってきましたが、個人的には"足元"がしっかりしていなければどこでレースをやっても成功にはつながらないと思っています。

以前は各地方のモータスポーツチームが、地元開催にあわせてスポット参戦する姿が多く見られました。
ここ岡山に限らず、必ずシビックなどに安全燃料タンクを装着した"耐久仕様"として参戦していたのです。
こうした中から、徐々にシリーズに参戦する回数を増やしていき、レギュラーチームとして名を馳せていくという流れもあったように思います。

しかし最近は、どうも"スーパー耐久"が中途半端にレベルアップしてしまったのか、それとも経費ばかりかかるようになってしまったのか、地元スポット参戦チームの数が激減しています。
そして比例するように全体の参加者数が減り、観客についても右肩下がり傾向に歯止めがかかっていません。

そう、観客数といえばお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、今年の実績数字は大変なことになります。これはシリーズ開幕前から分かりきっていることなのですが、単純に"数字"としてデータ化すると・・・。
来年に向けてのスポンサー活動は既に始まっていると思いますが、スーパー耐久については一層厳しいスポンサー営業の環境となってしまうことでしょう・・・。
 
ブログ一覧 | モータースポーツ | 日記
Posted at 2009/09/09 22:38:53

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この記事へのコメント

2009年9月9日 23:19
世の中が変わった。
政権も変わった・・・・。
次は、レースも変わらなければ・・・・・。
来年は、チェンジです。
コメントへの返答
2009年9月12日 19:17
単に"変化"を求めるだけでは、何も生まれない可能性がありますね。

ここは腰を据えつつも早急に、しっかりした将来のビジョンを描くこと、そして実行に移すための組織作りが必要かと思います。
2009年9月10日 1:30
こんにちは。WW2 RX-7の手伝いをさせて貰っている一人です。
記事に取り上げて頂いて1ファンとして嬉しい限りです^^
お察しの通り、全員が他に仕事を持っている有志で結成されています。
なもんでレース後半はBMWとタイムが縮んで行く度にピット内に歓声が上がり、ゴールの瞬間はお祭り騒ぎでした(笑)

耐久レースの性質上ピットで参加してる側はレース展開が把握できてるので盛り上がりますが、スタンドなどで観戦してる側は状況が把握しにくいです。
自分が参戦していない時に見に行くかと聞かれれば正直微妙ですからねぇ・・・。
観客が楽しめるようにして集客数を上げるようにしなければレースその物が無くなってしまいそうで怖いですね。
コメントへの返答
2009年9月12日 19:52
ちょっと懐かしい写真データを探してみたら、白ベースにオレンジ&グリーンのラインをまとっていたり、DIREZZAカラーだったりと、参戦の歴史を振り返ることができました(^^)。

これから先のスーパー耐久、少しでも観客増加を目指すのであれば、仰る通りファンサービスとしての情報配信にはもっと力を入れていくべきでしょう。

費用的な厳しさを言う前に、アイディアをひねり出す"前向きさ"が必要ですね。

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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